雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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お花見に行こう! その③ クロバイ(ハイノキ科)
【クロバイ (ハイノキ科) の観察の続編】

●本日は2014年5月6日であります。 恒例の行事となりました 「淡路島の自生シャクナゲ観察会」 ですが、あちこちにご案内を配布したんですけれども、皆様方ご都合や予定があるようで、参加者はほとんどなさそうです。最悪の場合は、吾輩と同級生のO君だけになるかも? 有名な写真家のSさんは商工会の日帰り旅行、ぐるっと瀬戸内海を1周 (山陽道~広島~島なみ海道~四国瀬戸内側) するという旅行らしいのですが既にご予定とのことです。 また、別の写真家のおたけさんは当番で日曜出勤らしいです。おたけさんから 「シャクナゲの写真を撮りたいけど、日曜出勤だわあぁ」 という意味のメールを頂いたさいに、素晴らしい “クロバイの花の接写写真” を見せてくださいました。で、拙ブログに展示したいと思います。残念ながら、山のクロバイの花はほぼ終わってしまいました。お花見の最適期の幅は数日しかありません。ホントに花の命は短いです。お花見の日を決めるのは、ヒトの都合ではなく花の開花の都合に合わせなきゃならんのが難しいところです。 

●きのう有名な写真家のSさんと話をしたら、オンツツジ (兵庫県レッドデータBランク) の写真を撮ろうとして2回自生地を訪ねたそうです。なんとか新聞記事用の写真はとれたそうですが、満開にはほど遠く、もう一回行かれるそうです。このように、ワイルドフラワーの写真家は何回も自生地を訪ねることになるのですが、それは花の見頃・撮り頃の幅が狭いうえに、その年の寒暖のちがいで満開のピークが1週間ずれるのは当たり前、ときには2週間もずれるためです。毎年開花のピークの日が同じならばやりやすのですが、自然には大きな揺らぎがあります。おおきな変動があります。揺らぎや変動は当たり前のことです。往生際のわるい地球温暖化利権者たちがまだ足掻いていますが、地球温暖化のハナシから降りる研究者達が続出しています。地球が温暖化しようが寒冷化しようが、人為など全く関係なく、地質年代的むかしから気候変動は当たり前の現象です。ま、なにごとが起ころうとも、人類はそれを受け入れるしかありません。自然の変動を食い止めることは絶対に不可能です。川の流れに竿をさして逆らっても勝てません。流されるだけです。自然の変動をコントロールできるなどと考えるのは人類の傲慢です。近年の地球の気温の低下が鮮明になってきましたが、淡路島のシャクナゲでもオンツツジでも何でも、開花の遅れが近年目だってきました。20年前と比べると開花が1週間遅くなっています。

追記】 今朝 (5月6日) は寒かったです。淡路島内のアメダス南淡で9.4度、洲本特別地域気象観測所で9.8度と冷え込みました。西日本の内陸部では冷え込みがきつく、広島県アメダス油木では-1.2度の最低気温でした。氷点下を観測した地点が中国地方で何箇所かありました。また、九州各地では、5月の最低気温の記録を更新した場所がたくさん出ました。通常、放射冷却での低温は4度以下になると霜が降りるとされています。0度以下ではありません。これは、気温は地上1.2~1.5mの高さで観測するのですが、地面そのものはその高さの温度よりも5度も、ときには7~8度も低くなるからです。これは温度計を2本用意して、冷え込む朝に地面と1.5mの高さに温度計を置いて観察すると、簡単に再確認できます。今朝の冷え込みで西日本の内陸部や、山間部で晩霜害が相当発生したと思われます。わが淡路島南部の南あわじ市でも、後から聞いたハナシでは 4月7日の霜 で諭鶴羽山系の北斜面山麓あたりでかなり霜の害があり、レタスがやられたそうです。こういつまでも寒いと、うだる暑さの夏が恋しいです。一年中、夏だったらいいのにね、と思います。一年中夏の熱帯地方は旅行でも移住でも人気があります。吾輩の兄弟も東南アジアのM国に移住しましたわ。寒いシベリアやアラスカに移住する人はいませんよね。みんな、一年中暑いのが好きなんですね。もっともっと、温暖化したらいいのにと思いますわ。何も心配ありません。地球温暖化で気温が上昇するのは、高緯度地方と、中緯度地方の冬なんです。これは温暖化教の総本山のIPCCも認めていますよ。なので、ぜんぜん大丈夫です。夏は変わりません。ただ、夏が長くなるだけです。1923年に区内観測所の徳島県鳴門市(撫養)で観測された42.5度が、日本最高記録です。昨年8月の高知県アメダス江川崎で41.0度が示顕しマスゴミどもはお祭り騒ぎの大喜びでしたが、日本の夏は100年前から40度超がたくさんあるんです。日本の夏がうなぎ上りに暑くなっている訳じゃありませんから、何の心配もいりませんわ。

追・追記】 今朝 (5月7日) は更に冷え込みました。淡路島内のアメダス南淡で7.2度、アメダス郡家で6.8度、でした。今朝早く6時~7時ごろに、Sさんと鮎屋谷の奥に写真を撮りに行ってきたのですが、山間部は冬みたいに寒かったですわ。帰ってきて気象庁サイトを閲覧したらビックリです。5月の最低気温の低い記録更新ラッシュです。やはりここ数年の低温傾向の頻出が目立ちますわね。

5月の最低気温の低い記録更新地点 (2014年5月7日に更新分)
気象庁サイト から抜粋して借用。統計期間の短いものは除外しました。注目すべきは、種子島旧測候所です。アメダスよりも統計期間が長いのですが記録更新 (タイ記録) です。良く見ると昨年に更新したものを今年も重ねてタイ記録です。こういうケースが目立ってきましたわ。地球寒冷化の表われか?? 
 
●ところで、シャクナゲ観察会ですが山ガールのお姉さんらが4人来て下さることになりました。ランクルさんも来てくれることになり、これで、現在6人 7人 です。あと4人 3人 までいけます。10人になったら締め切らせていただきます。淡路島自生のシャクナゲを見るには、案内なくしてはまず無理です。これが淡路自生のシャクナゲをご覧になれる唯一の機会です。ご希望の方は、お気軽に、ぜひどうぞ。


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おたけさんの写真2葉 (ハイノキ科 クロバイの花の接写

↓ おそらく、マルバウツギであろうかと思います。
おたけさんの写真
同じ花なのに、おしべの色が違います? こんなものもあるのですね 
撮影日:2014年05月04日


訂正】 おたけさんから連絡を頂きました。
こんばんわ、 写真1枚目が間違っています。クロバイの花じゃないですm(__)m  この花は草の花です>名前知らないのでもう一枚添付します。 おたけ

そうですね、上の写真と下の写真では、かなり異なります。上の写真では、おしべの数が10本ほどで少ないです。(下の写真は20本以上) それから、おしべの基部 (花糸) が幅広で翼になっています。また花の底に濃色のリング状の紋様があります。このリング (輪) は訪花昆虫を誘引する仕掛けだろうと思います。紫外線カメラで見れば何か分かるハズです。でも、高価で貧乏な吾輩には買えませんわ。わたしもちょっと変だなあとは思いましたが、良く見ていませんでした。申し訳ありませんでした。おたけさんからメールに添付された写真を3枚目に掲示します。10中9は、葉の形状から マルバウツギ であろうかと思います。

実は、写真でなんという種なのか? 決めるのは非常に困難です。不可能といってもいいでしょう。花の詳細な構造が分かりません。子房上位なのか? 子房下位なのか? 子房に毛があるのかないのか? 葉に鋸歯があるのかないのか? 葉の着きかたが互生か対生なのか? 種を同定する情報が写真ではほとんどわからないんです。どんなにピントを合わせて鮮明な写真を撮っても花のディテールが不鮮明なのです。これが、ネイチャーフォトの限界です。実物(標本)が一番なんです。2番目は詳細なスケッチや描画です。三番目が写真です。自然観察をする者は 「絵を描く練習をしなさい」 と言われるゆえんです。


↓ これはクロバイですね。
近縁種を考えてみましたが、、花穂の長さや花の数からハイノキじゃなさそうですし、花期が異なるからタンナサワフタギ(花期は6月)とは明らかにちがうし、ミミズバイ (賀集の淳仁天皇陵にあります) とも明らかに違います。確定するのに葉を観察したいところです。
おたけさんの写真
遠くで見るのと近くで見るのはこんなにも違うのですね? なんのこっちゃ(^^) 
撮影日:2014年05月04日


メールで送られてきた添付写真、おそらく 「マルバウツギ」 です。
関東地方以西の太平洋岸に分布していて、兵庫県では淡路島にはあるが、本土側にはなかったと思います。淡路島の暖地性を裏付ける植物のひとつです。
マルバウツギ
↑ 今頃咲く白い花で淡路島に分布するものを考え、明らかに違うものを消去法で絞り込んだら、マルバウツギですが、ウツギじゃないだろうと思います。葉を見れば完全に見分けられますが不鮮明です。でも丸っこい感じなのでマルバウツギと判断しました。

写真追加】 マルバウツギの全体像の写真を撮ってきました。ただし、これでは何がなんなのかさっぱりわかりません。後の写真には、シロバナハンショウヅル (兵庫県レッドデータBランク) の蔓と葉が写っています。花期は4月中旬~下旬なのでもう花は終わっています。

マルバウツギ

シロバナハンショウズルの葉が見えている

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