雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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台風襲来、この国の主食は大丈夫だろうか?
本日は2014年8月8日であります。 

白紙の新聞は出せない、マスコミの本質は針小棒大主義。
●台風11号 (T1411、ハーロン) の本土上陸の公算が非常に高まってきました。 マスコミ報道というのは、実態に応じた淡々とした報道ではなく、どちらかと申せば、ものごとを扇情的に危機的に報道する傾向が強いわけです。それは売るための戦略か? そもそも白紙の新聞を出すわけにはまいりません。“本日は (昨日ではあるが) 世の中が穏やかで何の事件も動きもありませんでした。お伝えすべきニュースは何もございません。” などと書くわけにはいかないのであります。本来であるならば世の中が平穏でニュースが何もないのは結構なことです。しかし、白紙の新聞を出せないから、これと言ってめぼしいニュースがなくても何か書かなければいけない因果な商売がマスコミです。いきおい、何でもないことを、さも大ニュースに仕立て上げなければならない宿命を持っています。本質的にマスコミは扇情的・扇動的なのであります。売るという販売戦略上から仕方がないとも言えます。読者や視聴者の耳目を引きつけなければ売れないから、何でもないニュースに、 “ギョッとするような派手な見出し” が踊ります。マスコミとも言えないスポーツ紙や行儀の悪いタブロイド紙などはその典型です。 そもそもマスコミには扇情的・扇動的に大袈裟に報道する “針小棒大主義” がある業界です。細い針を棒のように太く言う大袈裟主義があるのです。

マスコミ表現は “言葉が疲れている”
●台風や大雨があるたびにマスコミ報道には憂鬱にさせられますが、彼らは読者や視聴者の耳目を紙面や画面にくぎ付けにするために、絵になる写真や画像を求めます。たとえば、アナウンサーが意図的に風雨に打たれながら気象解説をします。何も暴風雨のなかに立って飛ばされそうになりながらニュース原稿を読み上げる必要はありません。臨場感を演出する一種のヤラセみたいなものです。また、川の氾濫で被災した人を取材して何かを言わせようとして無理強いします。被災者は思わぬ災害に遭って、動転し取りみだし悲嘆に沈んでいる状況で、被災者の心情を察すればマスコミの取材は強引で悪辣であります。それから気象現象はその規模とか激しさは気象庁等が観測しているので、客観的な数字で表せるのに、いかにその現象がヒドイものであるのか演出したいがために、過剰な形容詞でニュースを装飾します。「未曾有の」 「甚大な」 「前例がない」 「激甚な」 「観測史上最大の」 「猛烈な」…、等々おどろおどろしい形容詞が踊ります。 “言葉が疲れる” ということがあります。これはその言葉の乱用でその本来の意味が薄れてしまうことを言います。なんでもかんでも、大したことが無いのにみだりに 「猛烈な」 「史上最大」 などの表現を多用すると、その言葉の意味がインフレ化 (価値の逓減) が起こってしまいます。派手に煽るタブロイド紙はもちろんですが、普通のマスコミでも、マスコミの好む表現や言葉には “言葉が疲れた” 表現が散見されます。



タイフーン・ハーロンの襲来だ! 西日本のイネは大丈夫か?

10日05時18行追記】 9日深夜、日が替わるころに、台風ハーロンは高知県足摺岬のすぐ東側をかすめて高知市方面に北北東進した模様です。足摺岬先端にある 清水特別地域気象観測所の8月09日の10分毎の観測データ を見ると、9日23時50分および24時00分に海面校正した気圧が960.3hPaでありました。上陸直前のハーロンの中心気圧推定を960hPaとしていたのとほぼ一致しましたね。ただし、台風が上陸間近になって、陸上の観測値の動きを見ながらこまめに修正していったような感じがしますが。一致して当たり前だったとも言えましょう。上陸時或いは上陸寸前の推定が実測とよく当たっていたということが、はるか洋上にあったときの最低気圧925hPaも当たっていると保証するわけではないハズです。申すまでもなく、台風の洋上にある時の気圧は実測値ではなくドボラック法による推定です。推定はあくまでも推定であって、実測とは異なりますわね。推定が当たっているか外れているかは、洋上の島嶼にある観測所の上を台風の中心が通過したときに検証できるのですが、10~20hPa食い違うことはよくあり、当たるか外れるかケースバイケースのようです。地球温暖化で台風が巨大化するという議論がありますが、洋上での昔と今の台風の最低気圧を比較する場合、かつては米軍が観測飛行機で台風の中心に飛び観測機器を投下して実測した数字と、近年のドボラック法での推定値とが一緒くたになっていますよね。そういうことを十分に踏まえて議論していないので、CO2地球温暖化のハナシはインチキ臭いのであります。

T1411の予想進路

米軍(JTWC)の、台風ハーロンについて 最新の予想進路 では、西日本縦断になっています。(8日05時閲覧) もしこの進路が当たったならば、淡路島は台風進路の東側の 危険半円 に入ってしまいます。 911.6hPaで室戸岬に上陸して淡路島を通過、近畿地方を縦断した室戸台風 (1934年) に比べると、ハーロンは四国上陸時で955hPaぐらいで上陸か? ま、2ランクは勢力が小さいです。たとえ死人が出ても10人ぐらいでしょうか? 地球温暖化のプロパガンダと裏腹に、近年の台風は小さいから死者の数が僅かです。理科年表によれば、室戸台風の犠牲者は、死者2702人、行方不明者334人、合計3036人です。昔の台風は本土上陸時で916hPa (枕崎台風) とか925hPa (第二室戸台風*) 等が目白押しで、犠牲者の数も数百人~数千人のオーダーです。誰が何と言っても、これは動かしがたい事実です。いくら地球温暖化の虚妄説にイカれたマスコミが過剰に台風ハーロンの恐怖を煽っても、二回り小さなハーロンをそう恐れる心配はありません。 もちろん厳重な警戒は必要ですが、十分に対策すれば死者ゼロも可能、せいぜい数人でしょう。

* 第二室戸台風 (1961年) は私が子供のころですが、暴風で吹き飛ばされた屋根瓦が宙を舞い飛んでいた光景が記憶に残っています。カラスの大群が空を飛んでいるような異様な光景でした。目の前で大木がゆっくりと倒れていく映画のワンシーンのような光景も見ました。鬱陶しく茂った照葉樹林が枝も葉もちぎれ飛んで、まるで冬の落葉樹林みたいになりました。室戸台風はちょうど室戸測候所の上を通過したので中心気圧が正確に測れたのですが、第二室戸台風は室戸測候所と高知地方気象台の中間地点に上陸したという説が有力で、上陸時の真の気圧は不明で、一応925hPaとされていますが、920以下だったという見積もりもあるようです。わが淡路島を通過した際は洲本測候所で934.4hPaでした。

【開花期の田んぼのイネ】
出捕期のイネ

【イネの開花、開花期の台風は昔から恐れられています】
イネの開花

●昨日田んぼを巡視しましたところ出穂期のイネがすでにあります。淡路島は田植えが極端に遅いのですが、西日本全域でイネの花が咲く時期になっている田んぼも多いと思われます。開花期のイネが台風に遭うとやられてしまい、うまく実が入らずに “シイナ” になる危険性が高いです。コメの不作・凶作につながらなければ、と思います。東日本では放射能汚染が広がり、西日本では台風にやられて、この国の主食はわやいです。なお、昨年の水稲の収穫量は日本全国で860万7000トンですが、西日本の生産量は232万3500トンで27%の比率です。東北地方の生産量は232万8000トンで全く同程度です。ですから西日本の米の生産量が決して小さいとは言えません。東もやられ西もやられてしまえば深刻です。北海道は田畑が広いし汚染も台風もありませんが、62万9400トンの米の生産しかありませんから、南の方の汚染・凶作をカバーできません。こりゃあ、食う物がなくなって “わやい” ですな。 → 統計表1 水陸稲の時期別作柄及び収穫量(全国農業地域別・都道府県別) 


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