雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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「石のお花見」を総括すると、その企画の意図からは、致命的な大失敗だった。
●一昨日、6月24日に催行した自然観察会「石のお花見」を総括しておきます。ソーカツなどというなつかしい言葉を使うと、かつての連合赤軍か、左翼団体みたいな言い方になってしまいますが、わたくしは左翼団体ではありません。逆です。右翼です。明らかに右翼団体の下部組織の会員になっております。(もっとも泡沫会員ですが…)しかしながら、左翼活動をしている人たちのいう「総括」という概念はとても優れた考え方であります。

ひらたく申せば、やったことが成功だったのか失敗だったのかどうか、できるだけ客観的に自己評価し、成功であれ失敗であれ、その成否の要因をきちんと分析し、もし良かった部分があったならば更にそれを強化し、ダメだった部分は改善をはかり、次なる活動向上に資する反省材料にするということでありましょう。そういう意味においては、このたびの「石のお花見」を総括しまして、どうだったかと申せば、まったく致命的な大失敗でありました と惨敗以外には言いようがありません…。これ以上はないという究極の失敗でありました。

ここに敗北の反省文をさらしたいと存じます。

致命的大失敗であったと自己批判する理由は、「石のお花見」の一番の眼目とした「さや状褶曲」が見られなかったことにあります。大黒柱として筆頭に掲げた項目が実現できなかったのでありますから、これは抗弁しようがなく、どうしようもありません。100%完敗であります。たとえば、もし営利目的の旅行代理店の発売した○○見学ツアーで、その○○が見学できなかったならば、お客さんは怒るでしょう。ハナシが違うではないか! これは詐欺だ! カネを返せ! と訴えられるかもしれません。この自然観察は営利が目的の営業行為ではありませんが、旅行代理店の詐欺ツアーに匹敵するほどの失敗だったということであります。ま、たとえるならばサクラ(桜)のお花見に行っても、サクラの樹がなかったということであります。では、この「石のお花見」の失敗の要因は何だったのか? 総括して考察するならば、ひとえに下見を怠ったというところに最大要因があります。下見を怠り、現地の状況が不明であるにもかかわらず、○○だろうと勝手な思い込みでことを進めたのが誤りであったのです。

●今回は、沼島の最北部の標高113.6メートルの山の中腹を巻く遊歩道を行進したのでありますが、海岸へ降りていく踏み分け道に草がかなり繁茂していて、藪漕ぎという強行軍が強いられ状況でありました。この状況に対応するには、参加者には長靴・長袖の重装の服装が不可欠で、手にはナタを持ち、場合によっては藪を伐り分けながら進むということも有り得たのです。と言うよりも根本的に「石のお花見」を催行する季節を間違えています。さや状褶曲を陸上コースから行くのは、寒候季あるいは春先に行くべきであります。寒い時期には草が冬枯れるから、藪漕ぎの労力は、一挙に、数分の一に軽減されます。

最良の策は、春まだ浅いころ草木が茂る前に催行し、時間は、大潮の干潮の昼過ぎに現地にたどり着けるように時間配分を組み、参加者には登山靴もしくは長靴などの足元であって、軽いハイキングもしくはトレッキングではないことを周知させてから、催行すべきでありました。それは事前調査を怠らなければすぐに気付いたことであります。このたびは、19人参加を賜わったとはいえ、素足を丸出しの軽装の方もおられ、とても強行軍できる状況ではありませんでした。

更に、致命的な大きな読み違えは、参加者たちには「さや状褶曲」などつまらないもので、誰も関心がなかったということもあります。これは全く意外でありました。もし参加者が「さや状褶曲」に関心があり、地学ファン的な興味から参加していたのであるのならば、「さや状褶曲」はないのか? とお叱りを頂戴したハズです。誰一人として文句も言わなかったし、それどころか、参加者の口から「さや状褶曲」の言葉が発せられることもありませんでした。つまり、参加者はみな地学興味からの参加ではなかったのであります。“なんか、その行事の趣旨はよう分からんが、沼島に渡ってあちこち散策するらしい、じゃあ、ワシもハイキングがてら行ってみようか、沼島はまだ行ったことがないしなあ” ということであったのです。

行事そのものは、沼島の裏海岸へも足をのばし、外洋からの荒波に浸食された男性的な海食崖の見事な光景に、参加者それぞれは魅入っていて、異口同音に感銘の片言を口にし、解散後は記念の集合写真まで撮ったから、みな納得して帰宅の途につきました。「こんな、つまらない観察会に来るんじゃなかった」と不満を吐露する人はいなかったから、行事としては悪くはなかったと思います。けれども、企画発案し連絡人としてあちこちに呼びかけた者の、意図した観察会趣旨からは全くの失敗であったのは、否めません。

ということで、今回の観察会は大失敗でありました。

ランクルさんのサイトの、6月25日付、№93の記事
このたびの「石のお花見」の観察会で、ランクルさんに、参加者募集に絶大なるご尽力をたまわりました。ランクルさんには深甚なる御礼を申し上げます。ありがとうございました。さらに、今回の観察会を好意的に評価たまわりました。しかしながら、失敗は失敗であります…。
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