雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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北朝鮮は、米国が言うように、本当に悪の枢軸国なのだろうか?
●北朝鮮が恒例(?)の核実験をやったところ、轟々と非難の声があがっております。圧倒的多数は非難の声なんですけれども、一部に別の見方があります。その代表的な意見として、武田邦彦先生のご意見を、「引用はご自由にどうぞ」と書いていらっしゃいますので、引用させていただきます。武田邦彦先生は元々は原発関係の仕事をされたのですが、原発村から足を洗われて、反原発に転向されました。転向後しばらくは胡散臭さもチラチラと見え隠れしていましたが、転向後2年近く経って反原発の言説が板についてきました。

武田邦彦 『時事寸評 北朝鮮の原爆実験が「悪」の理由 その第一弾』 
引用開始(なお、箇条書き①~⑱を色付けした)
北朝鮮が2013年2月12日に数キロトン(広島原爆の数分の1の規模)の原爆実験を行った。これに対して日本の政界、マスコミなどが一斉に非難、世界的にも非難の声が広がっている。なぜ、北朝鮮の原爆実験が「悪」なのだろうか?
1、アメリカは北朝鮮を名指しで「悪の枢軸」と呼んでいる、
2、アメリカは自らが「悪」とした国の主権を認めない、
3、アメリカは国連が認めていなかったイラク攻撃をウソの理由で開始した、
4、アメリカはイラクを解体し、フセイン大統領を殺害し、混乱に落としいれた、
5、アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスなどの白人国は自ら原爆を保有し、その破壊力は数メガトン規模である、
6、北朝鮮は国家主権を持つ独立国で、自衛の権利を持つ、
7、アメリカに対して北朝鮮は無防備で良いということはできない、

というのがまずあり、次に、
8、白人の方が有色人種より上位にある、
9、先に発展した国は優先権がある、
10、アメリカなどの国の核は正しいが、発展途上国の核は「悪」である、
11、国際的に孤立した国は悪である、

のような一連の白人優位説に基づくものがある、ただ、反対に、
12、現在はまだ白人の植民地支配との戦いの中にある、
13、国家主権を認めるなら、国連安保理は仕方が無いとしても、基本的には国は平等である、
14、北朝鮮は日本の隣の国であるので、応援したい、

などもあり、さらに、
15、北朝鮮が嫌いだ、
16、北朝鮮は日本人を拉致したので、何をしても「悪」だ、
17、日本はアメリカと同盟を結んでいるので、アメリカと敵対する国は非難する、
18、日本の空気が北朝鮮をバッシングしているので、理由はともかくバッシングする、

などがあるだろう。さらに考えてみるが、一応、このぐらいのことを考えると、北朝鮮が核実験をすることは国家主権の範囲であり、お隣に国を支持するという考えもあるように思う。 (平成25年2月13日)

引用終了

●さて、武田邦彦先生のご意見にはうなずけるところが沢山あります。で、私も少し考えてみました。19、以降を勝手に付け加えてみました。
19、沖縄の基地問題が議論の俎上に上がるとき、タイミング良く北朝鮮の南朝鮮への砲撃があった。
20、日本で総選挙の直前にタイミングよく北朝鮮のミサイル発射実験があった。
21、オスプレイ配備を日本が押し付けられた際に、安全性だけでなく中国・北朝鮮の脅威も語られた。
22、東アジアで軍事的緊張が高まると、日本軍・米軍・中国軍ともに軍隊が焼け太ると考えられる。
23、軍事的緊張は、軍事産業の大きなビジネスチャンスである。
24、軍需産業の賑わいは、大きな産業連関・経済波及効果がある。
25、歴史上、戦争特需が大不況脱出のきっかけになったことは、しばしばある。
26、日米同盟を強固にしなければならないとの議論は、つねに北朝鮮脅威論とセットである。
27、このたびの北朝鮮の核実験では、北朝鮮は中国と米国に事前通告している。
28、中国は北朝鮮と友好国である。
29、北朝鮮は世界最貧国に近い国で、経済崩壊予想が幾度となく流されてきた。
30、核実験をする余裕がありそうもないので、資金援助する国があるのでは?という想像も湧いてくる。
31、米国のCIAが刺客を送りこんで北朝鮮政府を転覆させるという闇情報が過去に幾度となく流れた。
32、しかし、一向に米国が(イラクのように)北朝鮮を潰そうとしない。
33、北朝鮮が恒例の核実験をしたので、国連もいちおう恒例の非難をしたように、見える。つまり、非難のための形式的な非難のようにみえる。

情報を収集して、更に考えてみますが、一応、このぐらいのことを考えてみますと、今回の核実験も胡散臭くみえるような気がいたします。真相は密生したヤブの中で窺いしれませんが、深い水面下では、米国・日本・北朝鮮・中国は繋がっている部分があり、案外、話あい核実験なのかも??

●通常語られるのは、北朝鮮の「せとぎわ外交」だとか「恫喝外交」だとかいう説明です。北朝鮮が核兵器開発の脅威をちらつかせて、経済支援などを引き出したりするための「外交カード」に核開発疑惑(もう疑惑ではありませんが)を使っているというのです。でも、おかしくありませんか? 経済力・軍事力の巨大な差を考えたら、たとえばアメリカが北朝鮮を叩きつぶそうとしたら、3日もかからないでしょう。アメリカにしたら喧嘩する値打もないような弱小国の筈です。北朝鮮にはイラクのような石油もないし…。北朝鮮が、核の脅威をちらつかせて米国や国際社会を、本当に脅迫などできるだろうか? という素朴な疑問が湧いてくるのですが、おそらく武田邦彦先生の疑問もそういうところから出ているのだろうと、思います。

これほどの経済力格差があって、北朝鮮が米国などを脅かせるだろうか?
米国のGDPは北朝鮮のそれのなんと558倍!です。中国は294倍、日本は213倍、韓国は41倍です。これだけもの格差があるので、北朝鮮がほんとうに米国などを脅かせたり、また周辺の国々が北朝鮮にビクビクとしているというハナシは、ちょっと考えたら非常に不自然です。あまりにも奇妙です。
各国のGDPの比較
各国のGDPを比較するのは通貨が異なるので難しいのですが、北朝鮮のデータがこれにしか見当たらないということで、北朝鮮を取り巻く各国のGDP(国内総生産)の数字は、IMFの国別GDPのリスト から拾いました。 人口概数は、Wikipedia「国の人口順リスト」 から採りました。1人当たりのGDPは私山のキノコがそれらの数字から計算しました。

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