雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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コメントへの返信。太陽活動の低下が鮮明! すくなくともダルトン極小期程度はありそう…。
ビワの幼果に「凍害」が発生! 今後、懸念される寒冷化の被害と題する今年の4月24日付けの古い拙記事に、本日コメントを頂戴しました。そこで返信を書いて投稿すると「以前の投稿と重複しています」などと意味不明のメッセージが表示され投稿不能となります。再度、投稿しようとしたら今度は「不正投稿です」とさらに意味不明なメッセージであります。どうなっているのか、サッパリ分かりません。さて、どうしたらいいものか? 以前に何回も申した通り、わたくしは全くのパソコン初心者でありまして、解決方法がわからず放っておくしか、しかたがないところであります。しかしながら放っておけば、人から話かけられて返事をしないということに相当します。たとえ全く見ず知らずの人から話かけられても、耳が聞こえ口が喋れる人ならば誰でも返事ぐらいするハズであります。「こんにちは」と挨拶をされて返事をしないのは、おそらく、耳や口が不自由なのであろうかと思います。あるいは、よほど深刻な悩みを抱えて気分が塞いでいるとか、放心状態にでもあるのでしょう。わたくし山のキノコは耳も聞こえるし、話上手ではないにしても口も喋れます。そこで返事をしようと思うのですけれども、ここに返信を書こうと思います。返信だけ書くのはモッタイナイとおもうので、半分は返信、半分は記事ということにさせていただきます。 いただいたコメントはこちら

【今回のエントリーは基本的には返信でありますが、半分は記事に仕立てました】

章英さんへ
またまたコメントを頂戴しまして有難うございます。御指摘がとても鋭いですね。

【大分県 アメダス玖珠の最低気温順位の1位と2位は同一の現象】
仰る通り、大分県アメダス玖珠の日最低気温極値の-14.7度は、3位の-11.5度と比べるべきですね。1位と2位とは多分一晩で起こった1つの現象でしょう。2012年2月2日~3日にかけての低温は、上空に強い寒気が入っていたところに加えて、風が弱く空気が乾燥していたために、強い放射冷却が発生したのが原因だったと記憶しています。それで夜間にしんしんと冷えていって、夜11時台にすでに-12.9度が示顕し、日が替ってもさらに冷え続け、明け方に-14.7度が示顕したのだと思います。(今となっては気象庁のホームページでは確認できませんが)
大分県 玖珠 での最低気温記録
↑(6位以下省略)この1位と2位は寒波襲来で一晩で起こった寒冷現象ですが、統計上24時で区切ってデータを取るために1つの現象であるにもかかわらず2個の数字が生じました。なお4位と5位は別々の現象です。5位の寒波が来たのち13日後に次の新しい寒波がやってきた。
【統計データを見るときには、観測方法が変更されていないか注意を要する】
それとアメダス発足当初はたしか1時間毎の観測だったですか? それが10分毎の観測になり、今では10秒毎の観測じゃなかったですか? 観測時間密度が変っていますから、古い数字と新しい数字を比較する場合、観測方法変更による誤差を補正する考え方を持っておく必要がありますね。よい勉強になりました。

【30~40年前は厳冬の時代】
1970年代から1980年代前半は、仰る通り厳冬の時代でしたね。1981年の2月下旬の寒波は強烈でした。あのときは放射冷却による低温では全くなく、大気の下層から中層にかけて、シベリアから寒気が地を這うようにどっと移入してきました。800hPa高度に相当する剣山測候所(1945m、2001年に施設廃止)で-23.4度、700hPa高度にほぼ近い富士山測候所(3775m)で-38.0度で、それぞれ低温極値になっています。
富士山の年最低気温の推移
↑富士山測候所の年最低気温の80年間の推移です。1981年の-38.0度というのは際立って低くなっております。

【淡路島のビワが寒害で壊滅した】
淡路島の洲本測候所でも-6.1度で第1位の記録です。淡路島では2月26日の夕方から気温が急激に下がり深夜に低温のピークがあったのですが、晩になって自宅軒先(海抜40m)に未検定のものですが温度計をつるすと-6度でした。急きょ裏山に車で登って同じ温度計をつるすと(海抜520m)何と-12度です。気温減率が非常に大きくなっているのにビックリした記憶があります。
この寒波で淡路島の果樹は壊滅です。ビワは幼果がやられ収穫ゼロ、ミカンは葉が全部落ちて落葉樹みたいになりました。枯死は免れたのですが、愛媛県の産地では枯死するミカン樹が大量に出たようです。

【厳冬の時代には気象学者たちが氷河期が来るぞ! と騒いだ】
1970年代には世界的に気温低下が観測されたので、気象学者たちは氷河期が来るぞと騒ぎました。日本で先頭に立ったのは根本順吉です。『冷えていく地球』(家の光協会、1974年)とか『氷河期が来る』(カッパノベルス、1976年)など書きました。発売当時わたしも買って読みました。氷河期が来ると、コメの栽培北限が高知や宮崎まで南下して、食糧危機が避けられない、と恐怖を煽っていました。

【気象学者たちは氷河期到来説を総括しないまま温暖化論に転向】
しかしその後、10年もたたないうちに、根本順吉は180度の宗旨替えです。前説を反省し、総括しないうちに、また、氷河期危機説を唱えた舌の根が乾かぬうちに、今度は地球温暖化の煽りに加担です。根本順吉が典型例ですが、学者(研究者・専門家)は豹変します。いとも簡単に前説を取り下げます。何食わぬ顔で180度反対のことを言い出します。前説の反省も懺悔も自己批判もありません。社会に与える影響の配慮もありません。もちろん責任も取りません。これが学者の性癖であり生態です。気象学者だけでなく経済学者にもよく見られます。これがCO2温暖化説の信用ならない大きな要因の一つなのです。

【気候変動の太陽活動原因説の復権】
さて、今後の気候推移がどうなるのか予断するわけにはいきませんが、仰る通り、太陽活動の推移がカギを握っているでしょうね。
(SIDC)Solar Influences Data Analysis Center
【上記サイトから、グラフを2枚拝借】
太陽活動の推移
↑氷河期が来るぞと騒がれたサイクル20(1970頃をピークとするサイクル)は山が低くなっています。現在のサイクル24も山が低くそう…。
サイクル24は低調
↑現在のサイクル24は太陽活動が低調ですでにピークを打ったのでは? などという見方が出ています。次のサイクル25は黒点消滅で、マウンダー極小期の再来か? などというハナシまで出ているようで…。

太陽活動のグラフを閲覧すると、現在のサイクル24が始まって3年になるのに、活動は低調です。来年2013年5月に黒点数のピークを打つであろうと予測されていますが、すでにピークを打っていると言う専門家も出始めました。今回のサイクル24は1970年ごろのサイクル20程度かそれを下回るものであることが確定的になってきました。問題は、次のサイクル25でありましょうが、専門家の中にマウンダー極小期の再来を心配する声も挙がっています。今後、厳冬が頻発する可能性が高まっていますね。
政府は、ほとんど虚妄説に近いCO2地球温暖化説に依拠するのではなく、寒冷化の可能性もあり得るということを踏まえて、政策立案、施政をしてほしいものです…。
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No title
ご指摘の通り、「台風九號」です。

気象や温暖化関係は台風九號のハンドルネームで投稿してたんですが、初めのとき別の分野でのハンドルネームが入ってしまった(名前欄には過去使用の候補が表示されますね)のをそのままにしておいただけで、別に他意はありませんでした。台風九號だとわかったら別にそれでよかったのです。

他の分野となぜハンドルネームを使い分けるかですが、先々、自分のブログや公式サイトを開設したとき、過去の投稿を収集しやすくするためです。他の分野とは、歴史、政治、文学などです。全部を同じハンドルネームとすると、やり取りしてる人から検索されていろいろと突っ込まれて大変です。私はある程度スルーできますが、山のキノコさんのように「話しかけられたら必ず返さなければいけない」という律義な人ならもっと精神的な負担になるでしょう。それに、私の周辺の人たちから属性を見破られるかもしれません。まだネットの顔はネットの顔でいたいので、あの人だ!と(リアルに知られることは)猶予してもらいたいということもあります。

あまり言いたくはなかったですが、私は文系・法学部出身であります。気象方面では理系の顔をしておきたかったんですが…政治や法律、歴史といった方面が私の主力で、気象関係と同じくらいの密度で他人とやり取りしたら一日中パソコンから離れられないと思います。専門でないから息抜きになるわけで、それで専門であるTwister氏などに教えを乞ったりするわけです。余談ながら、考え方は相違があるにせよ、性格的には山のキノコさんはTwister氏とよく似ていると思います。

温暖化問題に憤りを感じるのは、政治が科学と不可分で切り離せなくなっていることです。これを打ち破るには文・理の共同作戦が必要だと思うのですが、温暖化詐欺!と連呼するジャーナリスト(文系)は気象学の知識がなく、近藤先生のような純粋な理系は、なかなか国立環境研のような御用には黙殺されてしまうだけです。私は、その両方を身につけたいと思うのです。
ということで、このブログにも回ってきたんですが、カテゴリやリンクからしたら自然派ブログだと“誤認”しちゃってもおかしくないと思うんですが…失礼ながら。 

 
2012/09/06(木) 03:03:31 | URL | 章英 #.1TLRCWo [ 編集 ]
台風九號さんなのでは?
章英さん

アメダス観測方法・統計についての詳細、ありがとうございました。勉強になりました。

1つ非常に気になることですが、章英さんは、「台風九號」さんじゃないですか? 直感的にそう感じる理由は、 ①大分県にお住まいだということ、 ②私のハンドルネームを「山のきのこ」と書かれたこと、ここFC2ブログでは私は山のキノコと名乗っています。ハンドルネームであっても、相手の名前を間違えることは常識的には失礼なことです。拙ブログでは私はどこにも「山のきのこ」などと書いていません。 ③地球温暖化問題について、通説に対して極めて懐疑的・否定的のお考えであること、 ④記述の文体です。記述の独特の言い回しとか、好んで使われる語彙とかから、受ける文章の印象です。文体がTwisterさんのブログの台風九號さんのコメントの文体に酷似していますよ。

おそらく、台風九號さんであろうかと思います。万一、違っていたら謝罪いたしますが、10中9以上そうだろうと私はにらんでいます。それで申しておきたいと思うのですが、拙ブログは気象ブログなどでは全くありません。地球温暖化問題に異議を唱えるブログでも全くありません。何かと申すと、マスコミ批判であり、政治ブログに近いものです。

特に新聞を批判しています。今、新聞は非常な政府追随姿勢で、政府の決めたことを広報するだけの存在になっています。NIE(教育に新聞を)などという政策で、新聞と政府(文部科学省)の露骨な癒着が進んでいます。新聞は自分では権力のチェック機関だなどと標榜しているのですが、実態は政府の外郭組織同然になってきています。そういった政府のチョーチン記事ばかり書くのはおかしいのじゃないか? というのが拙ブログのテーマです。拙文の土台は植物観察なのですが、色んな問題で感じたマスコミ報道のあまりにも政府追随の異様さを、題材にして書こうとしています。

私の考えでは、統治機構の中枢で権力を握る人たちが、自分たちに都合のよいように政策立案し施政するのは、これは当たり前のことであると思います。都合よく政策をするためには情報操作や誤魔化しも当たり前のことです。それは古今東西を問わず権力者たちの生態・習癖です。そいう意味では、気象庁が温暖化を印象付けるためにバイアスをかけたグラフを発表するのはしごく当たり前のことなんです。仮に、もし私自身が権力を握る立場にいたと仮定するならば、同じことをするでしょうし、章英さんだって同様だとおもいます。権力という魔物の前には正義も公平も真実も、ふわふわとした雲みたいなものなんです。不確かでいつ消えるか分からない雲か霧なんです。権力は腐敗するなどという言葉がありますが、権力は腐敗していくのではなく、はじめから腐敗そのものなんです。腐敗そのものである政府機関が、温暖化を印象づける資料やグラフを出すのは当たり前なんです。

問題は、読者の目となり耳となって、しっかりと権力のチェック機関の役目を新聞に果たしてもらいたいし、そのために国民は新聞購読料を払っているハズなのに、新聞は顔を読者ではなく政府の方に向けています。わたしが批判したいのは、政府を批判しないマスコミ(特に新聞)なのです。マスコミが国民になりかわって政府を批判しないことには、政府はやりたい放題になります。これでは国民は全く浮かばれません。強大な国家権力に立ち向かえるのは新聞しかありません。その新聞が国家権力に取りこまれてしまっています。ネットが登場して、ネット言論空間で多くの人びとが政府を批判しています。けれどもネット言論は弱いものです。しょせん政府に太刀打ちできないし、いまACTA法案が衆議院は通過、参議院の委員会でも可決、成立は時間の問題になっています。政府に歯向かうサイトは強制閉鎖される言論統制が始まる寸前になっています。なんとか新聞がまともになってほしいというお祈りのような気持ちで新聞批判しているのが拙ブログなんです。ですから気象のことを書いても、どちらかというと矛先を気象庁ではなく、マスコミ(新聞)に向けた書き方をしています。

TPPとか、消費税増税とか、橋下徹氏とか、生物多様性とか、気象のこととか、あっちに飛びこっちに飛びしていて支離滅裂なブログのように見えるかもしれませんが、新聞報道があまりにも政府寄りの、体制迎合的な報道姿勢なのはおかしいのじゃないかという観点からは、みな繋がっているハナシです。わたしの書く駄文は政治的主張を若干含んでいます。で、政治家の団体とか新聞社に送るメールは実名で、ネット上は「山のきのこ」を一貫して名乗っているのですが、1年前に拙ブログを始めた時にFC2ブログで「山のきのこ」を名乗る方が居ることが判明しました。それでカタカナにやむを得ず変えた次第です。章英さんが「山のきのこ」と書かれたので、「章英さん」=「台風九號さん」と私は断定いたします。

大変失礼ですが、わたしは、たとえハンドルネームであっても、名前を使い分ける方とはあまりかかわりたくありません。コメントを今後も頂戴したとしても、私と台風九號さんとは思惑がかなり違う方向に向いていると思います。台風九號さんもご自分のブログを作られることをお奨めいたします。そうしますと思う存分、自説を開陳できますよ…。それに、わたしのブログにコメントいただいても誰もみていませんよ。アクセス数の非常に多い森田さんのブログがお奨めです。森田さんとこにコメントすると大勢のひとが見てくれますよ。名古屋のひよこぴよさんもよくコメント投稿されています。

失礼多謝。
2012/09/05(水) 13:28:20 | URL | 山のキノコ #js83eNAU [ 編集 ]
No title
もしかしたらこちらの投稿が長すぎたためにエラーになったのかもしれません。そうだとしたら恐縮です。分けて投稿した方がよかったかもしれません。  ・・・いえいえ、わざわざ返信していただけることこそありがたいことで、管理人さんが駄文だと思ったら放置していただいても結構なんですよ。

アメダスの観測時間の密度は、
気温
・統計開始~1994年までは1時間間隔の毎正時
・1994~2002年まで10分間隔(但し、統計は1時間間隔のまま)
・2003年~2008年10分値を正式統計に
・2008年~10秒値を観測開始、正式統計に
降水量
・統計開始~2008年まで10分間隔(統計は1時間間隔)
・2008年~1分間隔(10分間降水量を統計開始)

という変化ですね。気温を見るとこのように統計方法が変わっても、月平均気温(毎正時24時間の値の平均)などは全く影響はありません。
問題は極値です。気温は最大で3℃くらい違うかもしれないし、今でも偶然に正時に値が出ればそれ以前と同じですね。
過渡期である2007年では官署の熊谷は瞬間値、アメダスの多治見は10分値です。今の条件で見た場合、多治見は熊谷より高い未知の値を持っている可能性があります。
降水量なら、2008年以降なら、ただ100mm/hとしか表現されないものが、それ以前なら83mm/h、17mm/h、かもしれないし、50mm/h、50mm/かもしれません。降水量の場合、極値が前と後の統計法の差で最大2倍の違いになりえますね。
前の短時間降水量の増加の記事と重なりますが、これはさすがに気象庁も2008年以降も毎正時にしているでしょう。そこまでの詐欺はばれるでしょうから…これは都市熱の上昇気流の影響など別の視点からアプローチする問題です。 気象庁は“極値は観測方法の変更で統計期間を切断しない”としているので、2008年から極値更新の(見かけの)爆発的増加が起こりました。マスゴミはそのことについて触れないか、もしくは無知なのか…そのまま、「○○で観測史上更新!」というばかりです。あとは私が何を言いたいかだいたいお分かりだと思いますので、以下略です…

根本順吉の『氷河期が来る』と『熱くなる地球』(1989年)を読み比べてみるとおもしろいですね。ここまで厚顔無恥だとは。科学の発展により、それまでの常識が変わっていくことはあります。たとえば、最近では太陽の気候への影響は可視光領域の変動ではなく、スベンスマルク説が確からしい、というものなどです。でもこの人はセンセーショナルに煽るだけで総括がない。これは軽薄だといわれても仕方ないでしょう。


2012/09/05(水) 02:17:41 | URL | 章英 #.1TLRCWo [ 編集 ]
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