雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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もっと、曇れ!  雨よ、降れ!
2012年5月19日09時に気象庁が予想したところの、5月21日09時の地上天気図であります。 世紀の天体ショーだなどと喧伝されて、たとえば日食グラスとか減光フィルターなどのグッズを売り付けようとする便乗商売人まで踊っております。肝心のお天気がビミョウーに厳しい状況であります。
5月19日09時に予想の、21日09時地上天気図
↑1週間先の予想図であれば外れるのでありますが、2日先ではそう外れないでしょうね。商売人もあてが外れそうです。近畿圏で金環日食を観察しようとするならば、南紀串本あたりの旅館に泊っていて、朝に金環日食を観察するのが宜しそうで…。でも、紀伊半島南部は降雨の可能性が計算されているようで…。近畿北部に行けば太陽が拝めるかもしれませんが、金環日食帯から外れそうで…。どうやら、あーあ、残念でございました、ということになりそうです。ちなみに、わが淡路島・南あわじ市は金環日食帯の中にかろうじて入っているようですけれども、しっかりとした厚い中層雲に覆われる、と個人的には予想しています。

●ま、それでいいんじゃないでしょうかねえ? 前の、トカラ列島から硫黄島にかけて見られた皆既日食のときもそうでしたが、馬鹿騒ぎをしすぎであります。たんなるお祭り騒ぎでしかありませんでした。皆既日食を観察して、そのために太陽についての関心が深まり、たとえば若者が(高校生が)地学という科目を履修して学ぼう、さらに上級学校へ進んで太陽物理学を専攻しようなどのハナシが増えたかというと、全然そんなことはありませんでした。たんなるイベントとか運動会などと同じでありました。タチの悪いのはマスコミで、煽りたてる…。折角の金環日食なのだから、若い人も社会人も太陽について学ぶ機会にすべきなのに、馬鹿騒ぎのイベントにしてしまうのは残念であります。商売人が跋扈しお祭り騒ぎになりさがるのであれば、馬鹿騒ぎを戒めるために、いっそ曇って雨が降るほうがよろしい…。

●金環日食の観察に意義がないとは申しませんが、人類が重大な関心を持つ必要があるのは、日食ではありません。日食など地球上では毎年どこかで起こっている現象であって、別に特筆すべきものでもないし、大騒ぎするものでもありません。人類が本当に気にするべきことは日食などではなく、今後の太陽活動の推移でありますそれによって人類は大きな影響を受けるハズです。(日食では人類は大して影響をうけない。)

近年、太陽活動の低下が懸念されています。 太陽物理学の研究者とか、観測機関から太陽黒点の減少が報告され、それに伴う気候変動の可能性がささやかれています。ハッキリと地球寒冷化が起こるのではないか?と口にする(文章で書く)専門家が増えてきています。日食などよりも、太陽活動低下による気候変動のほうがよほど重要です。馬鹿騒ぎに浮かれている状況じゃありません。以下のグラフは Solar Influences Data Analysis Center(SIDC) のサイトで無料で閲覧できます。

太陽黒点のサイクル24の立ち上がり状況
↑サイクル23が終わり、現在はサイクル24が進行中です。グラフは今年4月までのデータが記入されています。来年2013年5月に太陽黒点の極大期(ピーク)を迎えると予想されているようです。が、黒点増加の立ち上がりに勢いがあまりなく、サイクル24はあまり活発にならないという見通しの方が多いらしいです。

直近の5個のサイクルの推移
↑サイクル19から直近のサイクル23までの黒点数の推移です。一つのサイクルの周期は平均すると11年だと言われていますが、太陽活動が活発なときは短くなり、太陽活動が低調な時には長くなるというのがよく知られています。サイクル23は12.6年と異常に伸びております。

過去312年間の黒点数の推移
↑過去300年ちょっと(1700年~2012年)の太陽黒点の推移であります。グラフの左のほう1650年~1700年頃には、太陽黒点がほとんど現われなかった有名な “マウンダー極小期” があります。また1810年、1820年頃は “ダルトン極小期” で太陽黒点が少なくなっています。これらの黒点極小期の頃は、気候は小氷期であり、かなり寒冷な気候になったことが知られています。イギリス・テムズ川が全面氷結して、氷上で市(いち)が開かれたとか、日本でも大阪・淀川が氷結して歩いて渡れたとか、驚くような記録があります。黒点の増減の大周期と気候変動が見事に相関しているのはよく知られています。政治的な思惑で気候変動の要因を二酸化炭素のせいだなどとしていますが、多くの関連の研究者たちはハラの中じゃ、二酸化炭素じゃねえだろ、太陽活動と一致しているじゃないか、と思っているのが関連の資料とか論文を読んでいると、ありありと出ているように思います…。

たとえば、理科年表オフィシャルサイト に太陽黒点の長期変動に関する解説がありますが、「黒点数周期は太陽の活動周期とも呼ばれる。黒点数周期は太陽輝度の変化と連動していることがわかり、この長周期変動は地球の長周期気候変動との関連を示唆する」などと言っています。地球の気候変動(気温の変動)は太陽活動が原因なんだよ、とチラチラと言外に多くの研究者たちが言い始めているのです…。(それにしても、マスゴミは地球温暖化を言わなくなりました)
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