雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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淡路島南部にも、ヒラタケ狩りのシーズンが到来
●ヒラタケ (平茸) は晩秋~初冬のキノコであります。私の観察では、淡路島南部の 南あわじ市での採集適期は11月中旬~12月下旬 ぐらいでしょうか。色々な樹木の立ち枯れ幹にでますが、良く出る樹木のベスト3は順に、ニワウルシカクレミノエノキ、です。他にも、アカメガシワムクノキ、にもでます。傾向としては落葉樹木で材が柔らかい樹に出る傾向が強いという印象はしています。晩秋~初冬は寒波の吹きだしが始まる季節で、瀬戸内海沿岸地方は乾燥します。キノコというのはカビのなかで子実体を作るものを言うのですけれども、カビには乾燥が大敵です。したがいまして、淡路島南部地域でヒラタケ狩りをするには、谷筋の湿気が多い場所 で、先に挙げた樹種の 立ち枯れや風倒木や切り株 を捜すのがいいでしょう。

瓦が重なるようなヒラタケ
↑ これはニワウルシの立ち枯れの幹に出てきたヒラタケです。幹の径40センチ程度のそこそこに大木の立ち枯れです。ニワウルシは環境省が特定外来植物に指定して目のカタキにしております。たしかに、果樹園跡とか、乱開発で森林を破壊したところなどに侵入して、爆発的に増殖しています。しかしながら生長が早いことの裏返しで、樹の老化もはやく、寿命も短く、いま淡路島南部でニワウルシの大木が次々に枯れています。で、ヒラタケが発生する原木を提供 しています。キノコファンにとっては、ニワウルシは特定外来植物として忌み嫌うべきものでは決してなく、とても有益な有難い外来種の樹木 なんです。

ヒラタケ
↑ このヒラタケは地面から1メートル以内の低い所に発生しました。そのためにススキの叢 (くさむら) に埋まっていて、シカ(鹿)に見つかりませんでした。近年、淡路島南部の山岳地帯のシカたちは好んでキノコを食べております。シカたちが見つけ損ねた残りものをヒトが頂戴いたします。

【↓ 本日、2013年12月3日の収獲物であります】 ヒラタケの傘の裏側の 「ひだ」 は普通は白いことが多いのですが、この物はネズミ色です。ヒラタケも変異の幅が大きいようで、傘の色も茶色い物や黒っぽい物や灰色っぽい物など、生える樹や時期によって変化があります。山中にはいくつかの系統があるような感じです。ヒラタケとは別種とされているものも見られます。淡路島南部の山岳地帯でもヒラタケに近縁種としてトキイロヒラタケ、ウスヒラタケ、オオヒラタケ (アワビタケ) の3種を確認 しています。ウスヒラタケならば晩春から初夏にかけて諭鶴羽山系で頻繁に見られますが、他の2種は稀 (まれ) であります。
本日の収獲

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