雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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サツマイモの二期作は可能か? (その1)
もはやこの国はアメリカの属国、経済植民地から脱却することは不可能であることがハッキリしました。日本の国土を守れ! 日本の伝統・文化・皇統を護れ! とがなりちらす連中たちは、中国や韓国を仮想敵国と看做すわけです。ところがアメリカにたいしては一切何も言わないわけです。米軍が首都圏上空の制空権を掌握して日本の航空機が自国の領空を自由に飛べなかろうが、米兵が犯した犯罪を日本の法律で裁けないという治外法権があろうとも、年次改革要望書日米経済調和対話など形式的には双方向とされるけれども事実上はアメリカからの要求書によって内政干渉されようとも、一切何も言わないわけです。どうみたって日米関係は対等な立場ではありません。政治的・戦略的にアメリカの方が遥かに強者の立場であるにもかかわらず、同盟などと対等であるかのごとき幻想をふりまくプロパガンダがなされています。国を守れという論説を主張する政治家や論者や右翼活動家たちは、アメリカに対しては嬉しそうに尻尾を振るポチで、隷米属国の奴隷精神の持ち主で、(あるいはカネや地位保証でそうさせられている面が強いが) 主張していることが矛盾だらけです。

たとえば、皇統を守れと言うのならば、愛子さまのDNAを守るために京都御所に疎開させろと主張すべきです。国土を守れというのであれば、福島原発事故で国土の一部を喪失したも同然だし、美しい国土が汚染されたのだから原発絶対反対を言うべきです。日本の利益を守れというのならば、外為特金で為替介入し、得たドルで買わされた100兆円を遥かに超えるアメリカ国債を売ってカネを取り返せ!と叫ぶべきです。ところが、国を守れと叫ぶ愛国心がある筈の(右翼系の)政治家・論者・活動家ほど、言うことが逆なんです。愛国心がある筈のものほど売国奴なんです…。いったいこれは何なのだろうか? 米国の植民地支配の桎梏からなんとしてでも脱却しようと、年次改革要望書を命がけで蹴り、世界一危険な普天間をなんとか国外に(米領テニアン島が可能性が大であった)追い出そうとした元鳩山首相こそ真の愛国首相だったのにもかかわらず、外務省・マスゴミ・愛国活動家が総力を挙げて潰しました。あれは一体なんだったのか? 観光客が来なくて産業が無いテニアン島議会が、テニアン島は基地の島として生きると満場一致で決議したにもかかわらず、選択肢の一部にも取り上げられませんでした。どうやらこの国には、アメリカ側の日本支配意思とはべつに、日本人側にも米国属国で利権にしている連中が大勢いるみたいですね…。 

さて、TPPも「年次改革要望書」や「日米経済調和対話」の延長線上にある協定だと考えると、その本質が馬脚を表わすのだけれども、おそらく日本農業の解体が主たる狙いではないでしょうが、日本が食糧自給権を放棄するであろうということは確定的になりました。食糧の自給は独立国の基礎であり、米国でもヨーロッパ諸国でも自国の農業に国家が莫大な補助金を流し込んでいるということは、国民も認識していると思うんですが、植民地支配の中間管理職であるグローバル経済信奉論者の “農業は補助金を食いつぶす既得権益業界だ” という議論に都市住民や消費者が乗せられているのは、誠に残念であります。そもそも農業は国家の独立性を担保するために国家が補助金を流し込むべき産業なのです。その国家が食糧自給を放棄したならば相手国のいいなりです。洋の東西を問わず古今、兵糧攻めが相手を屈服させる作戦です。相手の食糧・物資補給路を断つほど有効な手段はありません。腹が減ってはいくさができぬ、ということなのであります。

かつて、米国政府高官のアール・バッツ農務長官は次のように言っております。
「食糧はアメリカが持つ外交上の強力な手段です。とりわけ食糧を自給できない日本には有効です。日本に脅威を与えたいのなら、穀物の輸出を止めればいいのです。もちろん、それはあってはならないことです。しかし何か事態が悪化して、そうせざるを得なくなったら、日本はひどいことになるでしょう。日本は自国の農業だけで国民を養うことなど出来ないのですから」
 
 出典はNHK報道番組 『地球 豊かさの限界 第一集 一頭の牛が食卓を変えた』 

食糧危機はあり得るということを、頭の隅においておこう
●前置きが長くなりましたが、もはやこの国は食糧自給権を放棄した属国、いいかえれば独立国ではありませんからこの先何が起こるか分かりません。宗主国(支配国)の意のままです。属国といえども言い分はありましょうし、宗主国があまりにも無茶な要求をすれば対立ということもありえましょう。その場合は兵糧攻めです。また宗主国の食糧生産が激甚な気候災害により壊滅するということが、絶対にないとは言い切れません。そのばあいは乏しい食糧を植民地の奴隷にも分け与えてくれるだろうかと考えたら、深刻な事態が想像出来ます。

●で、国民ひとりひとりが自助努力・自己救済するしかないのです。将来にあり得る、あるいは絶対にないとは言えない食糧パニックにどう対処したらいいのか? ですが、食糧増産の一環として、本土でサツマイモの二期作が可能かどうか実際に栽培試験してみます。サツマイモは穀物や芋類のなかで、突出して単位面積当たりのカロリー生産が高く、人口支持率が高い作物です。しかし、寒さに弱く経済栽培としては二期作は奄美大島以南では行われています。自給栽培としても鹿児島県の島嶼部あたりが限界ではないか? 本土で年2回サツマイモの収穫ができるかどうかが、本エントリーのテーマです。淡路島は本土ではなく本州に付随する離島ですが、本州・四国・九州の気候帯でサツマイモの年2回の収獲はできるのか?? という趣旨です。


2013年8月1日にサツマイモの苗を定植
8月1日に苗を定植した
↑ 写真は苗を定植して5日後の8月6日です。右の畝に10株、左の畝に25株植えてあります。自給自足用ですからこれで十分です。そう毎日イモばかり食べるのではありませんから。畝は30㎝の高畝とし、黒マルチは張りません。8月の盛夏の植え付けだから、黒マルチなど張ったら土が高温になり過ぎます。サツマイモの栽培は苗の挿し木です。活着が決定的に重要です。挿し穂の葉を1枚も枯らさずに根を出させるのです。もし葉を枯らしたら、生育が2週間ぐらい遅れてしまいます。年2回サツマイモを収穫するという気候的にギリギリ限界的な栽培ですから、絶対に挿し穂の葉を枯らすわけにはいかないのです。

それで、左側の畝ですが、サツマイモの苗を植えてから十二分に灌水し、苗を直射日光から覆う為にヤマモモの緑枝を差します。苗を乾燥から守るのです。5日間こうして、覆いのヤマモモの緑枝を取り除いたのが右側の畝です。全く1枚の葉も枯らさずに見事に活着しています。これでサツマイモの栽培は成功したも同然です。隣町の徳島県鳴門市は有名なサツマイモの生産地ですが、4月中頃に黒マルチを張った高畝に苗を定植、苗の上に少し藁(ワラ)を置くだけです。で、葉をほとんど枯らします。プロの栽培でも苗の葉を枯らすのですが、これが生育を遅らせる大きな要因です。ギリギリの限界栽培では絶対に苗の葉を枯らしてはいけないのです。これが全てといってもいいほど重要です。


苗を植えてから10日後の、8月11日の様子
苗を植えて10日後の状態
↑ 苗の葉を1枚も枯らさずに挿し穂が活着、つるが急速に伸び始めました。ビニールの黒マルチのかわりに、落ち葉マルチです。地面に敷いてあるのは掃き集めた落葉です。草刈りをしたものも敷き詰めます。夏は降雨が少なく、とくに瀬戸内式気候の支配下にあるので夏は淡路島では乾季です。乾燥防止と過激な地温上昇を防ぐための落葉マルチなのです。落葉は、最寄りの神社に参って、宮司さんに落ち葉が欲しいので掃除をさせて下さいと願い出ると歓迎してくれます。落葉マルチは秋遅くには地温の低下を防ぐし、やがて腐葉土となり土壌改良にもなります。腐植質が大量に入った膨軟なふわふわの山土で栽培したサツマイモは格別に美味いです。砂地栽培のサツマイモよりも遥かに美味いです。

おそらく、本土で一番遅いサツマイモの栽培でなかろうかと思います。というよりも、本土(南西諸島じゃないという意味)では、気候的な限界からサツマイモを二期作しようという発想自体が出ないでしょう。ただしこれは露地栽培での話です。ハウス栽培ならば可能です。常識的にはサツマイモは年1回の栽培で、遅くても梅雨の6月頃に苗を植えます。8月に入ってから苗を植える人はいないと思います…。

サツマイモの露地での二期作が、瀬戸内海沿岸地方の気候条件下であれば、可能であることを実際の栽培実験で証明したいとおもいます。栽培経過をこのブログに記録します。
1作目………4月~7月の4か月の間に栽培収獲。これは実際に営業栽培で普通に行われていますので、証明するまでもありません。
2作目………8月~11月の4か月の間に栽培収獲 


【本エントリーは続く】

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