雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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南あわじ市の国道28号線の交差点に、無積雪地帯ではレアな縦型信号機が…。
●前から、とても奇妙だと観察していたのですけれども、南あわじ市三原地区の市(いち)青木西交差点に “縦型信号機” があります。

そもそも、縦型信号機というものは、北海道と、北陸・東北の日本海側豪雪地帯(富山県・新潟県~山形県・秋田県~青森県)では普通のものであります。その反面、東北地方であっても太平洋側であるとか、関東地方~西日本ではほとんどが横型信号機であります。無積雪地帯では100%といってもいいぐらい横型信号機です。西日本や太平洋側(つまり無積雪地帯)でも希に縦型信号機が設置されている交差点等もあるみたいです。しかしながら、たとえば狭い路地みたいなところから広い道路に出る場所とか、事情があって低い高さの所に信号機を設置せざるを得ない場所とか、横型信号機が設置しにくい特殊ケースの場合のようであります。

したがって、横型信号機の分布域に住む人間にとっては、縦型信号機を見ると非常に奇妙な物に見えます。なんだか異国情緒のようなものを感じさせられます。逆に、縦型信号機分布域の北海道の住人が西日本に来て、道路に横型信号機ばかりあるのを見たならば、多分、奇妙な物に見えるのではないだろうか? (実際どうかは北海道から来た旅行者をつかまえて聞いてみないとわからないが…)


参考サイト
HOKKAIDOUツーリング道北様サイト(北海道北部?) → 北国・雪国では縦型信号が一般的。

雪国郷愁様サイト(山形県新庄市) → 昔は横型信号であったが、昭和60年ごろから縦型信号にかわった?

秋田こまっち様サイト(秋田県出身で仙台在住者か?)→ 秋田に帰省するとき 「自分の故郷に近づいて来ると、なぜか妙な違和感に襲われる」 故郷は 「こんな町だっけ?」 「ある日ふと気づきました」 「仙台と秋田県では信号が違うんですね」

北国・富山新聞様サイト → “隣県の石川から、ここ富山県に転勤してきた知人が「富山は運転しにくい」と言う。理 由を尋ねると、「信号機が縦型で見づらいから」らしい。” 昔は横型だったが、昭和56年豪雪がきっかけで縦型に移行していったのか? 

沖縄県警察様サイト → 1972年に日本に返還されるまでは沖縄は米国が統治していたから、最初のころ設置された信号機はアメリカ基準の縦型信号なのか? 最近、補助信号は縦型が多くなったとか?

●高知県とか九州などで、交差点での信号機は横型であっても、(山間部などワインディングロードでは)手前で予告する補助信号機は縦型が多いとか?


↓関東以西の太平洋側ではレアな縦型信号機
北海道および豪雪地帯以外の地方では、レアな縦型信号
●↑場所を特定できるように、証拠になるものを併せて画面に入れ込みました。兵庫県南あわじ市市(いち)青木西交差点です。Googleストリートビューでくだんの縦型信号機がみられます。

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●おそらく、この縦型信号機は車両用のものではないでしょう。西から東へと通行する場合には、この交差点に接近しますと3個の信号が目に入ります。交差点手前(入口側)の対向車線上の物、交差点向こう側(出口側)自車車線上の物、それとこの縦型信号機、の3個です。これらの3個は全く連動して交通整理をしています。この縦型信号機は西から東に東進する車から見ると、対向車線側の低い位置、すなわち歩行者用信号の高さに設置されています。

狭い田舎国道の交差点に、信号が3個も要らない
なんせ、田舎の狭い道路なのです。国道と言っても2桁数字の田舎道です。1つの交差点に信号が3個も要りません。1個でも問題ないでしょう。それから、交差点付近に伐採してはいけないご神木とかがあって、その枝で高い所の横型信号機が見えにくい状況などが存在し、補助的に低い所に縦型信号機をつけた、というふうな状況でも全くありません。おそらく、設置の高さから解釈すると、車両用の信号ではなく歩行者用の信号に近いもののようです。たぶん自転車用信号なのだろうと思います。(自転車用信号の表示などはありませんが…)近くに高等学校があり高校生たちが自転車で通っています。おそらく高校生たちは縦型信号のある側を通っているのではないか? ちょうど登校する朝に見るように設置しています。高校生の自転車通行が多い側に、そして時間的に下校時ではなく登校時に役立つようにと、自転車用信号として縦型信号をポールにぶら下げたのではないかと推定しています。

たぶん、マナー・行儀の悪い高校生対策用の物だろう
では何故に人形の映る歩行者用信号機ではなく、仰々しい車両用信号機をぶら下げたのか? ですが、島の高校生は行儀が悪くて道路の信号など守らないからでしょうね。車両用信号のほうが威圧感(?)があり重々しいので、行儀の悪いやんちゃ高校生どもも多少は守るだろうと、設置者が考えたからではないか? つまり、普通の歩行者用信号では無視されるから重々しいものを設置して心理的に脅かしているのです。車でも従わなきゃならん信号だから、無視したらマズイなと思わさせるわけです。そして、設置の高さが低いから、極端に背の高い人が頭を打っては困るし、垂直方向に立つポールに取り付けるには横型信号では恰好が悪いです。で、縦型信号機をぶら下げたのでありましょう…。と勝手に解釈しています。

●ま、たとえ、(たぶん狙いは)行儀の悪い自転車通学高校生対策用信号機ではあっても、モノは車両用信号機と何ら変わらないわけです。淡路島だけでなく、西日本の瀬戸内側や太平洋側ではかなり珍しい物であることには変わりません…。


↓西日本太平洋側にある、雪国仕様の縦型信号機 (愛媛県久万高原町)

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↑愛媛県久万高原町の通仙橋交差点です。旧面河村に当たるそうです。 信号機ファンの間では、愛媛県では非常に珍しい雪国仕様の縦型信号機が見られるスポットとして有名らしいです。国土地理院地形図を読むと、このスポットは海抜480~490メートルぐらいであります。西日本の最高峰である石鎚山(1981メートル)の山頂すぐ南側にある 面河渓(おもごけい) の進入登山道の入り口です。15キロほど離れたところに久万スキーランドというスキー場もあります。久万高原町の周辺は海抜高度も高く、太平洋側の積雪地帯であります。よって、雪国仕様の縦型信号機が設置されたのではないか?

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