雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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シカの食べない草 (その1) おたけさんの写真ギャラリー
柏原ー諭鶴羽山系のシカ(鹿)たち

謝辞】 掲げた3葉のシカの生態写真は、写真家になった 「おたけ」 さんの作品です。拙ブログに使用を快諾たまわりました。「おたけ」 さんには、深甚なる感謝の意を表します。ありがとうございます。

こちらは 「おたけ」 さんが 「ランクル」 さんと共同運営されている 落書き掲示板 のようです。

貫禄のある雄シカ
↑ なんともはや貫禄のある雄シカですね。りんと引き締まった顔の表情に威厳があります。アゴの下にたくわえたヒゲがふさふさとしていて風格があり、かなり老成した個体でしょうか。シカ(ニホンジカ)は寿命を全うしたならば20年ぐらい生きるというから、この貫禄のある雄シカは15歳とか20歳のおじいさんシカでしょうかねえ? 柏原ー諭鶴羽山系のシカの個体群のボスかもわかりません。シカは単独で行動することもありますが数頭あるいはまとまった群れで暮らすことも多いです。もしかしたらこの雄シカはシカ村の村長かもわかりません…。

きょとんとした雌シカ
↑ 南あわじ市の諭鶴羽ダムで撮った写真らしいです。大きな目をパッチリと開けて、はあ? 何だあぁ? てな感じです。集音効果が高そうな大きな耳が特徴的です。かすかな物音も逃さない聴力の良さが想像できます。今でこそシカの捕食者はいないですけれども、かつて氷河期にアジア大陸と陸続きになった日本列島には、大陸からタイリクオオカミやトラなど捕食者が侵入したハズで、シカたちも大きな耳でかすかな音を捉え、被捕食の難を逃れていたのでしょうか? 今でも北海道のヒグマはエゾシカを捕食することもあるようで、抜群の聴力や視力を持っていないと捕食者から身をかわせないのでしょう…。口に咥えているのは、サルトリイバラの葉か? もしそうであるならば、そのサルトリイバラはシカによる被食圧の強さのあまり、矮生化しているようです。

何だあぁ? てな感じ
↑ 危険を察知したためか起き上がりました。北米のプレーリードッグなどが典型例ですけれども、多くの動物は危険を察知すると2本足で立ちあがったり、身を伏せるのではなく起き上がります。視点を高所に移動させるのは、視地平距離を延ばすという意味では合理的ですけども、潜んでいる捕食者から丸見えという意味では不合理という矛盾があります。そういうふうな視点から考察すると、まだそれほど危険ではないときには立ち上がり、危険が急迫しているときには立ち上がらないのだと考えるのが合理的です。あるいは、逃走の準備ということも考えられます。本当はどうなのかシカさんに聞いてみないと分かりません。さて、口に咥えているのは何の葉でしょうかねえ?

柏原ー諭鶴羽山系のニホンジカたちは、好き嫌いがかなり激しく、彼らが好んで食べる草(木の葉も含む)と、絶対に食べない草とがあります。また、今まで決して食べなかったのにもかかわらず、最近になってよく食べるようになった草もあります。彼ら(彼女ら)の 「不嗜好植物」 あるいは 「食草」 というのは、必ずしも固定的なのではなく、それなりに可変的な面がありそうなことが観察できます。

【拙稿は続く】

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