雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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砂浜海岸は、山菜の宝庫 (続編)
砂質海岸で咲く花たち(淡路島南部、5月23日)
ハマヒルガオのお花畑
↑ 見事な ハマヒルガオ の群落です。高山植物のお花畑は見ごたえがありますが、砂浜海岸に出現するお花畑もなかなかのものです。

ハマボウフウのお花畑
↑ 上等な山菜である ハマボウフウ の白い花が咲いてきました。淡路島だけではなく、各地で海岸の砂浜が埋め立てとか開発で破壊されています。兵庫県ではハマボウフウはレッドリストにまだ入っていませんが、やがて貴重植物入りする可能性が大きいと予想します。

コマツヨイグサの花
↑ 北アメリカ原産の帰化植物の コマツヨイグサ です。必ずしも海岸植物とは言えないと思いますが、ここの砂浜には多いです。砂浜は強風にさらされるので、ペタンと横に匍匐して枝をのばしています。中には砂に埋もれて、葉と花だけ地上に出している個体もあります。うまく海岸の環境に適応しています。

●タチの悪い二酸化炭素地球温暖化危機説では、温暖化で海面が上昇して、砂浜が消滅する、と脅迫しています。でも大丈夫です。縄文海進 という言葉があるように、縄文時代に海面が上昇しました。それは関東地方の貝塚の分布が内陸部にあることでも分かります。アサリなどの貝は干潟におるわけで、もし海面が上昇したとしても、干潟や砂浜がより高所 (内陸部) にシフトするだけです。今ある砂浜はもちろん海没するでしょうが、新しい砂浜が現在の海抜2~3mのところに出来るハズです。だから砂浜が消滅するわけではありません。消滅する砂浜がある一方で、新たに形成される砂浜があるでしょう。100歩譲って砂浜がすべて消滅するとしても、砂浜のハマボウフウもオカヒジキも絶滅するわけではありません。もし砂浜の消滅でそれらが絶滅するならば、とっくの昔の縄文時代に絶滅していなきゃおかしいです。砂浜が消滅するというのは脅迫にもなっていないです。海面上昇にしても、かりに上昇するとしても何百年もかけて上昇するので何の問題もありません。そりゃあ、一晩で上昇するのであれば大変ですが、対応する時間は十分に余裕があります。建物を建て直すさいに内陸部へ移動していったらいいだけのハナシです。 ていうか、地球温暖化教のIPCCでさえ南極の氷が増えると認めています。南極はあまりにも低温なので、5度ぐらい温暖化しても依然として氷点下のままです。で、温暖化して水蒸気が増えたら、増えた分南極に降る雪が増えて氷河が拡大します。少々の温暖化ではけっして海面は上昇しないことになるということであります。


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淡路島南端付近から遠望する四国の山々
四国山地を遠望する
↑ 淡路島のほぼ最南端の南あわじ市阿万海岸から、徳島市の後方の四国山地を遠望しました。 対岸に見えるクレーン等の構造物があるところは、徳島市ではなく吉野川河口の北側の松茂町あたりです。距離は15キロ程度。 

画面中央やや左の薄くかすむ高い山は 高城山(たかしろやま) (標高点は1632m、三角点は1628.0m) です。距離は約57キロ。高城山へは剣山スーパー林道で海抜1535mまで車で行けるので、歩くのはたったの標高差100mです。ただし、スズタケの藪こぎになりますわ。高城山に行くまでの林道はシャクナゲの花のプロムナードであります。

画面中央わずかに右やや濃くかすむとんがった山は、 焼山寺山(しょうさんじやま) (938m) です。距離46キロ。山頂直下の海抜700mあたりに、四国八十八箇所霊場の第十二番札所の 焼山寺(しょうさんじ) があります。 この古刹の参道階段にはシャクナゲが植えられています。信心の深い吾輩が3年まえに焼山寺にお参りに行き、寄附石の名前を見ていたら知った人の名が沢山あるのにビックリですわ。わが町内会のAさんは相当な高額寄附です。 (ほとんど年収と思われます) 徳島県下のこの古刹の信仰圏は間違いなく淡路島南部にも及んでいます。明治の初めの 庚午事変(こうごじへん) のために淡路島が阿波藩から切り離されて兵庫県に編入されてしまいましたが、やっぱり淡路島は文化的・経済的にいまだに徳島県エリアですね。結びつきは強力です。植物のフロラ(植物相)をみても、淡路は兵庫県本土のフロラではなく、四国のフロラと共通するものが多いです。 

以下、2段落、追記の余談】 吾輩の個人的なことを申しても、焼山寺のある神山町を縦断して吉野川の支流の 鮎喰川(あくいがわ) という清流があるんですが、むかし、神山町役場 内にある漁業組合で入漁券 (年券) を購入して、毎週釣りにいっていましたわ。狙うのはアユではなくアマゴです。毛バリではなく餌釣りです。アマゴは釣れることは釣れるんですが、野生化したニジマスがよく釣れました。雨のあと増水ぎみのほうが釣れるのですが、神山町の地元民ならば朝とか夕方に毎日でも釣りができても、他県からでは休日という制約があり良い条件とは限らないです。で、条件が悪く釣れないこともあり、アウトドアマンたるもの手ぶらでは帰れないので、釣れなかった場合は養漁場でアマゴを買って帰りました。ちなみに鮎喰川の岸の岩には キシツツジ という美しいツツジが分布しています。これは淡路にはないです。神山町は自然が豊かな素晴らしい町で、特に素晴らしいのは、四国東部で屈指のシャクナゲの町です。役場の裏山の雲早山の山頂直下の林道や、剣山スーパー林道に続く道や、付近一帯の尾根筋には、今の時期 (5月中旬~下旬) はホンシャクナゲやツクシシャクナゲが妖しいまでの美しさで咲いています。他にも桃色の アケボノツツジ や赤紫のアワノミツバツツジ等がとても綺麗です。アケボノツツジは四国の山に登ったならば必見のツツジです。お花見会を企画したいところ。 (誰も来ないでしょうが…)

他にも、徳島県下の同人誌 (小説を書く同人誌) に2つ入会していました。1つは純文学系の同人誌で、もうひとつはSF系の同人誌ですが、例会とか合評会などあり、しょっちゅう徳島市に行っていました。今では両誌とも解散状態だと思います。(同人誌というのは、その会誌が出版できなくなれば、解散など特に決めなくても事実上の解散になるのが普通です) このようなことから、吾輩個人的には徳島県に知人が多かったです。(今では疎遠になっていますが) むしろ、兵庫県本土には知人などほとんどいないです。淡路島、とりわけ南部の南あわじ市の住民の中にはそういう人が多いと思います。つまり、淡路島は元々は徳島県 (阿波藩) だったので、現在でも徳島県とのつながりが強固なのです。で、吾輩は思うんですが、実現は難しいでしょうが、淡路島は兵庫県から脱退して、徳島県に編入してもらうほうが良いと思いますね。理由は、淡路島の人口は現在13万8000人まで減少しているんですが、兵庫県の人口555万人のわずか2.5%です。少数派なんです。中国で少数民族のウイグル族が漢民族にやられるのと同じで、少数派はどうしても不利な条件を呑まされます。少数派の意見など通らないです。私の属する業界でもそうですが、どの業界でもそういう傾向があると思います。沖縄がかつて本土決戦を回避する為の捨石扱いでしたが、現在も本土から煮え湯を飲まされています。沖縄の人口は日本国の1%だからです。もし仮に、沖縄本島が九州の大きさがあり1000万人いれば、そう簡単にはやられないと思いますね。 (沖縄はもと琉球王国です。薩摩藩が武力で制圧してヤマトに併合しただけです。独立すると思いますね)

余談はさておき、その焼山寺山の少し右奥に薄くかすかに見える山が西日本第二の高峰の 剣山(つるぎさん) (1955.0m) です。距離は70キロです。距離が遠くなるので高城山よりも低く見えます。剣山の山頂付近には僅かにハクサンシャクナゲがありますが、意外にツクシシャクナゲやホンシャクナゲは見当たらないです。ただし登山リフトの沿線には植栽されたツクシシャクナゲがあります。自生品のシャクナゲはもうすこし海抜の低い所1000~1500mに多いです。


山名入りの四国山地遠望写真
写真に、うるさく山名を入れてみました。こうして見ると、その山までの距離がまちまちなので、高い山がそれより近い低い山よりも低くみえます。地球が平らな板になっていたらそれほど極端なことにはならないでしょうが、地球が球体であることにより50キロとか100キロ先の地平の落ち込みを実感できますわね。

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白亜に輝く清楚な風車も、実態は利権まみれの黒いタワー!
回らない風力発電
↑その砂浜からよく見えるのが、 回らない風力発電です。旧南淡町が設置したものですが、事実上、南あわじ市が運営しています。1億9500万円の補助金が流し込まれました。地方自治体が設置する風車に対するNEDO (ネド) の補助金率は約50%でしたから、この風車のお値段は約4億円です。風車の法定償却年数は17年でしたか? 減価償却もままならず、毎年900~1000万円もの莫大な赤字を垂れ流していますよ。で、かつて南あわじ市議会でも問題になりましたわ。赤字垂れ流しの風車をやめるべきではないか? と問う勇気ある市議会議員にたいする市当局の答弁は、「風車をやめたら補助金を返さんならんのや」 風車を続けても赤字垂れ流し、風車を撤去してやめても補助金の返還、売却しようにも買い手などおりません。八方塞がりのお荷物です。これの設置されたころのハナシでは、塩漬の山林の活用をどうするか地元の土建屋がいろいろと画策していますよね。ここにハッキリ書くと殴られるので書けませんが、写真では清楚な白亜の威容を誇っていますけど、ちょっと調べたら 風力発電 = 黒いタワー ですわ。

なぜ、こんなことになるのか? 回らないからです。現地は風況はすこぶる良いところです。鳴門海峡という強風地帯に面するところです。海岸の樹木は見事な扁形樹となっています。(恒常的な強風のためです) そもそも紀伊水道という風洞の出口を淡路島が塞いでいる地形になっているのですが、風 (北風も南風も) がなんとか通り抜けようとして塞いだ淡路島の左右に分流し、鳴門海峡と紀淡海峡で風速を増します。紀淡海峡の友ヶ島にあるアメダス友ヶ島は西日本屈指の強風観測所ですわ。ただ観測の年数が少ないので顕著な記録はまだですが、そのうち台風のコースしだいでは、日本の最大瞬間風速の10指に入るような観測記録がやがて出ると予想します。鳴門海峡へと突きだした岬にアメダス観測所がないのが残念です。そういう風況が良いロケーションでも風車の回り方が少なすぎるのです。それに作った電力は風任せの変動低品質電力ですし。全く役に立ちません。エコの美名にかき消されてまともな主張をする人たちが逆にやられていますが、エコを標榜・推進する人たちに根本的に欠けているのは、ライフサイクルアセスメント (LCA) に基いてエネルギー利益率 (energy profit ratio) を精査していく視点です。ものごとの良し悪しを、計数による収支感覚ではなく、単なるイメージ感覚でとらえているのではないか? という疑義があり、御用学者や御用機関のレポートを信用する能天気さは救いようがないです。エコの美名に騙されてはいけません。“エコ = 金環食” であります。外側のリングはまぶしく輝いていますが、その内側は利権の巣窟で真っ黒に腐っています。それは太陽光発電でも同様です。



【追記の補足説明をします】
鳴門海峡と紀淡海峡は、風車経営には、風況は最高!
2014年5月26日03時 近畿地方の風速・風向分布
気象庁 「アメダス:近畿地方」 から借用。2014年5月26日03時の近畿地方の風速・風向の分布です。

●ご覧のように、紀伊水道 (四国と紀伊半島の間の海域) を吹き上がった地上の大気の流れは、淡路島南部に東西20キロに横たわる400~500mの山地が邪魔をするので、淡路島の左右に風の流れが分流します。分流して通り道が狭いから風速を増します。淡路島と紀伊半島のあいだの紀淡海峡に友ヶ島という小さな無人島があります。そこのアメダス友ヶ島で風速18m/hです。特異的に風が強いです。四国と淡路島の間の鳴門海峡に面するアメダス南淡は5m/hとあまり風が強くありませんが、これには特別な事情があります。アメダス南淡の南側に国立淡路青年の家というものがあって小高い丘になっていて、マツ林が茂っています。この丘や松林が風をさえぎっているのです。この事情は島民でなければ分らないと思います。もしアメダス南淡が大鳴門橋の付近にあれば、アメダス友ヶ島に近いような風速になるハズです。つまり、この両海峡は西日本屈指の強風地帯なのです。それが証拠に、ちょっと風が吹いたら大鳴門橋を渡るとき、背の高い車では横転させられそうで恐ろしいですよね。以前に吾輩が鳴門市の病院に行って診察をしてもらい、橋を渡って島に帰ろうとしたら強風で通行止めです。しかたがないので鳴門市の旅館で一泊したことがありますわ。 この鳴門海峡に面した風あたりの良い所に風車があるのに、経営がダメなんです。風況の良さでは日本有数のところであろうかと思います。北海道襟裳岬、愛知県伊良湖岬、愛媛県佐多岬、高知県室戸岬、これら名だたる強風地帯に並ぶ風況の良いところなのに、ダメなんです。


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