雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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戦時中の1942~1943年に、西日本でデング熱パンデミーが起こっている! 感染者は判明しているだけでも20万人! (その2)
本日は2014年9月11日であります。

本論

身近にもある、デング熱日本本土での大流行証言!
●吾輩の実の母親は卒寿になるけれども、太平洋戦争中から戦後10年ほど、神戸市内の病院で看護婦 (今は看護師に改名) をしていました。市民病院に勤めたり、郵船病院に勤めたり、養護教諭として高校に赴任したり、戦争負傷者の救護班の任に当たったり、伯爵家の個人おかかえ看護師になったり、当時に青年時代を生きた人々には普通なのだが波乱万丈の人生だったみたいです。で、聞いてみた。

「おかんよ、戦時中の1942年から1943年ごろらしいけんど、神戸でもデング熱が流行ったんけ?」

「流行ったよ。わたしゃ、だいたい外科におったから、外科じゃ患者が来へんけんど、内科のほうじゃデング熱患者が殺到しよったわ。けどなあ、デング熱はそれほど恐い病気じゃないんよ。患者が、誰か死んだっちゅう話は全然なかったわな。さっきNHKがデング熱患者が100人とか言うてるけど、100人ぐらいたいしたことないわ。昔の伝染病は今と比べ物にならんわ。ひどいもんやぜ。なんせ、当時は衛生状態が悪かったからなあ。伝染病が蔓延したわ。食糧不足で栄養がたらんから、患者も免疫力が落ちとっただろうし。薬も不足しとったから、十分な手当てができなんだわ。物資が軍隊にとられるから、内地では物がないし、空襲で明石も神戸も焼け野が原になったんや。今の若いもんには、戦争の本当の悲惨さは絶対にわからんやろな。特に恐いのは腸チフスで、ばたばた死んだわな。赤痢もあったし、天然痘やコレラもあったし、マラリアも流行ったわ。大勢死んだんよ。デング熱で100人患者が出たぐらいで、大騒ぎしすぎやな。」

● というふうな返事でしたが、延々と2時間も昔話を聞かされました。70年前のデング熱大流行をまさに見た者の体験談でありました。ただまあ、卒寿とはいえ記憶がしっかりしていて、「ガフキ」 だの 「スワブ」 だの訳の分からない言葉が次々に出てきて、話が分かりにくいのですが多分専門用語のようです。吾輩の実母は昔取った杵柄、普通の会話で、医療現場のヘンな隠語をよく使います。たとえば 「誰誰さん、アポってステったわ、ワタシもプルス高いしタキるから気をつけにゃならんわ」 てな調子。(意味は、誰誰さん、脳卒中で死んだわ、私も脈拍が高いし頻脈が出るから気をつけなくっちゃ) 余談はさておき、ま、この日本でも昔デング熱パンデミーがあったのは間違いありません。

やはり9月23日に代々木公園での原発反対集会つぶしか?
地球温暖化で熱帯の感染症のデング熱が北上してくるという経済再生大臣のハナシは、やはり、タメにする脅迫のようであります。脅迫したつもりが、脅迫にもなっていないです。温暖化でデング熱が蔓延するというのならば、戦時中のほうが温暖化していたということになり、奇妙なハナシです。それから、温暖化で熱帯のマラリアが北上してくるという脅迫もありましたが、戦前・戦中にマラリアは日本本土で頻繁に流行しています。アホウな経産再生バカ大臣の主張では、昔のほうが温暖化していたという矛盾になり、完全に馬脚を顕すトンチンカンです。 いかさまインチキがばれて、もはや地球温暖化は原発推進の理由付けにならないのに、陳腐な噴飯ものの脅迫をいつまでも振りかざすバカどもめ。以前、地球温暖化のスポークスマンは江守正多氏でしたが、形勢逆転と見るやいなや氏は表舞台からサッと身を隠しました。潮の流れを読む機敏さの研究者と比べると、大臣のなんとお粗末なことか! 大臣なんて、自分で考えてやっているのならばまだしも、後ろの黒子にそう言わさせられているただのピエロでしかないようです。これではこの国は沈む一方です。

NHK日曜討論に出演した閣僚が 「原発を再稼動しないとデング熱が流行する」 低気温のエクスタシーbyはなゆー氏の記事に引用しているtwitterのつぶやきを下に転記します。なんと愚かなバカ大臣か。やはり、代々木公園発のデング熱騒動は、やらせの原子力ムラの自作自演か? ネットで言われているように9月23日に予定されている さよなら原発 1000万人アクション 脱原発・持続可能で平和な社会をめざして 潰しの猿お芝居の可能性が大ですわね。

「今朝のNHK日曜討論には驚いちゃったよ。甘利経済再生大臣の 「原発再稼動しないと、燃料費がかさみ国富が流出してしまう。そして二酸化炭素の増加で地球の温暖化が進む。デング熱の流行はその結果だ」 ていう内容のトンデモ発言に司会はスルー」

●元東京電力の原子力技術者で、現在は熊本で開業医をされていて、有名ブログ 『院長の独り言』 の小野俊一医師は、原発否定の立場で積極的に貴重な情報提供されています。とくに、東京電力のフクイチ原発で仕事をしていたという経歴から語る原発内部事情は大変貴重です。この小野医師が9月3日の記事で、代々木公園を端緒とするデング熱騒動の不可解さ、矛盾点、異様さについて語り、何かウラがあるぞと指摘しています。
院長の独り言 「不可解なデング熱の流行」  



文献にも記載される日本本土でのデング熱大流行!
デング熱で論文検索 をしてみると、たくさんヒットします。オープンアクセスで無料で閲覧出来る論文もけっこうあります。多くの論文が1942年~1944年の西日本でのデング熱パンデミーに言及しています。やはり、日本本土でのデング熱大流行はあったようです。いまさら、地球温暖化でデング熱が流行るでもないでしょ。昔にあったことじゃん。地球温暖化利権亡者 (≒原発利権亡者) どもの悪あがきの程度の下劣さには、呆れますわね。

デング熱媒介蚊に関する一考察:1942-1944年の日本内地のデング熱の流行におけるヒトスジシマカ Aedes albopictus およびネッタイシマカ Aedes aegytpi の意義について

日本熱帯医学会 第28巻 第4号 平成12年12月 【論考】 「デング熱とデングウイルス -熱帯医学への挑戦」 369-381頁



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上記リンク2本の論文の要点

●まず、デング熱とは、デングウイルスにより引き起こされ、高熱・頭痛・関節痛・その他身体各所の傷み・発疹を主要な臨床症状とする熱帯地方特有の感染症である。東南アジア・西太平洋・インド亜大陸に多いが、近年、中国南部や、中南米諸国などに拡大しつつあるが、その拡大要因は、① 世界的な交通規模拡大、② 急速な都市化と人口集中、が考えられる。②はネッタイシマカが都市部を好んで棲息するため。(必ずしもネッタイシマカが都市部を好むわけではないという見方もあるが)

●デング熱ウイルスを媒介する蚊には、ネッタイシマカヒトスジシマカ がある。 ネッタイシマカは熱帯・亜熱帯を分布域として日本では琉球諸島と小笠原諸島にはいるが、本土にはいない。ただし、終戦前後に熊本県天草地方で一時棲息が確認された。ヒトスジシマカは温帯南部まで棲息しており、日本本土では東北地方中部まで棲息している。したがってデング熱ウイルスが国内に侵入すれば大流行する下地が元々ある。

●1942年7月に、長崎市で奇妙な熱病が流行り出したが、調査の結果、東南アジアから帰還した1隻の軍用船の乗員が発症し、またたく間に広がったことが判明し、その熱病はデング熱と同定された。ほぼ同じころ、神戸市でもデング熱がまたたく間に蔓延したが、2隻の東南アジアからの軍用船から広がったことが分かった。また同じころ、大阪市でもデング熱が蔓延したが侵入経路は不明。

●長崎市の場合はそれまで蚊が少ないと考えられていた山手で集中的にデング熱が発生したが、戦時下という時局がら空襲に備えた沢山の防火貯水槽がヒトスジシマカの格好の繁殖場所となったと考えられる。大阪の場合には、防空壕のなかに沢山の水たまりができて、それがヒトスジシマカの繁殖場所になった。

●1942年~1943年に西日本各地でデング熱が大流行が起こり、引き続き1944年にも発生がみられた。1945年にも発生が確認されているが各地で空襲があり調査が不十分で記録も不確かでハッキリしない。長崎市・神戸市・大阪市では大規模な発生であった。佐世保・福岡・呉・熊本県天草地方では小規模な発生だった。デング熱の典型的病状を示した患者の累計総数は20万人を下らない。ただし、軽症患者や医療機関が把握していない数まで考えると、実際の患者数は遥かに上回っていたと推定される。

●終戦後はデング熱はみられなくなったが、仮説として、激しい空襲によって各都市が焼け野が原となり、デング熱ウイルスを媒介した保菌ヒトスジシマカが死滅したためではないか? 日本でのデング熱パンデミーは戦時中の1回きりであるが、大規模な流行になったのはデング熱処女地であったためと考えられる。(初めての感染だから誰も免疫を持っていなかった) 近年、国内でみられるデング熱患者は、海外旅行者等が海外 (主に東南アジア) で感染して帰国後に発症する 「輸入感染」 のみである。しかし、条件が重なれば戦時下のようなデング熱パンデミーの再来が無いとは言えない。

論文を読んでの吾輩の感想
温暖化などあまり関係ないですわね。デング熱が熱帯の感染症だとしても、日本をはじめヨーロッパなど温帯域での大流行の例が数10年も前にいくつかあるようです。温帯の夏は気温は熱帯と変わらないし、ウイルスを媒介するヒトスジシマカは本州以南にはおるわけだから、ひとたび熱帯帰りの旅行者やビジネスマンが日本本土にデング熱を持ち込めば、パンデミーが起こる可能性は元来あるわけです。それを、原発を再稼働しないと温暖化でデング熱が蔓延するという主張はおかしいです。それに温暖化の原因は自然要因であって二酸化炭素は関係ないと主張する科学者が優勢となってきましたわ。更に申せば、原発が二酸化炭素を排出しないのは発電中だけです。ウラン鉱石の採掘・ウラン235の精錬・運搬・原発施設の建造・施設の運営点検補修・施設の廃棄廃炉・将来の放射性廃棄物の管理…、で膨大な二酸化炭素を出します。低炭素かどうかはLCA (ライフ・サイクル・アセスメント) で考えなきゃいけないのです。NHKはじめマスゴミがLCAを語ることはけっしてありません。(語ったら嘘がバレてしまう)

かつてデング熱汚染地帯であったハワイ諸島では、徹底的な衛生環境を整えて60年間デング熱発生を抑え込んだそうです。近年、若干の発症例はでてきたようですが、デング熱を媒介する蚊の発生繁殖源になる水槽や水たまりの対策や消毒を徹底し、衛生環境を整えれば、デング熱パンデミーはほとんど防げるのではないか? 原発利権中毒患者になっている原子力ムラの連中は、国民に簡単にウソ八百だと見破られる下手な脅迫をする暇があるのならば、小手先の誤魔化しではなく、フクイチ原発の本当の収束 (終息) に全力を挙げるべきであります。



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