雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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イチゴ商法とは何か?  原子力商法との類似と相違
もう一度シャクナゲ山に行きます
●本日は2014年5月13日であります。一昨日に淡路島に自生するホンシャクナゲの観察会 (お花見) を催行しましたところ、参加者は7名で結構盛会でありました。しかも、花が裏年のハズなのに予想外に花付きが良かったです。とくに花付きのよい木には枝先に15花も20花もぼんぼりみたいに豪華に咲いているのは圧巻で、これが野生の花なのか? と思うほどで、やはりシャクナゲは花木の女王だとか、深山の麗花と讃えられるだけのことはあります。ところが、カメラの調子が悪くロクな写真が撮れなかったです。でシャクナゲ観察会のレポートを書くべきところ、やむをえず別の話題の駄文を書きます。いま、ネットでサラのカメラを注文したところです。カメラが到着してからもう一度シャクナゲ山に行きます。木によってはまだ堅い蕾があり、1週間後でもお花見ができそうです。実は、毎年シャクナゲ山へは3回も4回も行っています。皆に呼び掛けてお花見会をするのは1回だけなんですが、もし、もう一度シャクナゲを見たい方はご連絡ください。日は17日か18日です。

追記】 ランクルさんが運営されている みはり番・淡路島 でランクルさんが 2014年 ホンシャクナゲの観察会(お花見)の報告 を書いて下さいました。なお、沢山の写真を撮影されたので、トチバニンジンの個所の写真が、アオテンナンショウとうっかり入れ違っていますわ。トチバニンジンは次のものです。↓ 

トチバニンジン (2本くっついて生えている)
この写真は2個体がくっついて生えています。 諭鶴羽山系の薬草(1)トチバニンジン 生薬名は竹節人参(チクセツニンジン)  

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さて、イチゴ商法とはどういうものか?
市販のイチゴを買ってきて調査してみました。調査日は、2014年5月12日、調査場所は兵庫県南あわじ市(淡路島)、島内資本のスーパーと全国展開しているコンビニ店との2か所で、市販のイチゴを購入して調べた。

買ってきた美味しそうなイチゴ
 左のものは長崎県・島原雲仙産。   右のものは兵庫県・淡路島産。
買ってきたイチゴ
↑ 左の物は南あわじ市リベラル三原店で買った。367円+消費税です。長崎県産、JA島原雲仙とあります。生産者の記名があります。雲仙と言えば1990年に普賢岳が噴火して火砕流で大きな物的被害・人的被害がでましたが、復興されたのでしょうか? 噴火前は雲仙岳は海抜1360mだったものが、現在の国土地理院の地形図では1483mです。123mも山が高くなりましたわね。


↑ 出典は 地理院地図 (電子国土Web)

右の物はコンビニのファミリーマート南あわじ市志知店で買ったものです。島内の生産者が作ったもので地産地消の地元産です。税込みで300円です。しかも大粒。淡路のイチゴは安いではないか、とつい錯覚しそうですが、中間マージンが加算されていないだけです。生産者が直接にコンビニに持ってきて棚に陳列しているのを何回も目撃しています。仮にこの淡路産のイチゴを長崎県に運んで売れば、流通コストがかかるし大粒であるので500~600円になるのではなかろうか?

●純粋に消費者の立場から申せば、淡路の地元産と比べれば、島原雲仙産のイチゴはお買い得ではありません。しかしながら20年余り前に未曾有の災害のあった場所であります。遅まきながら貧者の一灯ではありますが、島原雲仙産のイチゴを購入することは、いわゆる食べて応援の意味になりましょう。政府 (農水省) のいう “食べて応援しよう” はその本来の趣旨には賛成です。反対ではありません。日本は世界有数の災害大国です。地震・津波・台風・豪雨・豪雪・干ばつ・冷害…、つねにどこかで何かが起こっています。義捐金を送ったり、食べて応援という互助精神は大事でありましょう。

しかしながらフクイチ原発事故で政府が言う “食べて応援しよう” には賛成しかねます。第一に、自分の健康を害してまで (その可能性が大いにある) 食べて応援など出来ないのであります。それだけではなく、“食べて応援しよう” というのは、政府が果たすべき責任を全く果たさずに、原発被災者の救済を国民に肩代わりさせようと狙っているだけです。官僚たちの腹の中の赤い舌が見え透いています。官僚たちは天下りに必要なカネは湯水のように費消するけれども、原発被災者の救済にはカネを出したくないのです。そのカネの起源はわれわれ国民が納めた税金であるのに、国民の為には使いたくないのです。で、原発被害者を救済するカネを “食べて応援しよう” で国民のみなさんが出してくださいよ、と官僚たちが言っているのです。被害者だけでなく国民を全くバカにしたふざけた話ですわ。

それに、地震や噴火や台風は、どんなに甚大な被害があっても原因は自然現象です。原発事故は人為現象であり、原子力ムラの利権者どもが引き起こしたある種の犯罪です。そこが全く異なります。まず原子力ムラが厳しく責任を負う話なのです。農水省のいう食べて応援は福島県の食品を食べろといっています。 「東日本大震災の被災地及びその周辺地域で生産・製造されている農林水産物、加工食品…」 というのですが、なんでこんな誤魔化し表現をするのか? 腹が立ってきます。ふざけています。 「東日本大震災の被災地及びその周辺地域」 は、 「フクイチ原発事故による放射能汚染地」 とハッキリと言うべきです。農水省のホームページを読むと書いてある内容は全く放射能汚染食品のことを言っています。言葉のアヤで誤魔化す農水省官僚は国民をアホ扱いしています。国民は猿や犬と違うんやで。


↓ 上の段の様子。つまり見えている部分です。
見えている部分には大きめの立派なイチゴを配して、商品の見栄えを良くしようとしています。見え透いた外見の取りつくろい。
セロハンを外した。上の段の様子。

↓ 上の段のものを取り除いて、下の段です。
下の段は、上の段を取り除くか、商品を裏返えさないと見えません。見えないことを良いことにして、小さなものは隠すように配します。これでは消費者は誤魔化されたという印象を持ちます。するなら、逆のほうがいいかも? 表面は小粒だが中から大粒がでてきたらトクをしたような気分がして、また買ってくれます。
下の段の様子

写真ではハッキリと分からないので、量りで重量を測定した。

測定結果

●見た目ではよく分からないのですが、測定するとハッキリします。淡路産のイチゴは上の段の平均果重25.8グラムに対して、下の段のものは21.6グラムであり、83.7%と一回り小さいです。長崎産のイチゴも上の段のものの平均果重が12.0グラムに対して、下の段のものは7.9グラムしかなく、65.8%と二回り小さいです。
このように、見える部分には大きなものを配して、その商品の外観が実際以上に立派であるかのように見せかけます。そして、見えない部分には小さなクズを配して、その商品の瑕疵を隠蔽してごまかします。このような見え透いた悪徳を弄して、消費者 (客) をだまそうとたくらむのであります。サルやイヌと違いヒトは騙せないのに、だまそうとするのは愚かです。
これを、イチゴ商法といいます。

 ●ただし、これは違法ではないし、厳密にいえば誤魔化しているとも言えません。なぜならば、写真のイチゴの商品の上に貼ってあるセロハンに、大粒イチゴとか粒ぞろいだとか何も表示していないからです。もし大粒イチゴと銘打っているのに、見えないところに小粒イチゴを混ぜ込んだのならば、うたい文句と乖離があるから誤魔化しになりましょう。なにも銘打っていない以上ごまかしたとはいいきれません。イチゴ商法の大きな特徴は、商品について何も言わないのがポイントです。悪徳の度合いが高じて傷んだものを見えない部分に混ぜ込んだのならば、食べられないものを消費者に掴ませて損害を与えることになりますが、小さなものを隠し混ぜただけでは特に損害というわけではありません。

イチゴ商法と、原子力商法との大きな違い
イチゴ商法 …… 商品についてあまり語らない。このイチゴは大粒ですよ、粒ぞろいですよ、甘いですよ、などあまり言わない。その商品の長所も短所もあまり語らない。

原子力商法 …… よく語るのである。饒舌でしゃべりすぎ。うるさいほど商品の長所を語り過ぎです。その商品の長所・効能・利便性をしゃべりまくるが、けっして短所や欠点は言わない。 誤魔化してやろうという腹はイチゴ商法も原発商法も似ている部分がありますが、決定的に異なるのは、原子力商法はあまりにも饒舌すぎるのです。むかしから、巧言令色鮮し仁 (こうげんれいしょくすくなしじん) と言ってぺらぺらとよく喋るのは信用ならないのであります。竹中平蔵氏なんかはその典型例。原子力ムラが原発の安全性を饒舌にしゃべり宣伝するのは、ナチスドイツの宣伝大臣、プロパガンダの天才 ゲッベルス の名言 “嘘も100ぺん言ったらほんまになる”の実践なのか?  つまり原子力ムラの利権者どもの言うことは嘘で塗り固められているからこそ、饒舌に安全だ、安全だと宣伝せざるをえないということであります。 イチゴ商法はまだかわいらしいものですが、原子力商法は悪辣で犯罪的でそうとうにタチが悪い。

原子力ムラの巧言
*原発がなければ日本経済がまわらない。
*原発がなければ電気代があがる。
*原発で地球温暖化を防げる。
*原発は安全でクリーンなエネルギーだ。
*原子力明るい未来のエネルギー。
*原子力正しい理解で豊かなくらし。



原子力ムラの連中は沢山の見え透いた巧言令色をしゃべりまくって国民をだましてきたわけです。明るい未来になったのでしょうか? 豊かな暮らしになったのでしょうか? 関東・東方地方で一斉に晩発性放射線障害パンデミックがおこる前夜になっています。報道されないけど、西日本に関東からの引っ越しが増えていますわね。いままで見たこともない関東地方の車のナンバーをよく見かけるようになっています。農林水産省 の資料 諸外国・地域の規制措置 を見ると、いまだに世界の40ヵ国が日本からの食品輸入を停止・制限・検査強化をしています。フクイチ事故を終息 (何べんも言う、収束とは意味が違う) させるのに100年かかるか? 何十兆円かかるか? 作業員はいるのか? 高レベル放射性廃棄物の処理ができるのか? 未来は明るいのだろうか?? 危惧されますね。



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コメント
コメント
ランクルさん、ありがとうございました。
ランクルさん、おはようございます。

先日は、シャクナゲのお花見に参加くださって、ありがとうございました。お蔭さまで、盛大なお花見会とすることができました。また、『みはり番・淡路島』で取り上げてくださり、ありがとうございました。

ついうっかり誤りをするのは、私も、もちろんしょっちゅうです。専門家の先生らでもわれわれ庶民と同じで、彼ら専門家の書いたレポートや論文を読んでいたら、「以前に、○○と書いたものは誤りが判明したから、訂正をする」と、訂正文をしょっちゅう書いていますわ。人間はだれしも、どんな偉い先生でも誤りをするんですわね。誤りをするのは、ある意味では正しいことです。

誤りに気付いたら、訂正をすればいいだけみたいです。誤りを訂正するのは、正しいことのようです。訂正をせずに、「わしゃ、間違っておらんよ」と強情を張るのは、誤りみたいです。安部首相や、うちらの市長が、率直に「間違っていたから、政策を変更します」といえば支持してもいいんですが、強情で強欲で、なかなか政策変更しないようです。政治家はみな厚顔無恥な人らで、なかなか誤りを反省しない人種ですわね。政治家のほとんどは、誤りを反省するどころか、開き直って誤魔化す連中ですわね。

ところで、わたしは、またシャクナゲを見に行きます。多分、別の尾根です。毎年そうですが、4~5回は行っていますね。シャクナゲ気違いなんです。ちなみに、種を採取して、淡路のシャクナゲの苗木作りを何回も試みましたが、非常に難しいです。15年前頃から何回もやりましたが、ほとんど失敗です。1本だけ、種から育てた鉢植えの木(樹齢8年か9年)が残っただけです。

ところで、また、大潮ですね。天然食材を採取するのに忙しくて、遊んでいる暇がありませんですね。今でも、洲本市上灘の磯では、○○○や△△△△が沢山獲れるんですが、厳密には●●になるので、ブログに書くのはマズそうです。これからタコが獲れるシーズンですが、6月のタコは瀬戸内海では麦わらタコと言っていませんか? これからがタコの美味いシーズンですわね。
2014/05/14(水) 07:01:22 | URL | 山のキノコ #js83eNAU [ 編集 ]
エッヘヘヘヘ(^^;
笑って誤魔化す自分の失敗。
厳しく追求する他人の失敗のランクルでおます(^o^)

さっそく写真を入れ替えましたが、名前を直すのは忘れていました。
トチノハニンジンと書いたままです。
もう一度戻ってなおしておきます。

スミマセンでした。
2014/05/13(火) 22:00:12 | URL | ランクル #OARS9n6I [ 編集 ]
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