雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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大山鳴動してネズミが5匹ぐらいか? 目にあまるマスコミの過剰報道や扇動報道。(続編)
狼少年になったマスコミ
●本日は2014年10月13日であります。 台風第19号 (T1419 ヴォンフォン)は、本日の09時ごろ鹿児島県枕崎市付近に上陸した模様であります。気象庁は09時における枕崎特別地域気象観測所で975.6hPaの気圧を観測しました。(註) 上陸直前のドボラック法推定では970であったが、5hPaの誤差があったことになります。それにしても随分と衰弱したものであります。沖縄本島から九州にいたるまでに台風の中心気圧は25hPa上昇しました。

(註) 14日に確認したら、8時20分に974.4hPaを観測しているようです。真の最低気圧はこれよりも僅かに下回っている可能性があるかもわかりませんが、正確には気象台に問い合わせないと分からない。


宇宙飛行士のツイートまで担ぎだして煽る新聞
●マスゴミどもは台風19号がはるか南方洋上にあったとき、900hPaの中心気圧と推定されたことをもって、観測史上最強クラスの台風で大変なことになると煽りました。朝日新聞などは宇宙飛行士のツイートまで引っ張り出して、台風19号がいかに史上最強の超ド級の物凄い台風なのかを印象づけようと必死でした。

台風の目、ISSから撮影 「こんなの見たことない」
引用開始】 朝日新聞DIDITAL 2014年10月10日13時55分配信
 地上約400キロの軌道を周回する国際宇宙ステーション (ISS) に滞在する、米宇宙飛行士リード・ワイズマンさんが、大型の台風19号の写真を撮影し、ツイッターで公開した。 日本時間の9日午後7時ごろに投稿した写真では、台風の中心の目がくっきり見え、白い大きな渦が広がっている。ワイズマンさんは 「ここ (ISS) からたくさんの台風を見てきたが、こんな台風は今までなかった」 とコメントしている。
台風の目、ISSから撮影 「こんなの見たことない」
引用終了

●こんなの、(デジタル版であるが) とても新聞記事とはいえません。宇宙飛行士の単なる感想です。「こんな台風は今までなかった」 というツイートを引っ張ってきて、それがあたかも事実のごとく印象づけようとするのは悪質です。世の中で起こった事実を、出来るだけ客観的に報道しようとする姿勢が、朝日新聞社には欠けています。個人の感想と、起こった事実を混同しています。そもそも、こんなゴミみたいなウソ記事は、簡単に見破られてしまいます。台風は気象衛星から画像撮影しています。もし、このような記事を書きたいのであれば、膨大な気象衛星台風画像のアーカイブがあるから、過去の台風の画像を閲覧しチェックしてから書くべきでしょう。だいいち、この宇宙飛行士は一体何年宇宙にいるのか? 30年いるわけではないでしょう。 個人のツイートやブロブならばともかくも、社会の木鐸を標榜する新聞としては、お粗末な記事です。


第19号台風はせいぜいカテゴリー2程度。メジャーには非ず。
さて、ふたを開けたら、台風19号は975.6hPaで本土上陸です。日本本土襲来の最強クラスの枕崎台風の916.1hPaとくらべたら、59.5hPaも中心気圧が高いわけです。大外れ。米国基準では、枕崎台風は上陸時の勢力が文句なしに最強のカテゴリー5の台風です。今回の19号台風は上陸時の勢力はカテゴリー1か2程度のもので、メジャーハリケーンにも当たりません。(カテゴリー3~5がメジャーハリケーンと恐れられている)


気象庁HP 台風情報 から抜粋借用した。
台風19号は枕崎市に上陸


台風は年間26個発生し、14%は洋上でカテゴリー5となる
台風の中心気圧と出現度数
↑ 国立情報学研究所の北本朝展教授の作製・運用されている デジタル台風 を使って作表しました。1951年~2014年の19号台風までの64年間に、1669個の台風があります。個々の台風について、最盛期に中心気圧が一番下がったときの最低中心気圧の度数分布です。10hPa刻みになっています。

●作表した度数分布グラフを見ると、64年間で1669個の台風が発生しているから、平均すると年26個発生です。中心気圧が低い台風ほど出現度数が減ります。最強のカテゴリー5は普通は920hPa未満のものを言うようで、日本本土に上陸した台風では、室戸台風、枕崎台風、がそれに当たります。しかし、920台のものも含めることがあり、それならば第二室戸台風、伊勢湾台風もカテゴリー5に該当します。929hPa以下のものは (実際は925hPa以下です) 233個もあり、14.0%もあります。919hPa以下のものは152個、9.1%あります。そもそも、発生する全台風の1割前後は最強のカテゴリー5の台風なのです。年間26個の台風が発生するので (ただし年によってバラツキがありますが) 平均すると毎年2個や3個ときには4個ぐらい史上最強クラスの台風が発生するわけです。

●このたびの第19号台風が遥か南方海上では900hPaであったとしても、過去64年間に900hPa以下 (900は入る) の台風は59個も出現しています。ようするに平均すれば900hPaなど毎年起こっている現象なのです。だから、毎年起こるような現象にいちいち史上最強クラスの台風だ、などと大騒ぎする必要はありません。幸いなことに日本本土は北緯31度以北に位置しているから、たとえ南方洋上で900hPaであったとしても2回りも、3回りも台風の勢力が減衰してからやってくるのは有難いです。それにしても、地球温暖化で海水温が高いから、台風が最盛期のまま本土襲来をするという主張をまたぞろしています。ほんとに往生際の悪い奴らだ。昔の台風のほうが、勢力が減衰せずに本土襲来をしていたという観測事実を無視してはいけません。本土襲来の最強台風は申すまでもなく室戸台風 (1934年) ですが、80年も昔です。



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