雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
201709<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201711
ファシズムの足音が聞こえている…。
●それにしても、まさかというような事態が進行中であります。タカ派自民党議員の戦前回帰・大日本帝国主義志向には心底から寒気がしてきます。自分の周囲の人々と話をしてみると、何が進行しているのか全然気付いていない人がいるけれども、この国には今ファシズムの波がひたひたと押し寄せています。軍靴の足音も確実に忍び寄っています。もうこの潮の流れは押しとどめることは無理なのでは? 「特定秘密保護法」は99%の確実さで可決するでしょうが、可決の日がこの国の「言論の自由が終焉する悪夢の記念日」となりましょう。

いよいよ最後の土壇場になって、新聞社に所属する有名なジャーナリストたちが特定秘密保護法案に反対の声を挙げています。おそらくアリバイ作りなのでしょう。「わしらも反対したよ」と言いわけ出来るようにしているのです。法案の採決が秒読みの段階になってからの反対など、ハッキリ言って猿芝居です。例えば、フリーのネット・ジャーナリストの岩上安身氏などは2年前からこの法案の危険性を訴え続けていました。早くから問題視していたジャーナリストこそ本物です。

ま、そうはいうものの、新聞がここにきて見事に2つに割れたという印象がします。図書館で1週間分の各新聞報道をチェックしてみたところ、日本経済新聞・読売新聞・産経新聞はタチの悪いゴミ新聞であり、政府のチョーチン持ちの広報紙です。朝日新聞・毎日新聞にはまだ多少は良心が残っていたという感じです。地方新聞はだいぶんまし。特筆すべきは赤旗の素晴らしさ。赤旗は日本共産党の機関誌であって、通常は日刊新聞の範疇には入れられませんが、形式的には新聞の体裁をとっていて、その意味では素晴らしい新聞です。連日、特定秘密保護法を廃案に持ち込むべくキャンペーンを張っています。


●さて、政府の広報機関であり、事実上の国営放送であるところのNHKでさえ、ウェブ版のニュースとして 秘密法案に国連人権事務所懸念 なるニュースを報道しています。毎日新聞のウェブ版も 秘密保護法案:国連人権理の特別報告者 日本に懸念表明 と伝えています。その毎日新聞ウェブ版が 国家秘密:妥当性チェック 権限強力な監察機関で という記事で、宗主国の米国からも特定秘密保護法案への懸念の声が上がっていることを伝えています。海外の視線は厳しく、日本はどうなっているのか? あの国は大丈夫なのか? と懸念が上がっている中、親日的な国ばかり外遊して海外の目を気にする阿部首相が採決強行するのだろうか? という声も挙がっていますが、するでしょうね。この国はもはや北朝鮮並の言論の自由のない国へと堕ちていくのでしょう。

● 新党 今はひとり 山本太郎 さんが国民の目となり耳となって頑張っています。山本太郎氏が 特定秘密の保護に関する法律案に関する質問主意書 を出していたところ22日に回答書が来たと伝たえられていましたが、何時ホームページで公開してくれるのか注目しておりましたところ、本日(11月25日)昼頃にその文書が明らかになりました。ぞっとするような内容を含んでいて、質問者(背後にいる有権者や国民)をバカにしたような回答書です。 参議院議員 山本太郎君提出 特定秘密の保護に関する法律案に関する質問に対する答弁書 質問と答弁書の一部を抜粋引用します。(10項目の質問のうち最初の質問1の引用)

引用開始
質問】 本法案でいう特定秘密の指定権者であり、特定秘密の取扱者に対する適性評価の実施者である行政機関の長の具体的な役職名を全て明らかにされたい。

答弁】 お尋ねの特定秘密の保護に関する法律案(以下「本法案」という。)おける行政機関の長は、内閣総理大臣、内閣法制局長官、原子力防災会議、安全保障会議、中心市街地活性化本部長、地球温暖化対策推進本部長、高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部長、都市再生本部長、知的財産戦略本部長、構造改革特別区域推進本部長、地域再生本部長、郵政民営化推進本部長、道州制特別区域推進本部長、総合海洋政策本部長、宇宙開発戦略本部長、総合特別区域推進本部長、社会保障制度改革国民会議、人事院、宮内庁長官、公正取引委員会、国家公安委員会、金融庁長官、消費者庁長官、総務大臣、公害等調整委員会、消防庁長官、法務大臣、公安審査委員会、外務大臣、財務大臣、国税庁長官、文部科学大臣、文化庁長官、厚生労働大臣、中央労働委員会、農林水産大臣、林野庁長官、水産庁長官、経済産業大臣、資源エネルギー庁長官、特許庁長官、中小企業庁長官、国土交通大臣、運輸安全委員会、観光庁長官、気象庁長官、海上保安庁長官、環境大臣、原子力規制委員会、防衛大臣、警察庁長官及び会計検査院のほか、本法案第二条第四号及び第五号の政令で定める機関について、その機関ごとに政令で定める者(合議制の機関にあっては、当該機関)である。

引用終了

なんのことはない。国家の省庁や機関すべてに亘(わた)っているわけだ。法案可決・施行した暁には、国民に知られたくない情報はすべて「特定秘密」に出来るということでありましょう。

●おかし過ぎます。何で、宮内庁長官や観光庁長官までなのか? 林野庁長官? 消費者庁長官? これらの役所が国防とか軍事機密とどう関係あるのか??? この法案はアメリカからの要求に基づいているのは既に明らかにされていますが、米軍と自衛隊が一体化して(あるいは自衛隊が米軍の下部組織として)軍事情報を共有して戦争が出来ることを狙っている法案であることは、さんざん賢者たちが指摘している通りなのでしょう。であるとしても、宮内庁が日米軍事一体化にどう関係あるのか???? 疑問符が100個ぐらい付きます。恐らく、やはり、日米軍事一体化を狙う法案に便乗して、官僚たちが国家の情報を全て「特定秘密」に指定できる体制を敷き、情報統制や、自由な言論の封殺を狙っているのでしょう。そして、国家権力に向けての一切の批判も反逆も許さないということでありましょう。国家に歯向かう者は「特定秘密保護法」違反で逮捕し抹殺する。おかみの大本営発表を有難く押しいただきなさい。ファシズムが始まるのは時間の問題となりました。

しっかりと、原子力防災会議、原子力規制委員会の名があります。福島原発事故の情報が「特定秘密」に指定され、今後は徹底的に隠されるでしょう。「特定秘密」を調べたり近づこうとするだけで逮捕です。やはり、地球温暖化対策推進本部長、気象庁長官の名もあります。先の戦時中は「天気」は軍事機密でしたが、地球温暖化問題に関する情報も「特定秘密」指定されるでしょう。わたくし山のキノコのブログは地球温暖化政策を批判する記事を何本か書いています。アクセス数はわずかのネット過疎地のブログでありますが、アクセス解析では気象庁からのアクセスが時々あります。もしかしたら、監視されている可能性も絶対に無いとは言い切れないです。拙ブログの自主的閉鎖ということも考えていたほうがいいようです。


   ******************************



とら猫イーチさんのコメント
御馬鹿な日本人の行く末を見届けましょう。 
>「特定秘密保護法」は99%の確実さで可決するでしょうが、可決の日がこの国の「言論の自由が終焉する悪夢の記念日」となりましょう。

 山のキノコ 様。 御指摘は、その通りですが、ことは言論の自由が消えるのみには止まらないでしょう。 
私は、この治安立法が、実質的な憲法改正であると周囲の人に申し上げて来ました。 麻生財務相の発言「ナチスを見習え」にある通りに、ナチスは、憲法改正等はしていないのです。 「全権委任法」に依って行政権絶対の国家体制を造り、行政庁が司法・立法を圧して「一権完結体制」を造ったのです。 詰まり、ナチスは憲法を「止揚」したのです。 
 「特定秘密保護法」制定に依り、ドイツのナチスと同じ体制が出来るでしょう。 もう憲法等は、どうでもよくなります。 但し、日本は、財政破綻を避けることも出来ず、税財政制度に止まらず年金・社会保障等の改革も民主的には出来ず、あらゆる制度が破綻して行くでしょう。 ナチスと同じく戦争に依り破滅するか、財政破綻の末に、ナチス体制の崩壊を招くか、どちらにしても、国民は窮乏して行くことになるでしょう。 でも、窮乏の末には、また、明るい未来が見えることと望みを捨てずに生きて行くべきでしょう。 
 ただし、日本の未来は、暗いことばかりです。 幾ら「日本を取り戻し」ても、少子高齢化はどうにもなりません。 2050年代には、日本の人口は、七千万から八千万の人口になっています。 しかも超高齢化した末にです。 幾らナチスが政権にあっても、極東の一小国に為り果てては、他のアジア諸国からは、嘲りを受けるのみです。 北欧のように民主的な政治で、国民の信頼を得て各種の改革を為し遂げて、移民に依り少子高齢化も克服すれば別ですが、ナチス化に依っては国難を克服することは出来ません。 
 詰まり、「特定秘密保護法」制定に依り、日本は終わりです。 それも日本人自身が選んだ結果です。 出来るだけ長く生きて、御馬鹿な日本人の行く末を見届けましょう。


山のキノコの返信
 とら猫イーチさん、コメントありがとうございます。
 
おっしゃるとおり、 「特定秘密保護法」 は日本国憲法を骨抜きにする、いや事実上解体する破壊力を持っていますね。 「表題をナチズムの足音が聞こえる…。」 に改題したほうがいいかもしれません。地球温暖化の脅迫にしても、権力者たちは繰り返し何百ぺんも 「大変なことになる」 と宣伝しているわけで、ナチスの宣伝大臣のヨーゼフ・ゲッベルスの手法、 「ウソも百ぺん言えば本当になる」 をしっかりと踏襲しているわけですね。ネット言論界では断筆宣言があちこちで出はじめました。 「暗黒夜考」 さんとか、 「独りファシズム」 さんとか…。
 
とら猫イーチさんも、気象予報士のとらじろうさんのブログで、コメントで地球温暖化政策批判を相当やっていませんでしたか? (最近は見てないのですが) 非常に危険ですね。本編に書いたのですが、有名ブログでなくても監視されている危険性は大いにありそうです。もちろん私も逮捕される可能性がありえますけど、とら猫イーチさんも…。ネットなんて結局、反乱分子のあぶり出し装置でした。黙ってりゃ分からないのに、ブログや掲示板で意見を言うと、自分から反乱分子ですと申告するみたいなものです。(愕然です)
 
仰るように、「特定秘密保護法」 が実質的な 「憲法改正」 であるのはその通りで、そうしましたら、憲法39条の 「事後法の禁止」 「適法だった過去に遡及しての処罰の禁止」 もかなり危うそうです。地球温暖化政策に疑問を呈する文章を過去に1本でも書いていたならば、特定秘密に指定された後でも、過去にさかのぼって逮捕もあり得るかも? もはや何でもありの恐い国になりました。国家権力に歯向かう者は1人残らず粛清でしょう。中南米とかソ連など世界各地であったことが、この日本でもあるのではないか? と胸騒ぎがしています。

全てを消去して、何も見ず(見ないふりをして)、聞こえないふりをして、何も言わず、道端のお地蔵さんみたいに沈黙して、山中でサツマイモを作って自給自足の隠遁生活をしようかな、と私は考えています。


とら猫イーチさんのコメント(その2)
国賊役人には負けません。
>地球温暖化政策に疑問を呈する文章を過去に1本でも書いていたならば、特定秘密に指定された後でも、過去にさかのぼって逮捕もあり得るかも?

 山のキノコ様、「特定秘密法案」は、衆議院を通過して参議院で審議中ですので、成立はするでしょう。
 でも、地球温暖化に限っては、自民党等の保守勢力が推進すること自体が有り得ないことであったのですから、日経連等の経済界の意見を入れて、CO2の削減等の馬鹿げた政策を廃止することが本来の在り方なのです。
 米国では、共和党等の保守勢力は、強固なCO2削減否定論者で、地球温暖化論を否定しています。 産業活動に伴い、CO2の発生は当然に生じるのですから、此れを削減することは産業活動の否定です。 当然、そんな無謀な論に靡く経済界や、経済界の意見を受けた政治家等は居る訳がありません。 
 日本だけが、この馬鹿げた嘘を政策にした保守が居た訳です。 国連の場では、各国は、国際交渉ですので口先だけでは気候変動を政治的課題にして論議しますが、実際には、諸国内を観察すれば、CO2の削減等は、ポーズだけです。 政治的保守から観れば、出来もしない自然エネルギーを化石エネルギーに代替してCO2を削減する等と云う無謀な論に与することは自殺も同然です。 
 そもそも、私は政治的には保守であり、天皇陛下を尊敬している人間です。 ですので現憲法厳守の立場で、天皇制を擁護しています。 左右からの現憲法体制崩壊を策する政治勢力には反対している者ですので、その私に加えられる害であれば、喜んで受ける積りです。 環境省等の国賊役人には負けません。

山のキノコの返信(その2)
>日本だけが、この馬鹿げた嘘を政策にした保守が居た訳です。

 ホント、馬鹿げてます。日本はネギを背負ったカモです。そもそも地球温暖化の原因がCO2であるかどうか未検証ですし、温暖化が危機であるかどうか怪しいです。反証は山のようにありますよね。今の若い研究者たちはシミュレーション自然科学信奉主義で、スパコンで計算した温暖化危機説を信じている人が多いみたいですが、年配の研究者たちは懐疑論者が多いです。根本的におかしいのは、温暖化のハナシが間違っているか正しいかを検証するのは、あくまでも50年後とか100年後の気象観測データである筈です。スパコンシミュレーション自体は単なる仮説です。仮説を仮説でもって検証するなどという方法は正気の沙汰ではないです。ここで感じるのは、自然科学の弱さです。たとえ研究費の配分権を行政や政治が握っているとはいえ、政治的干渉の前には自然科学の理論が簡単に左右されてしまうようでは、中世に地球自転説が言えなかった暗黒時代と変わらないです。

 仰るように、世界はそんなことは承知の上で、国際政治の駆け引き、パワーゲームをやっているだけですね。地球温暖化を利用して、いかに他国より経済的有利な位置をしめるか、他国からカネを分捕るかで動いているだけで、最近では途上国側が優位で、CO2をさんざん排出してきた先進国の責任を叫んで、先進国からカネを分捕るかという状況で、日本は愚かなカモです。米国は何らCO2削減をしていませんが、日本は米国の属国であるのだから、米国を見習うべきです。

 地球温暖化の話が虚妄説であることを踏まえて、それを利用するというのであれば、政治的にはあり得ると思うのですが、日本が損をさせられる方向で振り回されているのを見れば、保守政治家に愚か者が多そうです。政治家たちは右も左も全て地球温暖化を盲信しています。政治家たちの経歴を調べれば、弁護士出身とかは大勢いますが、自然科学系の出身者など皆無なので、単に地球温暖化のペテンが分からないだけかも? と見ています。国会議員には医師出身者が結構いますが、何が原因か結果か網の目のように絡まる複雑系の身体を診る医者ならば、気象や気候もまた複雑系であって、そう簡単にCO2が原因などと断定できないことに気付いてほしいです。

 で、保守政治家は環境省や経済産業省のいいなり…。地球温暖化の騒動の初期のころに、環境省の中で「CO2が温暖化の原因である筈がない」と議論したようですけれども「温暖化CO2原因説を是として、政策をしよう」と決めたみたいです。環境省官僚がそう言っている資料を昔見ました。(資料名は何だったか忘れましたが)環境省や経済産業省傘下に、地球温暖化対策推進の外郭団体などが山のようにあります。天下れる場所が沢山。地球温暖化が省益・利権になるからやっているだけ…。「特定秘密」指定権という政治家さえ潰せる武器を持ったお役人が、これから何をするのか? 

>環境省等の国賊役人には負けません。
いやはや、なんとも頼もしいですね。 私は敵前逃亡かな…。

【返信追記】 大変失礼なんですが、強大な権力に対峙して、竹やり1本で戦えるとは思えません。ここは一旦陣を撤収して犠牲者を出さないようにするべき局面ですね。12月6日以降は一切の政策批判は危険です。あえて玉砕することはないと思います。戦力を温存して将来のチャンスに備えるべきです。懸念するのはチャンスは永久に廻ってこないかもしれないことですが…。 

とら猫イーチさんのコメント(その3)
憂える必要も無いかも
 「特定秘密保護法」に云うところの国家の秘密と云っても、今日では、公刊されている刊行物やデジタル情報等に明らかになっているものが殆どですし、世界の列強は、宇宙から情報収集と盗聴をしていますので、厳密に云って、何が秘密なのでしょうか? 個人でも、グーグル・アースを使って、北朝鮮の強制収容所を探知出来るのが現代ですから。 こんな阿保らしい法律で国家の秘密を守れると思っている者は居ませんよ。 
 そもそも、他国の諜報機関の人間が、こんな法律があるからと云って、諜報活動を自粛しますか? 自国のためなら死をも厭わないのが各国諜報機関の人間ですから。 日本にこんな法律があるからと云ってスパイが無くなる訳ではありません。 テロリストも同様です。 
 「特定秘密保護法」の成立が決定的だと云って、自身のブログ閉鎖をされる方々は、正直云いまして、有っても無くてもどうでも良いものです。 こう云えば悪いのですが、漫画チックな陰謀を描かれておられた方々です。 何処の国の政権にあっても、どう描かれようがお好きにどうぞ、と云われるような漫画を書いておられただけで、失礼ですが、時の政権からの弾圧等はあり得ようが無いお笑い系ブログです。 ブログ主御自身のみ真剣に自粛されておられるのですが、当局では、きっと笑っているでしょうね。 
 どちらにしても、ウォーターゲイト事件で大統領の犯罪を暴いたワシントン・ポストや、ベトナム・ソンミ村での自国軍の犯罪をスクープしたニューズ・ウィークの様な媒体を持たない日本では、今更、憂える必要も無いのではないでしょうか。 過去から現在までも「大本営発表」が継続しているのですから。


山のキノコの返信(その3)
特定秘密保護法案がいう特定秘密のカテゴリーには、防衛、外交、特定有害活動の防止、テロリズムの防止、の4分野が謳われています。けれども、今年5月にエドワード・スノーデンの暴露によってあらゆる通信を米国が傍受していることが明るみに出ましたが、世界各国は米国に抗議したのに、日本は抗議をしないわけです。秘密保護法は外国人には罰則が無く、米国には特定秘密情報を提供するのです。いい加減さというか矛盾を内包している法案です。色々な矛盾の事例から帰納するならば、特定秘密保護法がネラうのは特定秘密の漏えいを目的としたものなどでは全くなく、インターネット言論の抑え込みであろうと推定しています。仰るように、実際には国家の機密といっても結構ダダ漏れで、いまさら護るべき秘密などたいしてありません。それに秘密を守るには自衛隊法や公務員法の守秘義務を強化して厳罰に処するという対応でも可能な筈です。にもかかわらずに、特定秘密を取り扱う人間に対してその身辺調査・交友関係まで思想調査をするというのは行き過ぎです。(であるからこそ) 何か別の意図があると見るべきでしょう。

「自身のブログ閉鎖をされる方々は、正直云いまして、有っても無くてもどうでも良いものです。こう云えば悪いのですが、漫画チックな陰謀を描かれておられた方々です。」 などと仰いますが、米国で「愛国者法」で沢山のブログが強制閉鎖させられていることはご存じですよね。2010年7月に連邦捜査局が73000のブログを閉鎖させています。特定秘密保護法案は米国の愛国者法を倣うものである可能性が高いです。というのは、特定秘密保護法は突然出てきたものではありません。ネット言論を抑え込むための法律ではないか?という一連の法律群の線上にあるからです。マイナンバー制度、コンピューター監視法、私的違法ダウンロード刑罰化、著作権法改正、などなどネット言論を抑え込むに使える法律群が次々に可決され、その延長上に特定秘密保護法があり、更に国家安全保障会議など企てられています。政府のネライはどう見たって「言論統制」「言論弾圧」です。

すでに、新聞やテレビやNHKは政府の統制下にあります。安倍首相がNHKの経営委員会に自分の息のかかった人間を送り込もうとしているのは、まさにマスコミ統制の象徴でしょう。マスコミ幹部にカネを配り、記者クラブでレクチャーし、許認可権をちらつかせたら統制は簡単でしょうし、既に統制されています。けれども問題はネットです。原発問題でもTPPでも検索すれば政府批判の主張がたくさんヒットします。ネットが好き勝手に言うことには、政府はほとほと手を焼いている筈です。なんとか抑え込みたい筈です。そういう文脈から考えると、特定秘密保護法は特定秘密を守るのは表向きの目的であって、裏の狙いは言論統制であろうかと強く推認できます。

さしあたって政府が言論統制をして隠蔽したい情報は、フクイチ原発関連の情報であろうかと予想します。子供の甲状腺癌など、晩発性放射線障害が一斉に顕在化してきました。福島県だけでなく茨城県や栃木県など関東地方一円にも放射能汚染が広がっていることもとりざたされています。これらを政府がもし認めたら地価の大暴落・信用不安につながり日本経済を揺さぶりましょう。また天文学的数字の補償金問題にもなりましょう。ここは、なんとしてでも隠したい筈です。また福島県を核廃棄物の捨て場にするような感じですが、詳細情報は徹底的に隠蔽するでしょう。そのためには特定秘密保護法はじめ一連の言論弾圧法群で、ネットを黙らせる必要があるのです。

ここにきて、急に、とら猫イーチさんは事態を楽天的に甘く見ていらっしゃることが分かりましたが、善意に解釈すれば、コメントをされているだけの気楽さから、そう仰っているのであろうかと想像します。ネットであちこちでブログ閉鎖宣言が出ていますが、みな大変な危機感を抱いています。現実問題として、米国で何万ものブログが閉鎖させられているのです。数万ものオーダーであれば、有名無名に関係なく、ほとんど全ての反体制・反権力のブログは潰されるでしょう。政府答弁ではブロガーも処罰の対象になると言明しているのですよ。身の安全もないかもしれないと考えるべきところです。すでに、書籍流通の分野でも取次が「有害図書」を扱わないなど、言論統制がじわじわと始まっていますよ…。


とら猫イーチさんのコメント(その4)
法案の本質
 私は、法案に関して、一般とは違う認識を持っているだけで、楽観はしていないのです。 自分の専門が法律ですので、法案自体が語っている本質を見定めているだけなのです。 この法案には、実体が隠されている本質があり、その本質は、TPPと連動していますし、であるからこそ、自公は法案成立に拙速なのです。 本質を見抜く眼は、矢張り法律家が御持ちです。 下記は、両投稿とも「街の弁護士日記」より。

『街の弁護士日記』 2013年11月28日 (木) の記事
「特定秘密保護法の狙いが国家の株式会社化にある 事態のおぞましさに保守系議員よ、早く気づいて!」 
『街の弁護士日記』 2013年11月29日 (木) の記事
「秘密保護法こそが国家安全保障に対する脅威 『適合事業者』に対する放任と特権的優遇」


山のキノコの返信(その4)
とら猫イーチさんが法律関係者であるらしいというのは早くから気付いていました。とら猫イーチさんの地球温暖化に関するご意見には、自然科学的な見地からの言及がほとんどないので、この方は気象ファンじゃあないなあ、ということから法律関係かな? と想像していました。私は根っからの気象データファンです。(気象ファンとは違います)

法律家といっても色々ですよね。政府に擦り寄るヒラメ法律家(国会議員にそういう弁護士出身がけっこう居る)もあるし、カネ盗りの悪徳弁護士(私も引っ掛かったです)もあるし、何の物的証拠もないのに推認だけで有罪判決を下す裁判官もあるし、最近は世間ではあまり法律家は尊敬されませんよね。(失礼) 残念なのは、小沢一郎さんです。私設秘書たちの宿舎建設の土地を入手する際に、農地転用に時間がかかって、土地の代金支払いと所有権保存登記の時期が少しずれたというだけなのに、それは慣例では政治資金収支報告書の修正報告を出すだけで済む話なのに、真っ黒い極悪犯人扱いの集中砲火をマスコミが浴びせました。それを画策し加担し煽ったのは、紛れもなく検察や裁判所のタチの悪い法律家たちです。結局、小沢一郎さんは無罪潔白が確定しています。歴史に「もし」はないのですが、もし小沢一郎さんが首相になって特別会計の根本的な見直しや、司法改革や、統治機構の官僚支配体制からの脱却に大ナタを振るっていたならば、TPPに引きずり込まれることなどあり得ず、特定秘密保護法案など出てくることは絶対に有り得ませんでした。とても残念で、もちろん社会不正と戦う正義の味方の法律家も多いですが、ヒラメ目で権力に媚びる法律家があまりにも多いのには暗澹とさせられます。

日本弁護士連合会は1年まえから特定秘密保護法案の問題点を、分かりやすいチラシにして反対していましたが、結局のところ流れを変える力はなく、原子力御用学者だとか地球温暖化御用学者たちと同じようなもので、権力の前には弱い物だなという印象です。ま、長い物には勝てませんですわな、ということのようですね。

「特定秘密保護法の狙いが国家の株式会社化にある」という見方はそうでしょうね。問題はその株式会社の株主は誰か? であろうかと思いますが、国民などでは全くなく、暗然と日本を支配している米国資本じゃないかと思います。大株主の米国資本に厚く利益が傾斜配分されて、日本国民は汗水たらして働いて上前をハネられるだけの奴隷階級なのでしょうね? 特定秘密利権にぶら下がる『適合事業者』はさしずめその実戦部隊なのか? 


スポンサーサイト
コメント
コメント
法案の本質
山のキノコ 様
 私は、法案に関して、一般とは違う認識を持っているだけで、楽観はしていないのです。 自分の専門が法律ですので、法案自体が語っている本質を見定めているだけなのです。 この法案には、実体が隠されている本質があり、その本質は、TPPと連動していますし、であるからこそ、自公は法案成立に拙速なのです。 本質を見抜く眼は、矢張り法律家が御持ちです。 下記は、両投稿とも「街の弁護士日記」より。

http://moriyama-law.cocolog-nifty.com/machiben/2013/11/post-8321.html
特定秘密保護法の狙いが国家の株式会社化にある 事態のおぞましさに保守系議員よ、早く気づいて! 
http://moriyama-law.cocolog-nifty.com/machiben/2013/11/post-197c.html
秘密保護法こそが国家安全保障に対する脅威 『適合事業者』に対する放任と特権的優遇
2013/11/30(土) 11:29:51 | URL | とら猫イーチ #mSWjQtqs [ 編集 ]
憂える必要も無いかも
山のキノコ 様

 「特定秘密保護法」に云うところの国家の秘密と云っても、今日では、公刊されている刊行物やデジタル情報等に明らかになっているものが殆どですし、世界の列強は、宇宙から情報収集と盗聴をしていますので、厳密に云って、何が秘密なのでしょうか? 個人でも、グーグル・アースを使って、北朝鮮の強制収容所を探知出来るのが現代ですから。 こんな阿保らしい法律で国家の秘密を守れると思っている者は居ませんよ。 
 そもそも、他国の諜報機関の人間が、こんな法律があるからと云って、諜報活動を自粛しますか? 自国のためなら死をも厭わないのが各国諜報機関の人間ですから。 日本にこんな法律があるからと云ってスパイが無くなる訳ではありません。 テロリストも同様です。 
 「特定秘密保護法」の成立が決定的だと云って、自身のブログ閉鎖をされる方々は、正直云いまして、有っても無くてもどうでも良いものです。 こう云えば悪いのですが、漫画チックな陰謀を描かれておられた方々です。 何処の国の政権にあっても、どう描かれようがお好きにどうぞ、と云われるような漫画を書いておられただけで、失礼ですが、時の政権からの弾圧等はあり得ようが無いお笑い系ブログです。 ブログ主御自身のみ真剣に自粛されておられるのですが、当局では、きっと笑っているでしょうね。 
 どちらにしても、ウォーターゲイト事件で大統領の犯罪を暴いたワシントン・ポストや、ベトナム・ソンミ村での自国軍の犯罪をスクープしたニューズ・ウィークの様な媒体を持たない日本では、今更、憂える必要も無いのではないでしょうか。 過去から現在までも「大本営発表」が継続しているのですから。 

 
2013/11/29(金) 20:21:28 | URL | とら猫イーチ #mSWjQtqs [ 編集 ]
国賊役人には負けません。
>地球温暖化政策に疑問を呈する文章を過去に1本でも書いていたならば、特定秘密に指定された後でも、過去にさかのぼって逮捕もあり得るかも?

 山のキノコ様、「特定秘密法案」は、衆議院を通過して参議院で審議中ですので、成立はするでしょう。
 でも、地球温暖化に限っては、自民党等の保守勢力が推進すること自体が有り得ないことであったのですから、日経連等の経済界の意見を入れて、CO2の削減等の馬鹿げた政策を廃止することが本来の在り方なのです。
 米国では、共和党等の保守勢力は、強固なCO2削減否定論者で、地球温暖化論を否定しています。 産業活動に伴い、CO2の発生は当然に生じるのですから、此れを削減することは産業活動の否定です。 当然、そんな無謀な論に靡く経済界や、経済界の意見を受けた政治家等は居る訳がありません。 
 日本だけが、この馬鹿げた嘘を政策にした保守が居た訳です。 国連の場では、各国は、国際交渉ですので口先だけでは気候変動を政治的課題にして論議しますが、実際には、諸国内を観察すれば、CO2の削減等は、ポーズだけです。 政治的保守から観れば、出来もしない自然エネルギーを化石エネルギーに代替してCO2を削減する等と云う無謀な論に与することは自殺も同然です。 
 そもそも、私は政治的には保守であり、天皇陛下を尊敬している人間です。 ですので現憲法厳守の立場で、天皇制を擁護しています。 左右からの現憲法体制崩壊を策する政治勢力には反対している者ですので、その私に加えられる害であれば、喜んで受ける積りです。 環境省等の国賊役人には負けません。 
 
2013/11/28(木) 11:36:36 | URL | とら猫イーチ #mSWjQtqs [ 編集 ]
御馬鹿な日本人の行く末を見届けましょう。  
>「特定秘密保護法」は99%の確実さで可決するでしょうが、可決の日がこの国の「言論の自由が終焉する悪夢の記念日」となりましょう。

 山のキノコ 様。 御指摘は、その通りですが、ことは言論の自由が消えるのみには止まらないでしょう。 
私は、この治安立法が、実質的な憲法改正であると周囲の人に申し上げて来ました。 麻生財務相の発言「ナチスを見習え」にある通りに、ナチスは、憲法改正等はしていないのです。 「全権委任法」に依って行政権絶対の国家体制を造り、行政庁が司法・立法を圧して「一権完結体制」を造ったのです。 詰まり、ナチスは憲法を「止揚」したのです。 
 「特定秘密保護法」制定に依り、ドイツのナチスと同じ体制が出来るでしょう。 もう憲法等は、どうでもよくなります。 但し、日本は、財政破綻を避けることも出来ず、税財政制度に止まらず年金・社会保障等の改革も民主的には出来ず、あらゆる制度が破綻して行くでしょう。 ナチスと同じく戦争に依り破滅するか、財政破綻の末に、ナチス体制の崩壊を招くか、どちらにしても、国民は窮乏して行くことになるでしょう。 でも、窮乏の末には、また、明るい未来が見えることと望みを捨てずに生きて行くべきでしょう。 
 ただし、日本の未来は、暗いことばかりです。 幾ら「日本を取り戻し」ても、少子高齢化はどうにもなりません。 2050年代には、日本の人口は、七千万から八千万の人口になっています。 しかも超高齢化した末にです。 幾らナチスが政権にあっても、極東の一小国に為り果てては、他のアジア諸国からは、嘲りを受けるのみです。 北欧のように民主的な政治で、国民の信頼を得て各種の改革を為し遂げて、移民に依り少子高齢化も克服すれば別ですが、ナチス化に依っては国難を克服することは出来ません。 
 詰まり、「特定秘密保護法」制定に依り、日本は終わりです。 それも日本人自身が選んだ結果です。 出来るだけ長く生きて、御馬鹿な日本人の行く末を見届けましょう。  



2013/11/25(月) 23:44:14 | URL | とら猫イーチ #mSWjQtqs [ 編集 ]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.