雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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瀬戸内海東部沿岸地方で、少雨傾向が顕著でヤバイ。
本日は2014年8月1日であります。

●先日にサツマイモの収穫を行ったのでありますが、やはりと言うか、予想通り、カラ梅雨の影響が鮮明に出ていました。5月以降、淡路島南部では降水量が少なく完全にカラ梅雨でした。洲本特別地域気象観測所 (旧洲本測候所) での6月の降水量は僅か69ミリしかありませんでした。これでは乾燥する冬の雨量とたいして変わりません。下に瀬戸内海東部沿岸地方の5月~7月の3か月間の降水量の表を作成しましたが、洲本では平年値の44%しか雨が降りませんでした。それも1回の雨で数ミリとか10ミリ程度の少雨が多く、カラカラに乾燥した畑ならば地表から数センチが湿る程度です。土層深くまでしっかりと潤うためには30ミリの雨が望ましいです。30ミリの雨らしい雨があまりにも少なかったです。

●サツマイモは中南米の熱帯地方が原産でありまして、熱帯では雨季と乾季があることが多いです。で、熱帯地方では水さえあれば年3回サツマイモが作れるハズですが、実際には1回栽培が多いようであります。すなわち、雨季に苗を植え付けてツルを延ばし、乾季に入ってから収穫という作型であります。つまりサツマイモは乾燥に強い作物と言われていますが、ツルや葉が伸長する段階には水分が必要ということであります。で、日本では春に苗を植え付けて、梅雨の雨で枝葉を伸ばし、夏の乾燥季になって一挙に収穫というのが、日本の気候に適応した作型です。この肝心かなめの梅雨に雨が降らなかったので、予想していた収量を下回ってしまいました。山の斜面の畑なので灌水施設もなく、天水に任せるしかないのでしかたがありません。で、結局、収穫可能な大きさのイモを間引くように掘りとり、小さなものはあと1か月か2か月置いておくことにしました。そのうち雨が降ってイモが太るであろうかと思います。つまり、7月中に全部のイモを掘って、ただちに2期作目のサツマイモ苗を植え付けるつもりでしたが、断念です。ま、農業生産とか、自給自足生産でもそうですが、天候次第です。天候が悪ければどうにもなりません

●これが工業生産と決定的に違うところです。また、これが食糧を外国に頼り過ぎてはいけない理由のひとつです。世界で、食糧の輸出余力のある国は限られています。その輸出余力のある国でも、干ばつ等の気象災害は頻繁にあり、たとえ政治的に敵対していなくても、あるいは友好関係であっても、食糧を売ってくれないという事態は想定しておくべきです。干ばつや洪水などで大凶作に見舞われた宗主国は、自国民を養うのが優先で、植民地にまで食糧を回してはくれません。過去に食糧の輸出禁止という事例が存在しています。 (たとえば1973年の米国輸出規制による大豆パニック) 政治家もお役人も認識は甘いように思います。



瀬戸内海東部沿岸地方で、降水量が平年の半分以下!
各地の5月~7月の降水量
気象庁ホーム > 過去の気象観測データ から数字を抽出・拾い集めて作成。瀬戸内海東部は、北海道内陸部・信州と並んで日本の3大少雨地帯であります。年間降水量は1000ミリを僅かに越える程度です。もともと雨量の絶対量が少ないので、さらに半減という状況は深刻です。昔ならば干ばつによる飢饉が懸念されるところです。歴史上、東北地方の飢饉は冷害が直接原因ですが、瀬戸内海沿岸の飢饉は干ばつが原因であります。たとえば、養和の飢饉(ようわのききん) いまのところ水不足のニュースは顕在化していませんが、このまま8月も雨が降らなかったならば、大きな問題となるだろうと予想しています。



瀬戸内海東部~近畿中部が、顕著な少雨エリア
気象庁サイトから借用
気象庁ホーム > 天候の状況 から借用。


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