雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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避暑に行くにはどこがいいか?
●暑い。めっちゃ暑い。田舎の国道でも救急車の往来が頻繁で、もしかしたら、熱中症で倒れた人を搬送しているのかもしれません。今年の夏は西日本は猛暑に狙われておりますが、梅雨が早くあけたものの、潜在的な梅雨前線が本州中部にかかり続けている模様で、それが証拠に北陸地方と東北地方では梅雨明けがいまだに宣言されていません。その潜在的な梅雨前線に暖湿気流が吹き込むかたちになっているようで、西日本ではムシムシと湿度が高く、猛暑が余計に体にこたえます。

●さて、気象庁からありがたくない高温予報が出されております。で、この猛暑から一時的でもいいから逃れるためにはどこへ避暑にいけばいいのか? 費用対効果およびアクセスの容易さなどの観点から、考察してみましょう。また実際に、できれば大枚をはたいて避暑にまいりたいと思います。


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気象庁ホームページから引用
気象庁ホームページから
気象庁ホームページから
引用終了

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●気象庁が言うのには、淡路島の含まれる近畿地方では、8月7日頃からの約1週間に、地域7日平均気温が 「かなり高い」 確率が30%以上あるというのです。地域7日平均気温というのは分かりにくいですが、① 各地点ごとに毎日の平均気温を積算して7日間の平均を計算し、さらに、② 特別地域気象観測所を含む気象官署毎に平年値からの偏差を計算し、③ その地方(近畿地方など)の全部の気象官署の偏差を平均する、ということのようです。私は理解しましたが、普通には非常に分かりづらいと思います。 しかも、過去30年間の観測データから、地域7日平均気温が、気温の高い方から上位10%にはいる確率、言い換えれば30個のデータセットがあれば上位3個に入る確率が30%以上あるのだ、という予報です。いよいよ分かりづらく、気象などあまり関心がなければ、気象庁の複雑怪奇な説明など誰も読まないでしょう…。

で、気象庁は複雑怪奇な計算法をやっているので、せめて図だけは分かりやすくと考えたのか、北海道以外の本州・四国・九州が真っ赤であり、イメージ的にも大変暑そうであります。真っ赤な日本列島を見せられると、なんだか相当暑そうだねと、これは良く分かります。ぜひとも当たってほしいものです。当たって欲しいと言うのは逆ではないか? と思われそうですがそうではありません。当たると避暑地に行く大義名分が出来るのです


どこが避暑地によいか?
避暑地の候補地の気温データを表にしてみた。避暑地の候補地は色々考えられます。神戸市民ならば六甲山、京都市民ならば比叡山など。1000mの山を登ると6.5度気温が下がるのだから、避暑地の候補地はなんといっても山の上であります。6.5度の気温低下を期待しようとすれば、水平移動では1000kmも北方に移動しなければなりませんが、垂直移動では1000mの山を登ればいいのだから遥かに簡単です。

西日本の山岳にある気象観測所の8月の観測データ (気象庁観測)
西日本の山岳にある気象観測所の8月の観測データ
註)伊吹山測候所および剣山測候所は既に廃止されています。両者ともに2001年3月31日で観測は終了しています。『日本気候表』から1961-1990年の30年平均の数字を拾った。 それ以外の観測所のデータは、気象庁のホームページから拾い集めたが、それらは1981-2010年の30年平均である。

●表の数字を丹念に見ると、熱帯夜で苦しむ大阪の人ならば、電車で1時間か2時間で行ける高野山がいいことが分かります。わずか800mの海抜高度ですけれども、比べると北海道・札幌と8月の気温はほとんど変わらないです。

南あわじ市在住者にお奨め避暑地
●淡路島南部の住民ならば剣山がいいのではないか? 江戸時代には淡路島は徳島県(徳島藩)に属していました。 庚午事変(こうごじへん) という分藩独立にからんだ内乱があったために、淡路島は兵庫県に編入されてしまいましたが、もし庚午事変がなければ間違いなく淡路島は現在も徳島県であったハズです。政治こそ兵庫県の支配下におかれていますが、徳島県と隣接する南あわじ市は現在でも経済的・文化的には徳島県の強い影響下にあります。そういう意味において、剣山は他府県の山ではなく、自分とこの山という意識があります。

●夏の平地で日本で一番涼しいのは北海道の道東地方の釧路や根室あたりであります。剣山の観測データは根室よりも涼しいことを示しています。ちょっと肌寒いのではないか、という人ならば中腹の海抜1400mにある国民宿舎などに滞在して避暑を満喫すればいいのではないか? 釧路まで避暑に行くには時間的・コスト的に大変ですが、剣山ならば自分の車で3時間で行けるから、お奨めです…。で、剣山に遠征して、ブナ帯や亜高山針葉樹林帯の自然観察などいいかも?

徳島県三好市が設置した剣山の山頂ライブカメラ

剣山山頂ヒュッテ は山頂唯一の山小屋で、独占的に営業しているから法外な宿泊料をとるかと思ったら、そうではなく1泊2食7500円と比較的にリーズナブルな宿料です。特筆すべきは山頂の山小屋なのにお風呂があります。西日本一の高所にあるお風呂です。


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