雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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嘘をつく 「ウソつかない」 ポスター!? 
●Facebookで “嘘をつく「ウソつかない」ポスター” が話題を呼んでいるそうです。ただ今、急速にネット空間に拡散中のようであります。ただし、この「ウソつかない」ポスターが本物なの? 自民党が作った本物かどうかという疑念は少しあります。阿部首相の写真が入った「日本を、取り戻す。」というポスターは多分本物でありましょう。何回も見ています。自民党政策パンフレットにありますから本物とみなして間違いないと思います。

しかしながら、他の2枚は全く初めて見るものです。中央の自民党本部が作ったポスターではなく、傘下の農村地帯にある自民党県組織あたりが独自に作ったものじゃないかな、という感じがします。もし仮に、悪質なイタズラで何者かが贋作したものであれば、悪質を通り過ぎています。犯罪的です。いつ貼ったかに依るかもしれませんが、犯罪に当たるかもしれません。実際に犯罪に当たるのかどうかは法律の専門家に聞かないと分かりませんが、相当マズイんじゃないでしょうか? で、そんな馬鹿なことをする人はいないでしょうから、やっぱり農村地帯の自民党県連あたりが自民党本部とは別個に作ったのではないか?

●自民党の公式マニュフェスト(J-ファイル2012 自民党総合政策集)は、TPPに関しては次のように言っています。
自民党マニフェスト39頁から引用
TPP に関しては、政府が国民の知らないところで、交渉参加の条件に関する安易な妥協を繰り返さぬよう、わが党として判断基準を政府に示しています。
① 政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
② 自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
③ 国民皆保険制度を守る。
④ 食の安全安心の基準を守る。
⑤ 国の主権を損なうようなISD 条項※は合意しない。
⑥ 政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。


●マニュフェストは、明らかに「反対」とか「断固反対」ではありません。ポスターの文言とかなり開きがあります。しいて申せば、マニュフェストで言っていることは「条件付き賛成」です。「いちおう賛成ではあるが、条件を付けている」という感じです。“原則は関税全面撤廃もしかたないけど、こちらが要求する分野の関税だけは残してくれるんだったら、反対はしないよ” と読めます。大いに妥協や歩み寄りはしますよ、ということなのです。②~⑥に関しては、これはあくまでも交渉参加した後の交渉項目であります。いま突きつけられているのは交渉に参加するのか、しないのかの国家の意思決定であります。具体的項目を交渉しているのでは決してありません。今、いくら強い決意を並べたところで意味はありません。そもそも、TPPは多国間の交渉事であってアメリカと日本だけではありません。したがってオバマ大統領が具体的項目について確約できるハズもなかろうかと思います。けれども、アメリカが主導権を握っているから、日本政府と米国の政治的な力学を考えたら、日本政府に交渉力は無いのは明白で、属国・植民地然とした日本は、宗主国のアメリカのいいなりでありましょう…。

多くの国民が心配しているのは、日本がアメリカと交渉して対等に渉りあえるのか? という危惧であります。もし政治力で日本が上位であるならば、逆に、日本の主張や基準をアメリカに呑ませることも有りです。それならばTPPの利用価値があるのですが、現実は逆です。いまだに米国の軍隊が日本に駐留しています。アメリカ兵が犯罪を犯しても日本の裁判所が裁けるわけではありません。日本は、治外法権がまかり通っている屈辱的な植民地なのです。オスプレイの交渉ひとつ見ても、日本はアメリカのいいなりになるしかありません。日本に交渉で渉り合える政治的強さなど、全くないのは明明白白なのです。そのことを、国民・有権者は危惧しているのです。

●自民党マニフェストはTPPに反対では全くありません。積極的賛成ではないというだけのハナシです。一方、出所不明のポスターでいう「断固反対」とは、普通に解釈するならば、一切の妥協も譲歩もしないということであり、とにかく、何事があろうとも反対するということでありましょう。自民党のマニフェストと「ウソつかない」ポスターとの間には、あまりにも大きな温度差というか落差があります。


それにしても、民主党はウソをついて国民の期待を裏切り、解党寸前のがけっぷちに追い込まれています。しかし、自民党もウソつき民主党と大して変わらないことがハッキリとしました。“ウソつきは政治の始まり” なのか? あるいは、平気でウソがつける才能がないと、政治家など到底努まらないということなのか?

以下、2枚の写真をネット空間で拾いましたが、出所は不明です。著作権の有無も不明です
本物か?

本物か?

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おたけさん、こんばんは。

そう言われれば、確かに傾いていますね。ネット空間でいま話題になっている写真を借用したのですが、この写真の原本を撮られた方が、意識的に傾けて撮ったのかもしれませんね…。

それにしても、自民党に200人ものTPP交渉参加に反対や慎重な議員がいるのに、自民党の役員会がTPP交渉参加の判断を安倍首相に一任した、というのでは腰抜け議員ばかりです。徹底抗戦して首相を引きづり降ろすぐらいの気概を見せてほしいところですが、ダメそうな感じです。綱引きで強い相手にズルズルと引っ張られるように、TPPに引きずり込まれていきそうですね。

TPPは多国間条約なので、最終的には、国会で承認・批准しなければ発効しないと思います。TPP阻止のチャンスはまだまだあるとは思いますが、世論がマスコミの御用報道に乗せられてバイアスがかけられているので、先行きは非常に危うそうです…。7月の参議院選挙で、政党間を越えて、TPP反対の議員が圧倒的多数を占められるかどうか、が日本の運命の分岐点かなと思います。

アメリカは恐ろしい国で、かつて、「大量破壊兵器があるかどうか確認できていないから待て」という国連の制止を無視して、イラクに戦争をしかけました。しかし、結果的に大量破壊兵器など全くなく大義のない戦争であったことはブッシュ大統領も認めました。このようにアメリカは極めて身勝手で独善的な横暴国家です。日本がTPPに引きずり込まれた暁には、日本語が非関税障壁そのものだから、公用語を英語にしなさいとか、軽自動車という規格が、アメリカ車が売れない要因だから軽自動車を止めなさいとか、とんでもない要求をつきつけてくるでしょう…。

68年まえの敗戦で、マッカーサー元帥が連合国軍総司令官として日本を占領統治したときに、日本の公用語を英語にせよとする占領政策を打ち出しています。で、日本人の読み書き能力を調べたみたいなんですが、日本人が難しい漢字をあまりにも読み書きが出来るのをみて、こりゃあ、日本語をやめさせて英語を押し付けるのはむりだあ、とあきらめたみたいです。

アメリカの植民地になっていたフィリピンは公用語は、フィリピン語と英語と規定されているようです。フィリピンはフィリピン全土に通用する言語がなく、地方言語が数十もあってフィリピン人同士でも意思の疎通が出来なかったという下地があって、英語が公用語になったということもあるんですが、フィリピンみたいにTPPで将来は日本の公用語が英語化されていく危惧が大いにあります。TPPに賛成している議員や有権者たちはその認識や覚悟があるのでしょうかねえ?

ま、賛成する人は、さぞかし英語が得意なのでしょう。日本の公用語が英語と規定された暁には、英語の得意な人は高い地位と高い収入が得られます。英語が苦手な人は低収入の下層階級で、這いあがれません。公用語が英語のフィリピンでもインドでもそうなっています。それでも、いいんですか? と覚悟を突き付けられているのがTPPなんです。既に、社内公用語が英語になっている会社は、日産自動車をはじめ沢山あります。ようするにアメリカの制度や基準や価値観を押しつけられて、日本国が改造されていくんです。それを狙うのがTPPなんですよ…。

2013/02/27(水) 01:48:50 | URL | 山のキノコ #js83eNAU [ 編集 ]
いいですね・
この一番最後の少し傾いた構図、意図して撮ったものなら表題に最適写真と思います。
右上にできたこの三角が、「ブレ」を強調していますね>物言わぬ写真が主張していますね。
2013/02/26(火) 23:19:58 | URL | おたけ #- [ 編集 ]
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