雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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サツマイモの二期作は可能か? (その6) イモ掘りの目安は日最低気温平年値が10度。
サツマイモの二期作は可能か?(その1)
サツマイモの二期作は可能か?(その2)食べて何を応援するの? 政府の補償金減額を応援するのか?
サツマイモの二期作は可能か?(その3)世界50ヶ国が東北地方・関東地方の農産物・食品を輸入規制している!
サツマイモの二期作は可能か?(その4)夏の終わりの寂寥感…
サツマイモの二期作は可能か? (その5) 食糧増産のために更なる温暖化が望まれる。

●↓ に掲上した写真は、本土でサツマイモの二期作が可能か? という試験栽培の畑であります。場所は淡路島南部の山岳地帯の南斜面。水温の高い紀伊水道の恩恵で冬でも無霜地帯であります。もちろん淡路島は本土ではなく離島ですが、サツマイモの経済栽培で二期作が行われているのは、南西諸島のうち奄美大島以南であります。九州本島の南部あたりでは、ひょっとしたらサツマイモの露地での二期作が行われている可能性が考えられますが、私が調べた範囲ではその実際例は見つかりませんでした。で、本州・四国・九州の本土で(付属の島も含めて)サツマイモの二期作が可能なのか調べるトライアル栽培なのです。

●というのは、サツマイモの単位面積当たりの収獲量(カロリーベースで)は、米や小麦などの穀物と比べると、軽く2倍あり、多収栽培を工夫すれば3倍にも4倍にもなるからです。今後、日本がTPPに引きずり込まれ日本農業が根底から破壊され、食糧が全て外国(おもにアメリカ)に支配された暁には、さまざまな問題が噴き出すでしょう。TPPを陰から操っているモンサント社が、日本向けの食糧の品種は全て遺伝子組み換え作物に置き換えようとしています。除草剤など農薬をいくらかけても枯れない遺伝子を組み込まれた作物で生産された穀物は、著しい農薬汚染の危険性が指摘されています。それから、モンサント社が狙うのは種子ビジネスの世界制覇だと言われますが、TPPで在来品種の種子の保有や採取を禁じる法律を押しつけてくるでしょう。いまTPPに反対の国民運動を起こさないと、われわれ国民の口に入るのは遺伝子組み換え食品と放射能汚染食品だけとなりましょう。(ただし金持ちは安心安全な食品が食べられる)危険食品であっても口にできるだけましな局面も想定できます。アメリカが大干ばつなど壊滅的な大凶作になった場合は、植民地にまで食糧を回してくれません。それから政治的にアメリカと日本が対立した場合は、兵糧攻めを喰らうでしょう…。若い人は知らないでしょうが、以前ありましたよ。大豆パニックです。食糧というのは紛れもなく戦略物質なんです。食糧を他国に全面依存するというのは、生殺与奪権を握られるということなんですよ。甘く考えない方がいいです。

で、まさかの時にそなえて、転ばぬ先の杖、食糧危機を生き延びるためにサツマイモの多収栽培を研究しておこうという趣旨なんです。春に植えたサツマイモの苗を秋遅くまで畑に置いておくと、子供の頭ほどの大きなイモになります。栽培期間を長くとると、栽培期間に比例して多収できますが、オバケのような巨大イモは美味くないのです。豚の餌にはいいかもしれませんが人間の食べ物としては美味くないのです。それで、程よい大きさの美味いイモが年2回収獲できないか? ということで二期作なんです。


8月1日苗定植、10月10日の生育状態
↑ 右の畝のものは8月16日に苗を定植しましたが、8月1日植えの左側のものと比べると生育が大きく遅れています。ひょっとすると、8月16日に2作目の苗を定植したのでは、まともな収穫が得られないかもしれません。

●サツマイモの苗を8月1日に定植して後ちょうど70日です。ツルの繁茂は既に終わっています。あと2週間もすれば探り掘りが可能でしょう。このところ気温が平年値よりも高い状態が続いているのが良い材料です。11月になっても平年よりも5度くらい高い状態が続いたら申し分ないです。気温が高いほど穀物でもイモでも作物はよくできます。実は温暖化は大歓迎なのです。温暖化は憂うべきことなどではなく、歓迎すべきことなのです。地球温暖化でコメも飛躍的に増収できます。なぜかというと、二期作可能地帯が大きく広がるからです。

コメは登熟期に気温が高すぎると品質が低下すると言われます。温暖化で夏が暑すぎるのであれば、二期作をやって春作米と秋作米との年2回の作型にして稲作すればいいのです。若い人は知らないでしょうが、昔、高知平野と宮崎平野でコメの二期作をやっていました。しかし、消費量が劇的に落ちてコメが余ったので、稲作は政府が生産調整をしているから作らせないだけです。地球温暖化でコメの二期作可能地帯が西日本全域、あるいは更に北方まで広がります。利権者たちが温暖化の恐怖を叫ぶのは、温暖化の原因を無理やりに政治的に二酸化炭素のせいにして、温暖化は恐怖であると仮定しなければ、利権にできないからそうしているだけです。騙されてはいけません。温暖化で気温が上昇するのは、寒帯と、温帯の冬です。熱帯や温帯の夏はそう変わりません。それが証拠に日本で観測された最高気温のレコードは、区内観測所の徳島県・撫養(むや)です。現在の鳴門市です。1923年に42.5度を観測しています。なんと90年間まだ破られていません。それから、よく温暖化で台風が巨大化するなどと言われていますが、日本本土を襲った最強の台風は室戸台風なんですよ。1934年に高知県・室戸市に上陸しましたが室戸測候所で911.6ヘクトパスカルの気圧を観測しています。この記録も80年間まったく破られていません。ようするに、地球温暖化利権者どもは温暖化の恐怖で脅迫したつもりなのでしょうが、完全に馬脚を顕しているのです。


旧洲本測候所の気温推移

 大塚ファーム 北海道産有機栽培サツマイモ ベニアズマ
●かつてサツマイモの栽培北限は青森県あたりと言われていましたが、北海道で比較的に夏が暖かい場所では、品種を選び栽培法を工夫すれば、サツマイモの経済栽培が可能になったようです。大塚ファーム様は新篠津村(しんしのつむら)という所らしいですけど、札幌市の近くのようです。6月上旬に苗を植えて10月上旬に収獲のようですが、正味の生育期間は4か月で、日最低気温の平年値が10度を越えるのが6月6日、秋に10度を割り込むのが9月23日です。アンデス山脈の高地が原産で冷涼な気候を好むジャガイモと異なり、サツマイモはアンデス山脈の麓の熱帯域が原産地です。日最低気温10度以上が110日間という条件は、ギリギリの限界付近での栽培であろうかと考えられますが、北海道でサツマイモの経済栽培が可能となったのは、ひとえに地球温暖化の賜物でありましょう。このように地球温暖化で栽培作物の北限が北上します。さらなる温暖化が望まれます。 


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