雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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小沢一郎さんが正論を語る(その1)NHK「ニュースウオッチ9小沢一郎」の文字起こし 
●5月30日午後9時から放映されたNHKの「ニュースウオッチ9」に小沢一郎さんが登場したようです。大越健介が小沢一郎さんにインタビューするという形式であったようです。デイリーモーション動画で見ることができますが、今、ネット言論空間で小沢さんこそ総理大臣であるべき政治家だと大評判になっています。動画は1~3に分割されてアップされていますが、その1について文字起こしをしてみました。

dailymotion動画 5.30ニュースウオッチ9「小沢一郎」-1

大越健介 スタジオには、まさにその会談の当事者、民主党元代表の小沢一郎さんが来ていただいております。小沢さん今日は宜しくお願い致します。
 あの、いま、たった今、その野田総理大臣のインタビューの中ですね、要するにもう一回会うかどうかについて、今日の結果をよく反芻して考えたいということを仰っていました。まあ、私、今日なかなか折り合うのは難しいだろうけれども、これで2度3度とも会談を重ねられるかなあと思っていたんですけれども、再開前に直接確約をされなかったので、ちょっと意外に感じたんですけれども、それほど溝はこう深かったということなんでしょうか。

小沢一郎 いや、その再会談については、あの今VTRでもありましたように私は一党員として、代表が、ま、総理が、話をしたいということであれば、それはもういつでも応ずると当然のことですけども、ですから後は、あの、総理が今日のことを踏まえてどう判断するかということだろうと思います。

大越健介 野田総理しだいということですね。いまもう一つ確認だけしたいんですが、総理が小沢さんは「消費税引き上げ自体は反対ではなかったんだ」と、「ただ時間軸の問題が違うんだ」ということを仰っていました。そこについては確認をされますか。

小沢一郎 ですから、その部分だけ取り上げて話すると、なんですけども、総理は最初に日本の財政の事情、あるいは国際関係等々から、もはやこの時点で消費増税は待ったなしで、やんなくちゃならないというお考えを表明されました。わたくしは、そもそも政権交代のときに党としてあるいはそれぞれ総理自身も私どもも国民の皆さんに訴えたことはある筈で、それはとにかく、国の仕組みや、行政の仕組み、このこと自体を抜本的に改革して、中央集権から地域主権へという社会を実現するというその大改革の中で、ムダを徹底的に省いて、そして先ず当面の新政策の財源に充てていくんだと。で、新しい税負担についてはその後の話だ、ということを言ってきたわけですが…。

大越健介 今日の御主張の中で、そこが一番肝要な点だと思いました。あの、3つほど今日挙げられていましたので、ちょっと視聴者の方に分かり易いように3つに簡単にここにまとめてみました。で、詳しく聞いていきたいと思います。今仰った先ずやることがあるだろう、地方主権型の社会に変えていって徹底的な行財政改革をやるんだと、そちらが先ではないかというご議論ですね。これはですね、今、野田さんも現在進行形でやっています。というふうなことを小沢さんにはおっしゃったかと思うんですけども、今はまだ落第点ですか、まだ。

小沢一郎 いや、そうではなくて、それぞれ3人の総理が努力してこられた、という事を否定しているんじゃなくて、その旧来の制度、国の仕組み、それを前提とした中での色々な意味での前進はあったと思いますけれども、我々が主張したのは、この旧来の中央集権、それは官僚支配につづるんですけど、この仕組みそのものを変えるということを言ったわけで、旧来の仕組みを前提にしてやったんでは、自民党政権と何も変わりない…。

大越健介 改善にしかならない?

小沢一郎 たとえ前進したとしてもね、我々の主張はある意味でその革命的な主張ではあるんだけども、しかし旧来の自民党政治ではダメだと、その一つの大きな要点は、そういった国のしくみ、国のありかた、行政のあり方、そのことに起因している部分が大きい。だからこれを変えるんだ、そして、その中から財をムダを省いて見つけるんだという主張をしてきたわけですから、その本質に、根本に、やっぱり切り込んだ改革をしていかないといけないんじゃないか、ちゅうことですね。

大越健介 努力はしてるというけれども、進行形とはいうけれども、本質的なところに触れていない以上は、これは手がついていないのと一緒だという…。

小沢一郎 それは国民の皆さんが、多分、そう感じているんじゃないですか。

大越健介 うん、うん。

小沢一郎 ですから、あの、いま残念ながら国民の信頼が民主党から離れているという現実があるわけで、本当にうまく進んでいるということであれば、国民の支持が離れる筈がないんですね。

大越健介 ま、国民と仰ったですけども、ただ一方で事業仕訳等の取り組みをされてですね、ま、いくばくかのお金を削るだけではなくて、それによって予算の執行の仕組みというか、今までの習わしを変えていこうとするそれなりの努力はされてきたのかなあというふうにも思いますし、一方、それはなかなかそうといっても、時間もかかるし、難しいもんじゃないかということも、これまでの経験則で我々もそれをみてきた感じがあるんですね。そこに小沢さん、どうでしょうか、現実的に難しさという面で野田さんが、今そうは言っても頑張っているので、そこは猶予をくれというのは、やはりそれは受け入れられない、ということですか?

小沢一郎 現実は、あの、難しいことは間違いがないんです。あの、私たちが主張したことは。だけど、その難しいことを分かっていて、我々は主張し、それに期待して国民は政権を我々に預けたわけですから。ですから、難しいからと言ってそこに手をつけないということでは、国民の皆さんの期待に応えることにはならないということが、わたくし共の主張で、それで野田総理は、現時点がもう、まったなしの限界だ、増税だというふうに、仰るけれどもま、わたくしは、日本の財政全般をトータルで見れば、欧米諸国とは違うと、まだ猶予はあると、このまま10年、20年続けていいと言っているわけじゃないけれども、先ず我々が国民の皆様に約束したことは取り組む。余裕はまだあるということを申し上げて、そこは認識の差でしたけども、いずれにせよ国民の皆さんの感情を一言でいえば、大きな税負担を国民に強いる前に、あなたがた、やることがあるんじゃないですか、やることをやってから言って下さいよということが、大多数の国民の皆さんの意見だと、そう思います。

大越健介 その小沢さんがおっしゃっている「我々のやっている改革がなかなか難しいんだ」ということの一つが、この社会保障の改革ですね。今日、小沢さん、これに触れておられました。で、政権交替で訴えた、例えば、年金制度の改革、なんの努力をしないまま、これを、その、つまり税金を上げるにはその表裏の関係となっている、社会保険改革、しっかり、それを打ち立てる努力がまだ見えないじゃないかという主旨かと思いましたけど、いかがですか、そこは。

小沢一郎 いや、それぞれが何もサボってやっていないと言っているんじゃないですよ。だけど、我々が選挙のときに年金についても、後期高齢者医療等々についても、国民のみなさんにお話しをして、それを実現します、ということを約束したわけですから。そのことが、今、一体改革と言いながら全く社会保障の、特に我々が主張したその考え方ちゅうのは、見えなくなってしまっていると。そして、増税のみが走っているという姿に国民の皆さんが、それは違うんじゃないですかという疑問を抱いているちゅうのが現状じゃないかということです。

大越健介 これについては、今、野田政権はですね、自民党との距離を狭めていると言う感じがします。というのは野田さんもよく仰っていたんですけども、新幹線で北の方へ向かって大宮ぐらいまでいっしょの方向なんだと自民党も自民党も、そういう意味で言うと、安定財源を得るという最低限度の合意はやはり消費税を引き上げるということの中に反映されていいんじゃないか、という言い方もされていました。それは小沢さん、ま、自民党も国民会議をやって、じゃあ一緒にやろうじゃないか、議論しようじゃないかというところまで来ていますよね。それは、今、現状ではそこに踏み込むのは宜しくないということですか。

小沢一郎 いや、そういうことじゃなくてね、あなたがたもマスコミはね、何もかもですが、全て今までのやり方、今までの制度を前提とした議論ばかりしているんですよ。我々はそれを変えると言って選挙をやったわけです。そこを旧来の自民時代と同じ仕組み、同じ制度を前提として議論してたんでは、我々は何のために政権交代したのかということになるんで、いっぺんには難しいことですから、パッと掌を返すようなことはできないですけれども、その根本に、あの、踏み込んだ改革の決意と実行を示すということが我々にとっては大事なことであって、そこにこそ国民の期待感があったんじゃないかと、僕は思います。

(その2に続く)
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