雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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これは意外! 最低気温も、最高気温もベスト10を北海道が占める。
本日は、2013年5月27日であります。(日が変わったので28日になりましたが…)

●今日のエントリーは、気象庁ホームページ から4枚の図表や画像を借用させていただいております。気象庁は国土交通省に属していて気象や海象や地震の観測をしていますが、観測には沢山のおカネがかかります。最新の観測機器は大変高価ですし、観測データを集計し解析するコンピューターも高価です。その運用にもカネが要りましょう。気象衛星を打ち上げるにも莫大なカネが必要です。で、毎年の気象庁の予算は600~700億円となっております。

気象庁関係の年度ごとの予算額】 を過去10年に渡りさかのぼって調べてみました。これは予算決定額でありますが、たいていは補正予算が組まれるから、実際には若干これよりも多くなっております。

   平成24年度  588億8400万円     平成19年  686億9400万円
   平成23年度  590億3500万円     平成18年  688億9800万円
   平成22年度  619億8900万円     平成17年  708億0200万円
   平成21年度  733億1600万円     平成16年  719億1800万円
   平成20年度  676億2600万円     平成15年  727億7500万円


●「この社会 あなたの税が いきている」というのは税務署や、役場税務課から送りつけてくる税金の請求書の封筒に麗々しく書かれている文句であります。税金を納めるのは美徳だと言わんばかりの、国民に喜んで税金を差し出させるためのキャッチコピーであります。この文句だれが考えたのか? 国民納税者をバカにしたようなキャッチコピーです。「シロアリが あなたの税に たかっている」と税金請求書の封筒を印刷し直す必要があります。けっして言い過ぎではありません。それが実態でありましょう。 ほれほれ、次のYouTube動画をご覧なされい。
YouTube動画 「野田佳彦議員の街頭演説(修正版)」
「消費税1%分は2兆5000億円です。12兆5000億円ということは消費税5%ということです。消費税5%分のみなさんの税金に天下り法人がぶら下がってるんです。シロアリがたかっているんです。それなのにシロアリ退治をしないで、今度は消費税を引き上げるんですか?」
とても高貴で偉い人が「シロアリがたかっているんです」と言っております。このお方、たしか総理大臣をしていませんでしたか? そんなエライ人が言うのですから、やはり「シロアリが あなたの税に たかっている」とキャチコピーを変えたほうがいいでしょう。それにしても、イギリスで始まったというマニュフェストは、極東の日本で終わりましたね…。どの政党もマニュフェストという言葉を言わなくなりました。

●たとえば莫大な税金あるいは税金に準じるお金が流し込まれて、キツネやタヌキしか通らない道路がしばしば問題になります。わが淡路島の南部山岳地帯北側すそ野にもそんな道があります。淡路島では70年以上前にキツネは絶滅しているみたいですが、タヌキや、イノシシ、シカがその道路を通っております。人は(車は)1時間に1台通るかどうか? というしろものです。2桁国道並の立派な道路ですが誰も通りません。ムダです。税金をドブに捨てたも同然です。その道路が経済効果をもたらすとはとても思えません。ま、この道路についてはムダであることを立証すべく、いま独自に通行量調査をやっているところなんですが、そのうち記事にしたいと存じます。

流し込んだ税金の費用対効果が十分にあれば、まことに結構なものなんですけれども、利用者が全くいない、だれも活用しないということになれば税金のムダだと批判されてもしかたないでしょう。逆にしっかりと活用され多くの国民に利用されれば文句が付けられないわけです。で、気象庁に流し込まれる年700億円前後の莫大な税金が、ムダにならず、国民の命や財産を護るための防災上の基礎データとして大いに活用されているか?でありますが、わたくしは、活用されていると見ております。むしろ、気象庁の予算が少ないので、増額が必要だと思います。 気象庁はリストラでほとんどの測候所を廃止しました。測候所が無人になって露場(ろじょう)が草ぼうぼう、観測環境の劣化が目だっております。観測環境の劣化で観測データの信頼性が揺らいでいます。アメダス観測所の環境もひどいものです。露場が狭すぎるし周囲の環境がまずいアメダスが多いです…。

●さて、多くの国民が気象庁のHPに毎日しっかりとアクセスして、観測データを閲覧したり、予報を暮らしに役立てたり、注意報や警報の情報によって気象災害から身を守ることができたならば、気象庁の存在意義があるというものです。国民が気象庁のホームページを閲覧すればするほど、気象庁のリリースする気象情報を利用すればするほど、700億円の税金が活用されたということになりましょう…。本日のエントリーでは4枚の図表と画像を借用していて、やや過度の借用という面があるかもしれませんが、国民が汗水流して稼いだお金が原資の700億円の税金がムダにならないようにと、しっかりと活用させていただきます。

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本日5月27日に、最低気温のベスト10と、最高気温のベスト10を北海道のアメダス観測所が大部分を独占するという非常に珍しい現象がおこりました。北海道は高緯度で寒冷地ですから、最低気温のベスト10を独占するのは当たり前というか、日常茶飯事で驚くことではありません。ところが、全国850か所ほどの気温を観測しているアメダスのなかで、最高気温のベスト10を寒冷地の北海道が独占して、なんでやろか? へえーっ? てな感じです。

2013年5月27日 日最低気温の低い方からベスト10
2013年5月27日 日最低気温 低い方から10傑
↑ 気象庁HP 今日の全国観測値ランキング から借用しましたが、図表の一部分をカットしています。

●これは別に不思議ではありません。日最低気温のベスト10は常に北海道の独壇場であります。津軽海峡以南の府県がこの欄になかなか食い込めません。府県では北海道の低温記録には太刀打ちできません。かろうじて食い込めるのは東北地方北部と長野県です。本日4位に食い込んでいる岩手県・藪川は本州で一番寒いところで、アメダスとしては-27.6度の記録ですが、アメダス以前の区内観測所時代には-35度を記録しています。あとしばしば食い込んでくるのが長野県・菅平で、-29.2度のアメダス記録としては本州島の最低記録です。 (ただし富士山の-38度は除く。これは南極昭和基地みたいな特殊なところです) あと本州島で寒いのは 栃木県・奥日光戦場ヶ原 と尾瀬沼で、共に-30度まで行くといわれています。『低温科学』2012.vol.70の11ページに、尾瀬沼で-31度と記載があります。東京電力の観測所か? 南の府県でも以上挙げたところならば、北海道の低温記録にかなり太刀打ちできましょう。地球温暖化の協奏曲を鎮めるために、低温記録更新が望まれます。戦場ヶ原と尾瀬沼に気象庁のアメダスを設置するべきであります。

 
2013年5月27日 日最高気温の高い方からベスト10
2013年5月27日 日最高気温 高い方から10傑
↑ 気象庁HP 今日の全国観測値ランキング から借用しましたが、図表の一部分をカットしています。

●面白いのは、最高気温のベスト10も北海道が多数を占めています。意外であります。最低気温も最高気温もベスト10を北海道が独占しているということは、北海道の日較差が非常に大きいことを意味していて、ざーっと調べると日較差20~25度に達するアメダスが旧十勝支庁と旧網走支庁に大量に出ています。朝はストーブを焚かねば寒いし、昼はクーラーが要りそうな暑さでありますが、帯広の午後2時の観測データは気温は30.7度ですが湿度がわずか32パーセントです。この湿度ではカラッとした暑さで、凌ぎやすいでしょう。この湿度ではそう暑くは感じないと思います。


2013年5月27日14時 アメダス気温分布
2013年5月27日14時 アメダス気温分布
↑ 気象庁HP アメダスの頁 から借用しました。

●この気温分布をみると、例えば、四国や九州では太平洋側よりも瀬戸内側や玄界灘の側の方が気温が高くなっています。また、近畿地方でもなんとなく日本海側が気温が高いです。東北南部あたりでもしかりです。あまり強くはないですがフェーン現象が起こっているのかな? という推定ができそうです。

北海道内陸部で気温30度超の赤色が出現していますが、 ①大気の下層から中層・高層まで温まっていて大気が安定しているところに、 ②比較的風が弱く、 ③夏至が近付いて日射が非常に強く、 ④緯度が高いため、日の出から日の入りの日長が南の地方よりも長く、 ⑤日高山脈と大雪山系越えの西風がフェーン現象を起こしたためではないか? と見ます。 (違っていたらゴメンなさい)

ですが、何で北海道の方が、南の本州島や九州島よりも気温が高いんやろか? 妙だな、と思ったのですけれども、衛星画像をチェックしたらすぐに理由がわかりました。なんのことはない、関東以西(以南)は雲が出ているんですね。雨は降ってはいないんですが、曇っているので気温の上がり方が鈍かったのです。関東以西でもし晴れていたら、35度超の猛暑日があちこちで出現して、たとえ北海道で異例の暑さになったとしても、ベスト10にはそう簡単には食い込めなかったであろうかと思います…。

2013年5月27日14時 気象衛星の可視光画像2013年5月27日14時 衛星可視画像↑ 気象庁HP 気象衛星の頁 から借用しました。

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