雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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秋の訪れ、上空に寒気が侵入し、ススキの穂が出る。
本日は、2012年09月21日(金曜日)であります。

西日本の上空に寒気が侵入してきました
2012年9月21日09時 500hPa高度と気温
気象庁ホームページ から、気象等の知識 → 天気予報・台風 → くらしに役立つ情報 → 天気図について → 高層天気図 と、頁をめくっていくと専門の高層天気図が無料で閲覧できます。 気象庁 船舶向け天気図提供ページ でも、無料で高層天気図が閲覧できます。引用した図は船舶向け天気図提供ページから借用したのですが、 AUAS50という図で、上空の500hPa面の等高度線と等温線が主に描図されています。注意すべきは、地上天気図にえがかれている等圧線に当たるものが、等高度線であります。500hPaの気圧となる高度をあらわしています。つまり、上空5000メートルの高度の気圧ではなくて、500hPaの気圧となる高度でありあす。なぜそうするかといえば、ラジオゾンデ観測気球を飛揚させたとき、5000メートル高度(すなわち指定高度)の気圧や気温を測るのは難しく、500hPaになった所の高度や気温を測る方が観測技術的に簡単であるということであります。

●冬になると、テレビ等の天気予報で、5000メートル上空に-40度の寒気が来たというふうに解説されます。しかし、解説する予報官や気象予報士の説明をその都度しっかりと聞くと、5000メートル上空とか、5500メートル上空とか、5000メートル余りの上空とか、言い方が微妙に異なります。これは特定の高度の気温を観測しているわけではないからです。かといって、500hPa面での-40度の寒気が南下などと説明したならば、説明の説明が必要となりますし、天気予報の僅か5分ほどで、ごちゃごちゃと説明などできないでしょう。専門家の予報官や気象予報士にすればキチンとしたことを解説したいハズだと思うのですけれども、時間的制約もあるし、また、ごちゃごちゃと解説して、視聴者がちゃんと聞くのだろうか?ということもありましょう。そのあたりのジレンマみたいなものがあるのではないか? と想像しています。

さて、本日2012年9月21日09時の500hPa気温を見ると、西日本上空に秋の寒気がやってきました。
2012年9月21日09時 西日本上空の寒気
↑暑さ寒さも彼岸までという俚言に合わせるかのように、西日本の上空に寒気が侵入してきました。平年値よりの偏差はマイナス4~5度ではありますが、それまでは平年値よりも高めでしたので、地上でもめっきりと涼しくなったという感じです。今朝の九州内陸部では15℃前後まで冷えたところが多く、肌寒いぐらいだったのではないだろうか?

福岡の上空の気温変化
↑気象庁の観測データを元にして、山のキノコが作成しました。緩やかに下降している赤線が日ごとの平年値の推移です。激しく変動する青線が今年の8月1日から9月21日の変化です。9月17日に+0.5度という異常値をしめしているのは、この異常値を観測した17日09時に、福岡の西200キロのところに台風16号(T1216)の中心があり、台風中心部の強烈な上昇気流で吹き上がる暖域にかかったためではないかと思います。そのあと数日たって寒気が南下してきたようであります。上空の気温変化をみても完全に夏は終わりました。

淡路島南部の南あわじ市でも、山の方ではススキの開花を確認、観月会の活花に間に合った
2012年09月12日 南あわじ市神代上田川源頭尾根にて
↑さる9月12日に、南あわじ市神代上田池の源流地帯の尾根で、ススキの開花を見つけました。海抜は470メートルぐらいの場所です。付近を捜すともう1株開花していました。山の方ではやはりススキの開花は平地よりも2~3週間は早いようです。今年の中秋の名月は遅くて、9月30日でありますが、観月会の活花にはススキが使えそうです。
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