雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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満開だわあぁ!
昨日の夕方、下見に行ったら満開だぁぁぁ!
●昨日(5月9日)午後に、淡路島に自生しているホンシャクナゲ自生地の下見にいってまいりました。5月12日に予定しているシャクナゲ観察会が雨で流れる可能性が懸念されたので、その場合にそなえて観察しておこうとしたのでありますが、午後3時ちょうどに登山口に到着、午後5時半に下山してきました。今の時期は日が長くなり夕方近くに行っても観察できるわけです。

●満開でありました。ちょうど昨日の5月9日ぐらいが満開のピークであろうかと思います。12日には、満開のピークを過ぎているでしょうが、まだまだ木によっては蕾のものもありましたから、観察やお花見は可能です。大丈夫であります。懸念された天気も前倒しで降雨がありそうで、奇跡か僥倖なのか? 5月12日は絶好の五月晴れとはいかないでしょうがまずまずのお天気のようです。

とにかく滑らない履き物の用意をお願いします。
●心配なのは、前エントリーで申した通り、雨後の登山道は非常に滑りやすいということであります。雪道を歩くのも同然であると思うぐらいでちょうどいいです。先ず第一は装備であります。アイゼンまで履けとは言いませんが、とにかく滑らない履き物で来ることであります。で、歩きかたですが、つま先とか、かかとだけで歩くのはご法度、足の裏全体で登山道を掴むような感覚で、歩幅を小さくが基本的な歩きかたです。出来るだけ摩擦力が大きくなるように、重心移動が小さくなるようにとこころがけ、姿勢も腰を低くして万一滑って転んでもダメージを小さくします。杖もあった方がよろしい。岩壁登攀と同じで3点確保であります。手2点足2点の計4点のうち常に3点は岩壁に付けている…、となれば杖が2本要るのか? としつこく申すのは、乾燥している今日の下見で、私も滑って転んだのであります。慎重に行ったつもりですが見事にすべりましたです。ハイ。とにかく、そのシャクナゲ山の登山道は良く滑るのです。できれば危険個所にはロープを持って行って張りたいと思います。

●登山道の絶妙な勾配と、和泉層群の母岩が風化した粒子の細かい土壌と、登山道に積もったウバメガシの小さな葉の落葉とが、ベストミックス・ベストマッチして、まるで落葉スキーをするかのごとく良く滑るのです。昨日の記述では3人としましたが、参加者全員(12人か?)滑って転ぶであろうと上方修正いたします。怪我人が出ないことを切にお祈りいたします。わざわざ登山用品店に(淡路島から最寄りの店は神戸の好日山荘)まで行って滑らない靴を買ってくる必要は無いのですけれども、とにかく滑らない履き物が必要です。案外地下足袋などはいいかも? 


淡路島の自生ホンシャクナゲ
↑ ホンシャクナゲの花です。淡路島産です。綺麗ですねえ。やはりシャクナゲは山の自生品を見るに限ります。下界に降ろしたら何となく別物になってしまいます。それにシャクナゲはやはり西日本のホンシャクナゲあるいはツクシシャクナゲが一番です。亜高山帯のハクサンシャクナゲは高山植物然としていますが花は1ランクも2ランクも落ちます。東日本のシャクナゲは5数性で品がありません。西日本のものは7数性で(花冠が7裂する)、7という数字はラッキー7という表現があるように格別に縁起がいいのです。ホンシャクナゲは縁起のいい花なのです。

淡路島の自生のホンシャクナゲ
↑ 人相いろいろ花相いろいろで、これは交配栽培種の「ぼんぼり」を思い起こすような花相です。7裂する裂片がまるで口紅で化粧したかのごとく、ほんのりと桃色っぽいです。下部の花筒のほうは白っぽいです。明らかに色が違っています。昨日の下見で見つけましたが、こんなものは淡路島の自生地では初めて見ました。この花はもう傷みかけていますから、すっかり褪色しています。数日前の咲いたばかりの頃には花色がもっと濃く、さぞ美しいものだったに違いありません。2年前には、濃色赤花の個体を見つけて、その枝を接ぎ木して今苗木を作っていますが、淡路島のシャクナゲ山にはまだ面白い物が隠れているような気がします。

照葉樹林の中で咲くホンジャクナゲ
↑ 比較的に標高の低い所にある近畿地方のホンシャクナゲではありますが、あちこちの山に観察に行くと、たとえば大台ケ原山とか、滋賀県の比良山、和歌山県大塔山、岡山県後山などなど、やはり冷温帯のブナ林に多いです。せいぜい暖帯上部のアカガシとモミの混交林とかに多いようです。各地のシャクナゲ山と比べると、淡路島のシャクナゲは暖帯下部のシイ林やカシ林の中に自生していて、不思議な感じというかちょっと違和感があります。

ホンシャクナゲの種子を蒔いた
↑ 淡路島のホンシャクナゲ群落は明らかに衰退の段階に入っております。自生地のシイやカシ類が育って大木に移行しているので、低木のシャクナゲが被陰されてしまい、すそ枝が禿げあがっております。シャクナゲの後継樹も全く育っていないです。(1つの尾根は例外ですが)シャクナゲは半日蔭を好む植物ですが、あまりにも日蔭すぎるなど生育環境の劣化が見られます。ぼちぼち保護とか保全を考えるべき時が来ています。で、採取していた種子を蒔いて苗木作りであります。春先に蒔いておいたら、沢山の小さな双葉が顔を出しています。

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コメント
コメント
ランクルさんにはいつもお世話になります。コメントをコメントのままにしておくのは、勿体ないので、コメントを基にして次エントリーの記事にしました。
2013/05/10(金) 16:52:51 | URL | 山のキノコ #js83eNAU [ 編集 ]
今振り出したので、心配していた雨も大丈夫でないかと思っています。

いつも杖を用意してもらっていますが、ちょっと聞いた情報で「イタドリの杖」というのが丈夫で軽くていいらしいが、間に合いませんね。

いたどりという春に野原に生えている多年草の木ですが
小学唱歌に「スカンポスカンポジャワ更紗」というのがありました。
意味も知らずに歌っていましたが、スカンポというのはイタドリのことらしい。

そのイタドリで作った杖は軽くて丈夫なので、高齢者などの杖に良いと老人大学などで教わったとかで、どこから貰ったのか私のうちにあります。

イタドリとは古語で「すいば」、「すかんぽ」、「たじひ」というらしい。
子供のころ、学校の帰りなどに食べたが酸っぱいので余り好きではなかったが、好んで食べる人もいた。

思いつきでイタドリの杖を作ってみようかと思っているが、今回は間に合わない。
来年は作ってみよう。

2013/05/10(金) 09:38:46 | URL | ランクル #tSD0xzK. [ 編集 ]
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