雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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反原発派の大同団結は歓迎するところだが、一抹の危惧もあり。
小党分立を束ねる扇のカナメが登場
●嘉田由紀子滋賀県知事が「日本未来の党」を設立して、「国民の生活が第一」をはじめ原発反対・消費税増税反対・TPP参加反対を主張する各党が合流することになりました。われこそは大将だと群雄割拠していた戦国武将たちが、1つの旗のもとに統一されていった故事を見るかのようです。小党分立していた勢力分布が、鮮明に、画然と、2色に塗り分けられてきました。

橋下徹氏は弁護士くずれのカメレオン
●言うことがカメレオンみたいに変わり、政策の根幹が定まらず、漂流と迷走を続ける橋下徹氏は、無色透明です。また、いちおうTPP反対を唱え対米独立志向かと思える半面、尖閣騒動ではアメリカ軍事戦略の走狗をしているのではないか?と見られる石原慎太郎氏も無色透明です。無色透明というのは、どのような色にも染められる、そのときの都合次第では予想もしない色になるという意味で、全く信用ならないのです。

橋下氏の手法は、まず出来もしないこと(するハラがないとと)を壮大にブチあげます。大風呂敷です。そして、相手の反応を見ながら、情勢の変化をにらみながら、妥協点をさぐるというか落とし所を模索するというやり方です。これは法廷闘争の弁護士手法ではないのか? 相手の出方を見ながら対処を考えているので、言うことがころころと変わるのでしょう…。政治家がとる正攻法とは根本的に違うように思います。

石原慎太郎氏は文学青年くづれの権力乞食
●また、石原慎太郎氏の手法は、手法と呼べるものなど特になく、とにかく権力志向の “権力亡者・権力の乞食” であります。たんなる唯我独尊の暴走老人です。彼は若いころに『太陽の季節』という短い小説を書きました。堕落する若者群像を描いた作品です。社会に堕落した若者たちがいたから、その姿を写し取ったと言う意味で「時代を記録した文学価値」はないことはないのですが、ハッキリ行って駄作であります。彼は小説らしいものはこれしかないのに、芥川賞の選考委員をしています。彼に、文学史に残る名作が出現するかもしれない芥川賞の候補作を審査する資格などあるのでしょうか? 私はないと思います。

政治家の正攻法は旗色を変えない、旗を降ろさない
●政治家のとるべき正攻法は、まず最初に、具体的政策・政治理念や哲学を高くかかげます。そして、とにかく、万難を排してそれを目指すべきなんです。たとえうまくいかなくても、妨害の嵐でとん挫したとしても、再起を図ってチャンスを待つ…。掲げた政策や理念の旗は降ろさない。ということであろうかと思います。この手法を愚直に守っているのが小沢一郎氏であろうかと思います。

以上のようなことで、橋下徹氏と石原慎太郎氏は、お払い箱です。もう有権者はだれも彼らを相手にしません。

鮮明な2項対立だ! マスゴミどもが喧伝していた第1極・第2極・第3極などは嘘八百の創作です。明確な2項対立しかありません。争点は実にハッキリしています。
明確な2項対立

●これが12月16日に行われる衆議院選挙の争点です。争点は明確です。原発を続けるということは既存の政官業利権構造を温存するということと等価です。消費税増税というのは法人税・所得税累進課税緩和とセットになっています。あきらかに大資本と大金持ちの優遇策です。TPPとはアメリカの制度や構造を日本に移植することを狙っていて、「年次改革要望書」→「日米経済調和対話」→「TPP」の流れがハッキリとあり、日本のアメリカ属国の恒久化を狙っていると考えるべきであります。

ただし、嘉田氏には疑問がいろいろとあります。
●嘉田由紀子滋賀県知事が立ち上げた「日本未来の党」を大歓迎する論調が、ネット言論空間で広がっています。水を指すようですが、疑問もたくさんあります。

★嘉田氏は、有権者に脱原発の選択肢を示すために新党を立ち上げたとの意味をいいましたが、それはおかしいです。脱原発は国民の生活が第一をはじめ、共産党に至るまで多くの党が主張していましたから、選択肢は既にありました。嘉田氏によって初めて脱原発の選択肢が示されたのではありません。

★「卒原発」の表現は全くおかしいです。原発は利権にまみれ、原子力村の陰謀と欺瞞で運営されていたことが誰の目にもハッキリしました。しかも原発は核開発につながるプルトニウムの製造プラントでもあります。いまや、おぞましい忌避・嫌悪の対象であります。卒なんとかと表現すると、原発のもつ真っ黒なイメージが隠されます。たとえば学校を卒業するという表現を考えるとわかるのですが、卒という意味には、真っ黒なものを止めるという意味は全くなく、むしろ好ましいものを一通り身につけたという意味になってしまいます。明らかに、「卒原発」はイメージ操作を狙っています。

★嘉田氏1人の党にすぎないのに(本当は党ではなくただの政治結社)50人からの現職国会議員のいる「国民の生活が一番」が合流するというのは非常にヘンです。逆でしょう。「国民の生活が第一」に嘉田氏が参画し立候補するというのが普通のハズです。

★嘉田氏は橋下氏と連携して、原発反対を言ってはいましたが、大飯原発再稼働問題において、橋下氏と同様に再稼働容認をしています。反対を貫いたのではありません。原発村の連中ににちょっとネジリこまれて簡単に変節した前歴を持っています。橋下氏の正体も見抜けず、たとえ大飯原発を再稼働しなくても電力不足にはならなかった(その分の火力発電所を止めていたことが内部告発で発覚)ことも見抜けませんでした。そんな人物が脱原発の先頭に立っても、強固な原発村の抵抗に立ち向かえるのだろうか?

★しかも、小沢一郎氏は無役であると言っています。一体、これはどういうことなのか? 小沢一郎氏こそが日本未来の党の代表者になるべき人物であることは間違いありません。小沢一郎氏は無罪が確定し、冤罪が払いのけられました。晴れて代表になれる状況になったハズです。

★嘉田氏は、飯田哲也氏なる人物を代表代行にしていますが、飯田氏は橋下徹氏と夏ごろまで組んでいた人物ではないか。竹中平蔵氏とも繋がりのありそうな人物ではないか。それに、飯田氏は太陽光発電と風力発電や地熱発電を一生懸命に異常なほど喧伝してメシの種にしている人物です。嘉田氏は、再生可能エネルギーも原発同様に膨大な税金が流し込まれ、すさまじい利権構造があるのを知らないのだろうか?? なぜこんな男と組むのか?

他にも疑問は沢山あるのですが、危うさというか、胡散臭さも目立ちます。日本を真に牛耳る勢力にとっては、嘉田氏ならばいかようにも籠絡できると考えているのかもしれません。民主党の二の舞になるかも? 日本未来の党が既得権益勢力にまた乗っ取られて、小沢一郎氏はずしが再現するのでは? という一抹の危惧があります。


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