雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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大寒のヒラタケ、採る
●本日は、2012年1月25日であります。いよいよ年間で一番寒い時期になりました。気象観測統計をチェックしてみましたところ、わが淡路島の洲本特別地域気象観測所(旧洲本測候所)の観測統計では、1月28日~2月2日の6日間が、日最低気温の平年値が1.6度であります。この6日間が年間で一番気温が低くなります。6日間の真ん中をとれば1月30日と31日との境ということになるのですが、つまり、年間で一番気温が下がるのは1月の月末ということになりましょう。

●厳寒期にもかかわらず、ヒラタケが逞しく出てきました。西日本ではカンタケ(寒茸)という異名が広く分布しています。読んで字のごとく寒い中でも出てくるという意味ですが、その異名に恥じない面目躍如という感じです。

1月25日に見つけたヒラタケ(平茸)ホストはニワウルシの立ち枯れ木
↑本日1月25日に見つけた。収獲適期を数日過ぎているという感じではありますが、気温が非常に低い時期なので傷みがほとんどなく、食べられます。実際に晩飯のおかずに七輪(?)で炭火であぶって焼肉のタレで食べたら美味かったです。焼いて焼肉のタレで食べるという食べ方は、昨年12月23日に観察会 「おたけさん」 の 特選写真ギャラリー をした際にもヒラタケを見つけて、参加者の「おたけさん」が考案した食べ方です。
今年(この冬)はヒラタケの当たり年かも? 昨秋から何回もヒラタケを賞味させていただきました。

●昨年12月23日の観察会でのヒラタケは、エノキ の大木の枯れ木に出ていました。本日見つけたものは、ニワウルシ の枯れ木に出ていました。ニワウルシは環境省が特定外来生物に指定して目のカタキにしています。けれども、ニワウルシの大径木の枯れ木には、ヒラタケや野生のエノキタケがよく出てきます。キノコファンには有難い神様のような樹木なんです。特定外来生物に指定して目のカタキにするのは、バチが当たります。そのほかの樹木ではヒラタケは、カクレミノ にもよく発生しています。淡路島南部の山岳地帯では、ヒラタケの発生する3大樹種はエノキ・ニワウルシ・カクレミノなのです。他の樹木では発生頻度は極めて低いです。なお、ヒラタケは枯れ木でないと発生しません。生きている木はダメです。で、ヒラタケ探しのコツは、この3大樹木の立ち枯れや切り株を探すことです。

● Google画像検索「ヒラタケ」 を見ると沢山出てきます。広い世の中にはヒラタケファンが大勢いるようです。写真の撮り方にもよるんですが、傘の色など変異の幅があなりありそうです。私が本日採ったものは「ひだ」がかなり黒味を帯びたものでした。Google画像群は下の方にいくとクリタケ、ナメコ、など明らかに違う物が出ているので、参考にするには上の方の物だけにしておくほうが無難です。なお、37段あたりに観察会に参加下さった方が出てきたのにはびっくりです。

● 『今昔物語』に載るヒラタケの話 がネットに落ちていました。この文章は、多分、小川真著『きのこの自然誌』から転記したものだと思います。同小川氏著『マッタケの生物学』と並んできのこファン必読の名著です。
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