雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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御用研究機関の方向転換か?
●本日は2014年2月23日であります。瀬戸内地方は今冬はどちらかといえば厳冬で寒い日が多く、人と会ったときの挨拶が 「なんだか、今年はたいがい寒いのう」 であります。1月の終わりから2月の初めの数日間はポカポカと暖かい日があったのですが、それ以外は寒い毎日で、瀬戸内海の海域のおかげでなかなか氷点下にならない淡路島でも日々の最低気温が連日氷点下であります。本日もわが淡路島北部のアメダス郡家で-3.7度、淡路島南部のアメダス南淡で-3.4度という異様な寒さであります。

ただし、旧 洲本測候所(現 洲本特別気象観測所)では本日23日の最低気温は+1.4度と氷点を割っていません。5.1度 (4.8度) も高いです。これには特別な事情があって、旧洲本測候所は海抜135メートルの三熊山の山頂直下にあり、ある種の山腹温暖帯に当たっている為であります。強い放射冷却で冷える朝には人の住む平野部と山の上にある旧洲本測候所とでは5度もときには7度も平野部のほうが冷えます。生命環境科学研究科教授 植田宏昭 『環境教育の現場 -斜面温暖帯の観察ー』 参照。したがって、淡路島の住民の生活実感としての寒暖と洲本測候所の観測データには大いに乖離があります。生活実感として感じる今冬の淡路島の寒さは異様なほど寒く、連日水たまりが凍り特産の冬レタスのビニールトンネルが大きな霜で真っ白なのに、そして寒さのおかげで特産のレタスもタマネギの苗も生長しないと農家の人が嘆いているのに、洲本測候所の気温観測データはおおむね+圏で推移しています。旧洲本測候所の観測データを見るかぎりでは厳冬という印象がしないのです。

↓ 霜に当たったキャベツであります。キャベツは霜に当たると甘みが出て、格別に美味いものです。本日朝8時撮影。南あわじ市神代浦壁にて。
霜に当たったキャベツ

↓ 兵庫県南あわじ市神代浦壁 諭鶴羽ダムにて。本日朝8時撮影です。水たまりにパリパリの氷が張っています。なかなか氷点下にならない淡路島で連日水たまりが結氷するのは異例のことで、地球寒冷化の予兆現象なのかも?? 今年ほど毎日氷が観察できたのはわたくしの記憶では初めてです。
水たまりに張った氷

2014年2月23日07時の近畿地方の気温分布 気象庁ホームページ から。

2014年2月23日07時の近畿地方気温分布

「地球温暖化研究」をダシにして税金の穀潰しをする三羽烏
●さて、わが国の、地球温暖化研究をリードし中核的な政府系研究機関といえば、独立行政法人 海洋研究開発機構・JAMSTEC、 独立行政法人 国立環境研究所、  国土交通省気象庁 気象研究所  の三羽烏 (さんばがらす) でありましょう。この三者が先導してCO2地球温暖化仮説および地球温暖化危機説を煽り、政府 (環境省や経済産業省も) の政策にお墨付きを与える役割を果たしてきました。また温暖化危機説・温暖化脅威論で権威に弱い国民を 「二酸化炭素を減らさないと恐ろしいことになりますよ」 脅迫してきました。しかしながら温暖化脅威論はスパコンによる数値シミュレーションで描いた単なる予言でしかなく、怪しげな祈祷師が手に持つ水晶玉に写る絵でしかないのは素人でも分かるハナシであって、だいいちに全く検証されていません。たとえば100年後に地球の平均気温が5度上がると主張したならば、それが当たるか外れるか本当に検証するのは100年後の気象観測以外にあり得ないハズです。しかしながら、「100年後には大変なことになるぞ」 と主張した研究者も、脅迫された国民も100年後にはみんな死んで居ないのです。おそらく100年後には地球温暖化のハナシなど忘れ去られているでしょう。日々の短期の天気予報はすぐに当否が観測事実でもって厳しく検証されますが、100年後の予言など検証しようがありません。で、コンピューターに依る数値シミュレーションなのでしょうが、仮説を仮説で検証するというおかしさ。そんな方法は、自然科学の反証主義という科学哲学に反しています。そういう検証不可能性に悪乗りして御用研究者達はやりたいほうだいです。科学史上、政治権力と研究者が結託したスキャンダルは沢山ありますが、自然科学研究史上に拭うことのできない巨大な汚点を遺したという点で、CO2地球温暖化仮説と温暖化脅威仮説ほどタチの悪いものはないと思います。

その政府系研究機関からさえも「地球寒冷化説」が出始めた!
●ところがです。この政府系研究機関に所属する研究者から 「地球寒冷化仮説」 が出てきたのは注目に値します。独立行政法人 海洋研究開発機構の 中・高緯度域気候変動予測研究チーム に所属する主任研究員の中村元隆氏が2013年6月に地球寒冷化に関する論文を書き、新聞の取材に応じ、テレビ (NHK) に出演するなどして地球寒冷化の話を語りだしました。これは誠に結構なことで、政治的な束縛が緩んだのでまともなことを言い出したともいえるし、自由な研究や発言が出来るようになった意味では歓迎すべきでしょう。ただし、自然科学の研究者がどのような説を唱えようが違法ではないが、「地球寒冷化」 を主張するのであれば 「地球温暖化」 総括が絶対に必要です。研究者個人ではなく組織としての総括が必要です。国民が納めた税金で研究している以上は方向転換をきちんと納税者に説明すべき責務があると思われます。

海洋研究開発機構の2013年6月29日発表のプレスリリース
グリーンランド海の変化は、北半球の気候変動をもたらす! 数年後には寒冷化が始まる?

産経ニュースネット版2013年10月20日の記事 論説委員・長辻象平 始まるか、北半球の寒冷化 を一部を引用します。記事の中の中村研究員は2014年1月8日のNHKテレビに出演して同じ主張を述べています。ただし、中村氏の「地球寒冷化仮説」の骨子は、大西洋数十年規模振動によるグリーンランド海の水温変化が、大西洋熱塩循環流を通して気候変動を引き起こすというもので、何も目新しいものではなくかなり前からある説です。いま主流派になりつつある太陽活動低下による地球寒冷化仮説(スベンスマルク説)からは傍流といえましょう。どちらかと言えば “異端の地球寒冷化仮説” です。おそらく一挙に方向転換するのではなく、研究費の原資である税金を納めている国民に気付かれないように、じわりと方向転換か? 今のところベースとしてはCO2地球温暖化仮説であるが一部に寒冷化仮説を取り入れ、やがて全面的な寒冷化仮説に転換するのであろうと思われます。もしこの見方が当たっているとしたら、海洋研究開発機構には致命的な弱点があります。海洋研究開発機構は太陽の観測をしていないからです。したがって海洋研究開発機構が主流になりつつある 「地球温暖化太陽活動原因説」 を持ちだすことは出来ないでしょう。その点では同じ国の研究機関である国立天文台は 「太陽活動原因説」 の独壇場です。台長は何年も前からスベンスマルク説をほのめかしていましたが、ついに昨年組織として太陽活動低下による地球寒冷化説を発表しましたね。

引用開始
 ◆IPCCと異なる見解
「地球は間違いなく寒冷化に転じると思いますよ」 大気海洋地球物理学者の中村元隆さんは断言する。海洋研究開発機構の主任研究員だ。早ければ数年後に、北半球が寒冷化に向かう変化が起きる可能性が高いという。そうした予測を含む研究論文を6月末に発表している。国連の 「気候変動に関わる政府間パネル(IPCC)」 による最新版の将来予測とは、真反対の見解だ。IPCCは今世紀末までに最大ケースで2.6~4.8度の気温上昇を予測している。中村さんも二酸化炭素などによる温室効果を認めているが、それを打ち消す気温の低下を見込んでいるのだ。北半球の寒冷化を予告することになった論文名は 「グリーンランド海の表面水温変化とそれに伴う北半球の気候変容」。 意外なことに、内容のポイントは1980年ごろからの温暖化への転換点の解明なのだ。
 ◆寒冷化危惧した70年代
 団塊の世代以上の人なら覚えているだろう。1940年代から70年代にかけて気候は、寒冷化していたのだが、80年代以降、温暖化に転じ現在に至っている。その転換は何によるものか。中村さんは、米海洋大気庁や英国気象庁などの過去からの大量の観測データを分析した。その結果、79年2月から3月にかけて、北極に近いグリーンランド海の表面水温が一気に2度も上昇し、周辺の大気の流れに影響が及んで、温暖化への引き金が引かれていた事実に行き着いた。北大西洋では、海面水温が約70(±10)年周期で、ほぼ35年ごとの上昇、下降を繰り返し、北半球全体の気候に影響を及ぼす 「大西洋数十年規模振動」 という現象が知られている。過去からの振動のデータは、ちょうど80年ごろから、約35年間続く温暖化の時期に入ることを示しており、そこに79年の水温急上昇が加わったのだ。1980年から数えて35年後は2015年にあたるので、そのころグリーンランド海で水温変化の可能性があるという。
「この大西洋数十年規模振動は、大西洋熱塩循環流という海水の流れと密接に関係しています」 と中村さんは説明する。北極の寒気で冷やされた低温・高塩分の海水は、重くなって沈み込み、深層流となって北極海から大西洋に南下する。そのスタート地点がグリーンランド海なのだ。この流れに連動し、暖かい熱帯域の海水が北大西洋の表層を北上するので膨大な熱量が運ばれて、気候に強く影響する。グリーンランド海は、地球の海水循環における心臓のような存在だ。だから、その水温変化は大きな意味を持っている。気候変動シミュレーションの高精度化には、数理モデルに、グリーンランド海を舞台とする変化のプロセスを正確に表現することが不可欠らしい。【引用終了


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