雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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冬の深夜の干潮は、潮干狩りのチャンスだぁ! 晩のおかずを獲りに行きましょう。 
●本日は、2014年1月30日であります。 海では大潮です。干潮時には年間で一番潮位が下がります。われわれ島嶼人ならば常識ですし、おそらく釣りをなさる方ならばご存じでありましょうが、冬の夜間の干潮はものすごく海水位がさがります。例えば、紀伊水道側の徳島県小松島では、今年1月3日01時04分に、潮位表基準面上の値で-28センチまで潮位がさがりました。この1月31日と2月1日にも-27センチまで潮位がさがります。ただし、深夜12時とか1時ですし、潮位表に乗っている数字はあくまでも計算上の天文潮位であります。実際に観測される潮位は気象条件でかなり数字がずれます20センチも30センチも違うことがしばしばあります。それから黒潮が大蛇行して、わが南海道地方の海岸に接岸するか離岸するかでも、大きな影響がありそうですわ…。

●淡路島南部の太平洋岸に関していえば、南風が吹くと海水の吹き寄せ効果が顕著で、風速しだいではありますが、外洋の太平洋に向かって南に開けた紀伊水道を通って吹き寄せられた海水が淡路島南岸にくるので、やや強い南風が吹くならばたちまち30センチぐらい潮位が上がってしまいます。気圧も大きな影響を及ぼします。低気圧が接近して気圧が下がれば、ストローで水を吸い上げるのと同じ原理で水位が上昇します。逆に優勢な高気圧に覆われ、それも高気圧の中心が近いようなときには海水が押し下げられます。なので、単純に潮位表だけをみて最適の潮干狩り日を決定できないのです。“潮位表に記載されている天文潮位 + 気圧 + 風況” で判断です。たとえば明日の方が潮位が10センチ下がるとしても気象状況が悪ければ、今日のほうが磯が良く引くということになるのです。ただし、気圧による潮位の影響は広大な外洋に面している開放性海域ではハッキリでますが、播磨灘のような閉鎖性海域ではそれほど顕著ではないという感じはします。でも、明石海峡 (さらに紀淡海峡) や鳴門海峡を通して太平洋と繋がっているので影響はあるハズです。 ということを踏まえて気象庁のHPに掲載されている潮位表を借用いたします。


↓ 徳島県小松島の潮位予測
気象庁サイト 潮位表 小松島(KOMATSUSHIMA)
気象庁HPから借用
↑今回の干満の潮位差は1.9メートルですね。(2月1日0時51分に-27センチ、07時25分に163センチなので) おおむね太平洋沿岸で2メートル、瀬戸内海東部で2メートル、瀬戸内海西部で3~4メートル、九州有明海で5メートル、日本海側で0.3メートル、というのが最大限の干満差ということで良く知られていますが、磯に行っていつも思うんですが、瀬戸内海西部や有明海みたいに干満差が非常に大きかったらいいのになあと思います。2メートルの干満差は不満ですが、こればかりはしかたがありません。

↓ 淡路島江井 (播磨灘側) の潮位予測
気象庁HP 潮位表 江井(EI)
気象庁HPから借用

●淡路島南部の太平洋岸の磯に行く場合は小松島の潮位表を、播磨灘側の磯に行く場合には江井の潮位表を見れば良いでしょう。釈迦に説法ですが、ここで注意すべきは淡路市江井 → 南あわじ市湊 → 南あわじ市丸山 → 南あわじ市伊毘と鳴門海峡に近づくほど干潮の時間が遅くなっていくことです。申すまでもなく鳴門海峡をはさんで、干潮と満潮が逆転します。つまり、太平洋側が干潮のとき播磨灘側は満潮、太平洋側が満潮のとき播磨灘側は干潮。であるからこそ、水位の差が生じて渦潮が発生する。地元の人は知らぬ人はいないのですが、都会から磯遊びに来る人は知らないようなので…。

●さて、磯に行くには31日 (つまり30日の深夜12時すぎ) がいいか? 2月1日 (つまり31日の深夜1時ごろ) がいいか? ですが両日とも小松島港の干潮潮位はともに-27センチです。気象条件を加味すれば断然2月1日のほうがいいですね。気象の予測では31日には紀伊水道は 「まぜ」 つまり南風の影響が残存するし、2月1日の方が気圧が10hPa程度上昇しますね。 さあ、深夜の潮干狩りにいきましょう! わたくしはカキ (牡蠣) を獲りにいくつもりです。残念ながら穴場は非公開です。


淡路島南部のカキ】 上は老成したカキ、下は若いカキ。老成した物は重さが500グラムを超え、だぼっと巨大な身が出てきます。ゆえに地元の一部の人々は 「ダボガキ」 などと称しています。てんぷらにすると絶品で、酒が進みますね。
老成したカキ

若いカキ

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