雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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淡路島の洲本でアサリ貝毒が検出!!
淡路島の洲本でアサリの貝毒発生だあぁ!!
●兵庫県明石市にある 兵庫県立農林水産技術総合センター 水産技術センター から貝毒情報が発令中であります。 → 兵庫県水産技術センターだより 貝毒情報(アサリ)KD-26-03号 平成26年5月1日発行 

また、大阪府羽曳野市にある 大阪府立環境農林水産総合研究所 からも貝毒情報が出ています。→ 大阪湾貝毒原因プランクトン情報第14-14号(4月28日調査)

徳島県水産課 では現在は貝毒情報なし。香川県や岡山県でも現在貝毒情報は確認できません。

和歌山県農林水産部水産局資源管理課 の情報では、紀伊水道側からは和歌山市和歌浦湾でアサリの毒化が発生しました。

なお、貝毒に関する総合的な情報は、農林水産省 「健康に悪影響を与える可能性のある魚介類中に含まれる物質などについて」 を閲覧するのが宜しそう。

これら各府県の情報を統合すると、本日5月2日現在、瀬戸内海東部の播磨灘・大阪湾・紀伊水道ので貝毒発生地点は5か所になる模様であります。列挙すると、兵庫県洲本市 成ヶ島か?、兵庫県芦屋市 潮芦屋浜、大阪府貝塚市 二色の浜、大阪府阪南市(男里川河口)、和歌山県和歌浦湾。これらの5地点を地図上にプロットすると次の図であります。


瀬戸内海東部での毒化アサリ分布図 (2014年5月2日現在)
毒化アサリ分布図
国土地理院 電子国土Web から作成した。瀬戸内海最東部の大阪湾~紀伊水道で毒化アサリが出ています。播磨灘ではいまのところ大丈夫のようですわ。

本日(5月1日)の収穫
消波ブロックの根に固着するイワガキ

本日の収穫

●アサリが毒化しているから替わりにカキを獲ったのではありません。アサリが瀬戸内海から急激に減少していて、アサリを掘りにいってもロクに獲れないから、その代わりにカキを獲りにいったということであります。アサリが毒化するような有毒プランクトン汚染海域では、アサリ以外にも他の二枚貝が毒化する危険性が言われています。カキとて岩に片面が固着しているだけで歴とした二枚貝であります。危険でありますね。危険性は無いとは言えないわけですが、そこは自己責任であります。

一般に、アウトドアマンというのは慎重ではあるけれども、あえて危険をもかえりみない大胆さも兼ね備える人が多いようです。ロッククライマーが危険な垂直の岩壁に挑むのはその典型です。垂直の岩場は危ないに決まっています。手を滑らせたら転落死です。関東の奥に聳立する谷川岳の登山口には一の倉沢で遭難した何百人もの名を刻んだ石碑がありますよね。非常に危険なわけです。で、ロッククライマー達は装備を厳重にして登攀技術を磨き、慎重の上にも慎重を期して、危険な岩壁に敢然と大胆に挑むわけです。毒化した2枚貝も致死量を超えたら中毒死です。危険なわけです。危険なのを承知のうえで、致死量はどの程度か、中毒症状が出るのはどの程度か、自分の体重や健康状態と兼ね合わせて慎重に食べるわけです。もし貝毒中毒死したとしても、自己責任であります。行政はちゃんと危険情報を提供してくれています。毒化カキを食べて死んでも磯ファン冥利に尽きるというものです。筋金入りの磯ファンというのは貝毒注意報が出たぐらいでは磯から離れないわけです。逆に、貝毒情報が出たらみなが恐がって磯に行かないから、磯が静かで良いわけですわ。

ま、磯ファンが磯から逃げるのは、南海大地震が起こって津波が来るぞおぉ! というときでしょうか? You Tube動画で東北地方太平洋沖地震の津波を沢山見せていただいたのですが、これは逃げるしかないです。津波には絶対に太刀打ちできません。磯にいるときに南海大地震が起こる可能性もありえましょう。揺れたら、すぐに逃げられるように、車を山の方に向けて駐車しています。また他車に埋まらないように一番端に置くようにと心がけています。南海大地震の想定震源域は紀伊半島先端の陸上部あたり (紀伊水道のすぐ南) のこともあり得ます。その場合は10分で淡路島南部に津波がきますね。収穫物など投げ捨てて走って磯から離れなきゃいかんですね。肝に銘じております。

●さて、カキの旬は冬だとされますが、それはマガキについてのハナシであります。天然のイワガキについては当てはまりません。天然のイワガキはむしろ春~夏が旬で美味いのです。吾輩は、離島振興法指定地の出身でありますが、昔、子供のころの晩のおかずの御馳走はカキのてんぷらでしたわ。フライではなくてんぷらです。小学校低学年のころから磯でカキを獲っています。海水温が上がる夏には素潜りで獲りました。潮間帯下部のカキはそれほど大きくはないのですが、大潮でも水面上に決して出ることがない所のものは巨大です。イワガキはマガキに比べると殻が厚くてものずごく重いです。深い所(低潮線以下1~2m)のものは1個500グラムをゆうに超えて1キロ近いものが獲れます。昔は、知恵のある老人は棒の先端に薪割り斧の刃をくくりつけた特別製の採取道具を考案して、波止場の根に固着した巨大イワガキを水に潜らずに上手く獲っていましたわ。獲るのは夏で、お盆のころの御馳走です。

ところで、離島振興法指定地では、むかしは急病人が出てもなすすべはなく、物を買うに店などなく、また現金収入の途もなく、半ば自給自足の暮らしでありました。海岸に道路もなく、沖合に停船した連絡船から伝馬船 (てんません) に乗り換えて岸辺との往復で荷物や人の積み下ろしをしていました。集落によっては波止場すらありませんでした。もちろん産業など何もなく、暮らせないからブラジルへ移住しようかというハナシもあったようです。けど、今年2014年3月31日をもって離島振興法の指定が終了しました。理由は立派な道路が出来て陸の孤島 (島の中の陸の孤島) じゃなくなったというふうな意味であります。これを喜ばしいと見るか、公共事業などの国の補助金率が下げられるので残念なことと受け止めるかは、その人の立場によるでしょう。建設業に従事する人ならば 「とんでもないことだ」 というでしょう…。ハッキリ言って、離島振興法で利権にしているのは大手のゼネコンですわ。離島民が必ずしもトクをしているわけじゃありません。例外はありますが…。(島名を名指しするとマズいですが、たとえば東京都の青ヶ島) この国はさまざまな利権や既得権益で潰されようとしていますわ。もうこの国はおしまいですわ。



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