雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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クロバイ (ハイノキ科) の観察
●本日は2014年5月3日であります。数日前に、ある人から、「山のキノコさんよぉ、山でなんか白い花が咲いとるみたいやけんど、ありゃあ、一体、なんやね?」 と訊かれました。実物を目の前にして聞かれたのではないので、その点はちょっと不確かであるのはしかたありませんが、話の文脈から想像して、クロバイのことを言っているのだろうと思います。で、植物の説明をするのに門外漢の吾輩では適任ではありませんから、波田先生の説明をよく聞いてください。写真は南あわじ市で撮った写真を陳列します。
岡山理科大学 植物生態研究室 (波田研) のホームページから 「クロバイ」
波田先生は植物生態学を専攻されているようで、その植物の花の構造など形態ではなく、その植物の生える環境やその環境にどのように適応しているかということに力点を置いて説明されています。専攻分野を色濃く反映した説明ですね。


クロバイ(ハイノキ科 ハイノキ属)
4月25日 南あわじ市北阿万にて
↑ 4月25日、南あわじ市北阿万にて。乾燥にめっぽう強い硬葉樹のウバメガシの優占する里山で、白く目立っています。ウバメガシは水はけの良すぎる尾根筋に特に多く、その中に混じってクロバイがあるということは、クロバイは乾燥に強い樹木であることを裏付けています。
4月28日 南あわじ市神代にて
↑ こちらは4月28日、南あわじ市神代にて。これも谷筋ではなく尾根筋に近い所にあります。淡路島の南部の南あわじ市では丘陵~里山にかけての尾根筋にみられます。特に多いのが、北阿万~賀集~神代あたりと、中山峠周辺も非常に多いです。海抜で言えば200mまでの低海抜の所にみられます。諭鶴羽山とか柏原山などの高い所 (海抜300m以上) では全くみられません。開花は4月15日ぐらいから見られ、開花のピークは4月25日ごろでした。5月に入ったら急速に花が散っています。

5月2日 南あわじ市文化体育館近くにて
↑ 南あわじ市が経営する文化体育館の近くで花を観察しましたが、5月2日には既に半分散っています。満開のときだったら、樹冠に雪が積もったかのように白くなっていたであろうと思います。葉は厚くてテカテカと光沢があります。クロガネモチの葉に似ています。花がなかったならば、クロガネモチと見間違うほど良く似ています。

5月2日 南あわじ市文化体育館近くにて 花のアップ
↑ 花は、ブドウの房のように沢山ついています。一つの房は長さが4~6センチで、花は1房に20~25花付いています。個花をルーペで観察すると、おしべが沢山あり30本前後ありますわ。めしべは1本だけ。


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