雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
201708<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>201710
自然観察第2弾 「石のお花見」 をいたします。どなたでもお気軽に、ご参加どうぞ。
珍しい「石のお花見」はいかが?
近くて遠い、神話とロマンの島 ――沼島――

神話と結晶片岩の島、沼島(ぬしま)

【石のお花見?】
灘海岸にそって海岸の少し海側を(一部は陸地に上がっているようですが)東西に中央構造線という大断層(断層群)が走っているのですが、その中央構造線の北側と南側では石の種類ががらりと異なります
沼島の石は「結晶片岩・けっしょうへんがん」といわれる種類の岩石です。大むかし、地下30キロとかの深いところで、高い圧力と熱で岩石を作っている鉱物や組織が、溶解せずに固体のまま再結晶化して、別の岩石になったものとされています。太陽の光があたると、細かなガラス片が石に混じっているのではないかと思うほど、キラキラと輝く宝石みたいな岩石です。その宝石のような綺麗な沼島の結晶片岩類を観察に行こうという企画です。いわば「石のお花見」です。

沼島が属している「三波川変成帯・さんばがわへんせいたい」について Wikipediaの解説。

結晶片岩についてのWikipediaの説明。

【鞘状褶曲(さやじょうしゅうきょく)の見学】
とくに、今回は沼島最北端の黒崎というところで15年ぐらい前だったか、発見された「鞘状褶曲・さやじょうしゅうきょく」というものを見学(見物)に行こうと思います。世界でも数か所ほどでしか発見されていない珍しいものらしいです。沼島の山(一番高いところで125m)をぐるりと一周する環境省の遊歩道があるらしいのですが、それを行きます。そして、さや状褶曲の現場には遊歩道を外れて海岸に降りて行くみたいです。

沼島のさや褶曲(しゅうきょく)―動く大地の痕跡―

地質学雑誌Vlo.107(2001)No.3「兵庫県南端部, 沼島に分布する三波川変成岩類から発見されたさや状褶曲」 

【見どころの数々】
結晶片岩の観察・鞘状褶曲の見学・灯台からの眺望・立神岩の拝観など
ゆっくりと散策し、およそ4時間コースです。
朝、土生港9:00発の沼島汽船で9:10に沼島到着。遊歩道を行って、さや状褶曲を見学。沼島灯台で雄大な景色を見ながら弁当を食べます。そして有名な立神岩を見に行って、港に戻ってきます。沼島発14:40の渡し船で帰還です。

近畿自然歩道 「岩礁の島 沼島をめぐるみち」基愛の箱庭(きよしのいんなわーるど)

【解散後、釣りもできます】
釣りの好きな方は沼島に残って、波止場で大物を狙うのもいいのではないでしょうか? 聞いた話では、沼島の周囲は遠浅ではなく、ストンと深くなっています。水深があるので、釣り船で沖に行かないと釣れないような魚が、波止場で釣れるらしいです。淡路本島の波止場では小さな豆アジですが、沼島では波止場でも刺身が出来るような大アジが釣れるらしいですよ…。ただし、これには問題が一つあって、渡し船の最終便が18:30です。万が一、それに乗り遅れたら木村屋旅館で泊まることになります。

【催行日時等】
6月24日(日曜日)8時45分集合
土生港9:00発の沼島汽船にまにあうように、兵庫県南あわじ市灘土生、沼島汽船の待合所集合です。
沼島汽船の時刻表および料金表

【その他】
★この企画は、参加者自身の自力による自然観察となります。解説してくれる地質・岩石の専門家の随伴はありません。
★参加費は全く無料ですが、沼島汽船の運賃および駐車料金は自己負担です。なお、参加は自己責任でお願いします。
★弁当、水筒等お忘れなく。また、沼島の近畿自然歩道を歩くので軽快な服装と足元がおよろしいです。
★万一、雨天の場合あるいは海が荒れ沼島汽船の欠航が予想される場合は、延期といたします。
★申し込みは、お気軽にメールフォームにてご連絡ください。

【地質図を見るのはこちら】
淡路島南部の地質図
↑淡路島南部の地質図。出典は次のサイトです。
独立行政法人産業技術総合研究所 地質調査総合センター「統合地質図データーベース」 
このサイトで地質図の閲覧が無料でできます。淡路島の属している20万分の1地質図「徳島」の解説は次です。
地質ニュース498号 1996年2月 30-32頁 20万分の1地質図幅「徳島」(第2版)

【地形図を閲覧するサイト】
●地形図は国土地理院のサイトで閲覧できます。プリントもできます。
国土地理院 25000分の1地形図
示したリンクは25000分の1図葉の「諭鶴羽山」です。適当に画面をスクロールさせると沼島が出てきます。沼島灯台のところの三角点は、117.2mと表示されていますが、三角点の所在地 = 最高地点とは限りません。ずれがあることも多いです。で、沼島の海抜最高所は117.2mではなく、125.2mです。同じく国土地理院の 電子国土ポータル のほうで、測量図まで拡大して見れば分かります。
スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.