雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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砂浜海岸は、山菜の宝庫 (続・続編)
山菜ではないが、浜に打ち上がったテングサも利用できる。
吾輩は、こやのり (紅藻のイギスを加工した食品で、コンニャクに似ているがコンニャクほど弾力がない) や、ところてん (紅藻のテングサ類を加工した食べ物で、生の葛切りに似ている) の類はあまり好きではありません。しかし、このあいだ、上等な山菜のオカヒジキの観察・採取に淡路島最南部の砂浜海岸に行った際に、浜に打ち上がったテングサが自然に脱色し乾燥していたものが沢山ありました。で、少し拾ってきました。恐ろしいことに、明らかに国家の補償金の財政負担低減化が目的であるところの 「食べて応援しよう」 などという棄民政策・背徳政策の 「国家の暴力」 がまかり通るなかで、安全な食べ物を手に入れる1つの手段として、自給自足や採集自足を目指すというのも一法であります。で、このテングサも大いに利用したいところです。テングサは寒天の原料や、和菓子など食品加工用や、医学関係で細菌培養の培地の材料などに大きな需要があります。淡路島南部でも漁師さんの家のおばあちゃんなどが副業として採取しています。磯で採取することもあるし、海がしけた翌日に海岸に打ち上がったものを拾う場合もあります。採集する時期は冬から早春です。採集したテングサは浜の護岸のコンクリートの上などに広げて乾燥させます。乾燥させ、雨に合わせ、また乾燥、雨と何回か繰り返すと、海老茶色だったテングサが脱色して白っぽくなります。淡路島南部の漁港周辺でのテングサ乾燥は冬から春先の風物詩であります。

↓ 浜で自然に脱色したテングサ
写真に開花したハマボウフウが写っていますが、写真下部に白っぽい繊維状のものがあるのがテングサです。
脱色したテングサ

↓ 元はこういう海老茶色
新鮮なテングサ

↓ 脱色天然テングサの収穫と、その調理例
浜でテングサを拾い集める場合には、もちろん傷んだもの、汚れが付着したもの、脱色の悪いものはダメですが、綺麗なものならば食べられます。冬から春に浜に打ちあがったものが、ちょうど初夏のいまごろになると天然に脱色して採り頃です。梅雨以降になると傷んでくるのでダメです。
ところてんの作り方は、 天草(テングサ)からところてんを造る手順 を参照。写真の試作品は横着をして布で漉すという工程を省いたので、かなり茶色っぽいものになりましたが、無色透明な綺麗なところてんを作るにはテングサを薬品で漂白します。
テングサの収穫
ところてんの調理例

●天然に脱色した程度のテングサであるならば、調理をしても無色透明なものにはなりません。綺麗な透明のトコロテンにしようとするならば、塩素系漂白剤でテングサを漂白する必要があります。 日本藻類学会 が無料公開している 『21世紀初頭の藻学の現況』 123ページの 「海藻工業」 を参照。 市販のトコロテンの多くは漂白していますわ。われわれの胃液には塩酸が含まれPH1~1.5と言われていますから、塩素がどうのこうのと言うのではありませんが、工場で製造する食品は、“食べ物” というよりも “工業製品” あるいは “化学製品” と言っても過言ではありません。山のように沢山の種類がある添加物がわんさかと投入され、薬品が使われています。賛否両論かまびすしかったけどベストセラーになった、安部司著 『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』 東洋経済新報社刊 を見ると工場で作られた加工食品を口にするのが恐くなってきます。阿部司氏には毀誉褒貶がありましたが、阿部氏を批判する連中は、おそらく食品加工業界や添加物製造業界、あるいは添加物を認可することを利権のネタにして天下るお役人など、そういう関係者が阿部司氏をこきおろしているのではないのか? You Tube版もあるが、次です。

食品の裏側1 食品の裏側 その2 食品の裏側 その3 食品の裏側 その4
4分割されたこのYou Tube動画の、延べ総アクセス数は330,317アクセス、good評価は665、否定的評価は41であります。視聴者には好意的に受け止められたようでありますね。
 
●ところで、写真の調理試作品の上に乗せている黒っぽいものは、ゆであずきなのですが、これは市販の缶詰を使いました。原料の小豆の産地は北海道となっています。北海道の十勝平野産の小豆でしょうか? まあ、大丈夫でしょうね。わが身の安全を守るためにベクレルの少ない物を選択する必要があるのですが、吾輩は店で購入するものに関しては、九州・四国・北海道のものを購入するように心がけています。九州・四国・北海道の3地域は、聖域 (サンクスチュアリ) になっています。どこのものを購入するか、消費者には選択する権利があります。どこの産地のものを購入するか政府が決めるわけではありません。日本は共産主義の計画経済ではなく、自由主義の市場経済ですから、購入する品物を選ぶ権利は消費者が握っているのは当然です。この権利は生まれながらにして持っている権利なのであって、何人も犯すことはできません。農水省の 「食べて応援しよう」 と称するキャンペーンは、国民の選択権を巧妙に否定する計画経済の発想なのです。マスコミにキャンペーンを張らせて、食べない者はまるで非国民であるかのような空気をかもしだし、暗黙の無理強いしているわけです。これは “スマートな計画経済” といえましょう。2枚の舌の片方で規制緩和と言いながら、日本は実はもう一つの舌で何でもかんでも規制・統制する共産主義の国だったのか? 矛盾しています。政府はタチが悪すぎ。

学校給食で高ベクレル食品が使われているという情報がありますが、とんでもない。子供たちは大人よりも放射線被ばくの影響を強く受けるということであるから、学校給食こそ九州・四国・北海道で生産された食材を優先的に使うべきなのに、地産地消の食育教育だなどと言って、汚染地で汚染食材を使うなど全く狂気の沙汰という他ありません。(絶句です)一応の基準が放射性セシウム100ベクレル/kgですが、大甘基準であるし内部被ばくを軽視していますね。学校給食に関してはもっと厳格にすべきですね。自然放射能の存在が僅かにあるのでゼロということは不可能にしても、10ベクレルとか厳しすぎるぐらいの基準でちょうどいいぐらいです。

●やるべきは、食品の全数調査。九牛の一毛だけを抜き取るサンプル調査は誤魔化しの温床とみます。大変な手間・コストがかかるでしょうが、市販食品の全てにベクレル表示が欲しいところです。この野菜は15ベクレル/1キロ、とか250ベクレル/1キロとか表示があっても、 「わしゃ年寄りだから何らかの低線量放射線障害があったとしても、その前に棺桶に入るわ」 と笑いながら高ベクレル品を買う人もあるでしょう。危険性が無いとは言えないと思っても、あえて承知の上で安いから高ベクレル品を買う人もありましょう。小さな子供を抱える親が低ベクレル品を選ぶこともありましょう。もちろん非国民の吾輩のようにベクレルの高低にかかわらず市販品を極力買わない不心得者もおります。情報さえキチンと出せば、消費者はそれぞれの経済合理性や危険負担・自己責任で判断します。ベクレルの高低はいまや食品の品質の1つです。情報を隠しさえしなければ何も混乱しないのに、政府の気持ち悪いほどの隠蔽体質が事態を余計に混乱させていますね。それに、フクイチ原発事故による被害者救済の財源は、財政投融資・特別会計・天下り・特殊法人ここに切り込んで大ナタを振るえばいくらでも出てきますわね。 石井紘基の名著 日本が自滅する日 「官制経済体制」 が国民のお金を食い尽くす! を参照。著作権法上大いに問題ありそうですが、ネットに全文が転載されていますよね。石井紘基氏はこの国に巣食う官僚利権構造に切り込もうとしたから、自民党に雇われた右翼の男に刺殺されました。小沢一郎さんもやろうとしたことは石井紘基氏と全く同じことです。で、利権構造の一部分である東京地検特捜部に国策捜査でやられました。

●さて、故人となった吉田所長から聞き取り調査した非公開文書を、朝日新聞がスクープしました。その文書をリークした官僚あるいは政治家秘書か? のほうがまともです。なのに、阿部首相はもし特定秘密保護法が施行されていたならば、逮捕するところだ、との意味を言ったらしいですが、「特定秘密保護法」 の狙いがハッキリしました。狙っているのは完全に、言論弾圧・情報の隠蔽ですわね。恐いですね。『美味しんぼ』 への不当な弾圧といい、北朝鮮みたいな国に近づいてきました。 3万人診た専門家が断言「子どもの鼻血は放射線に由来する」 という40年間、放射線治療医として約3万人のがん患者を診た専門家が、敢然と国を批判していますわね。ネットの井戸端会議ではこの勇気ある専門家の話題でもちきりです。地球温暖化でも低線量被曝問題でも何でも、国を批判している研究者はいったん現役をリタイアした人々が多い傾向があります。現役の研究者たちが、いかに御用学者を演じさせられているかを物語っているように思えてなりませんわね。 



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