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雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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最高標高が608mしかない淡路島で、標高1038mの山登りをしよう!
本日は2018年2月23日 (金曜日) であります。

淡路島の山が低い理由

自然観察をしたり山に登ったりする島民の間でよく言われていることですが、淡路島に千mを越える山があったらなあ、ということを何回も聞いております。我輩もそう思うのでありますが、なぜ淡路島に高い山がないのか? 少し考察してみます。まず、実際に淡路島の山が低いのかどうかを他の島嶼と比べてみました。国土地理院の地形図で日本全国の島嶼をくまなく調べて、島嶼における山岳標高順位表を作成してみました。下表で順位はたぶん間違いないと思います。万一、誤りや遺漏があればご教示を賜わりたいと思います。なお、世界的な視野からは本州・北海道・九州・四国も島でしょうけど、日本の国内的には普通はこの主要4島にたいしては島といわないので除外。さらに、国後島と択捉島も除外。その理由は、サンフランシスコ平和条約 の第2条C項において千島列島を放棄しているからです。千島列島と言えば国後島と択捉島を含んでしまうのですが、どうにもなりませんわ。千島列島放棄を認めて当時の首相が署名押印して、国際復帰したんですからどうにもなりません。これは右翼や国粋主義者がどうあがいてもどうにもなりません。よね? それにしても、右翼どもは 「サンフランシスコ平和条約」 とか 「日米安保条約」 など重要な文書をちゃんと読んで主張しているんでしょうかね? 右翼や極右 (日本会議など) の総帥 (?) であるところの安倍デンデン国難閣下にしても、2年ほど前でしたか、ポツダム宣言を読みもしていないことがバレていますね。現代史の最重要文書を読みもしないで主張できるんでしょうかねえ? 憲法改正を声高に叫ぶ連中にしても、「自民党憲法改正草案」 をちゃんと読んでいるんでしょうかね? 吾輩には読みもしないで主張している (主張させられているのでは?) ではないかと思われます。なお、歯舞・色丹は北海道の大陸棚上にあり千島列島じゃないという説があり、これがたぶん2島返還論のそもそもの理由でしょう。余談をあまり言よったら叱られるので元に戻って、下に島嶼の山岳標高順位表を掲げます。

わが国の島嶼における山岳標高順位


淡路島には火山がなかったというのが、山が低い最大要因か?

ご覧のように、わが国の島嶼 (とうしょ) における山岳標高順位では淡路島は第24位であります。淡路島の山は情けないほど低いのは間違いありません。その理由でありますが、それも順位表からあざやかに浮かび上がってまいります。まず第一に、淡路島には火山がなかったということでありましょう。面積では淡路島よりもはるかに狭い利尻島が群を抜く高さを誇る理由は、島全体が成層火山で高く聳え立っているということでありましょう。富士山が典型例ですけど成層火山は高く聳えますね。なお、日本の島嶼最高峰を誇るのが屋久島ですが、海上アルプスと讃えられるほどの標高ですが火山じゃありません。屋久島は地底深くのマグマが地表近くに上昇・嵌入して冷えて花崗岩となり、それが隆起した島だとされています。火山そのものではなくても、マグマが関係しているから火山の親戚と解釈することもできそうです。淡路島の山が低い理由は火山じゃなかったというのが主たる要因で、ほぼ間違いないところです。

でも、まあ、余談ですけど、淡路島が火山島じゃなくて良かったとも言えましょう。いつでしたか? もうだいぶん前ですけど、伊豆大島の三原山が大噴火して1万人の島民全員が避難しませんでしたか? 観光資源でありメシの種にする有り難い御神火も、ひとたび荒ぶる神と猛威を振るえば恐ろしい地獄の閻魔様です。そういえば、三宅島でも全島民避難騒ぎがありませんでしたか? 鹿児島県の南西海上の火山島もよく噴火しますね。島はどこでも狭いから逃げるところがありません。次に噴火する島はどこでしょうか? 火山島というのはほんまに恐いものです。しかしながら、ほんまに恐いのは、九州の姶良カルデラ・鬼界カルデラ・阿蘇カルデラで起こる巨大カルデラ噴火でしょうね。それぞれ数万年に1回起こっているようですけど、それが起こったら日本壊滅ですね。いつかは起こるんでしょうけど、いつでしょうかね? 小さな島の噴火じゃ本土に逃げ込めばいいけど、巨大カルデラ噴火じゃ1億2000万人も逃げるところがありませんね!

余談はさておき、次に、非火山において、佐渡島が千mを越える高い山がありますがこれをどう解釈すべきか? 佐渡島は、ユーラシアプレートと北米プレートとが押し合いへし合う境界近くにある島ですから、たぶん、造山運動が強かったためではないか? 北アルプスが典型例ですがプレート境界近くにある山は高くそびえ立ちますね。 淡路島で一番高い山は諭鶴羽山ですが、これは白亜紀後期に和泉内海という東西に延びる細い海域で堆積した海成堆積層 (主に砂岩と泥岩から成る互層) が隆起したものです。たぶん、プレート境界ほどの強い隆起じゃなかったということでしょう。地形図や地質図をよく見ると、諭鶴羽山が所在する和泉層群は東西数百キロと長いのですが、南北の幅はごく狭いです。ところが場所によって幅の広い狭いがあります。徳島・香川県境の阿讃山地じゃ幅が20キロぐらいあります。しかし諭鶴羽山地じゃ幅が7キロかせいぜい10キロ程度です。幅が狭いと山地の規模も小さくなりましょう。淡路島の山が低い理由は、高く聳えるための山地の規模が大きくなかったということも言えましょう。



高い山がない淡路島で、高い山に登る方法は?

ないこともないです。あります。脚力が強くて、体力の余裕しゃくしゃくな元気な登山者らはやっていますね。島の中にも元気達者な山登りたちがいるようであります。で、吾輩も、島内最高標高が608mしかない淡路島で、このたび標高1038mの山登りをやってみました。証拠写真を陳列します。


登り標高430m

2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山


下り標高608m

2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山


海岸の波止場にて

2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山


標高608mの登り返し

2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山
2018年2月22日、淡路島で標高1038mの登山


下り標高430m

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前から気付いておりましたのですが、ヨタヨタ組と山登り組の両者の体型を比べると全く異なりますね! 山登り組の人らは、登るうちに暑くなってくるから1枚脱ぎまた1枚脱ぎというふうにレイヤー調節をします。気温が高いときにはベースレイヤー1枚だけになってしまいます。で、体型が透けて見えるのですが、みな体操の選手みたいに引き締まった体つきです。やや太めであっても肥満児というのではなく、重量挙げの選手みたいな筋骨隆々という立派さで、堂々として威厳があるように見えます。たとえ痩せている人であってもガッチリと筋肉質なというふうに見えます。体型を比べたら、ヨタヨタと歩くだけでは大した運動になっておらず、山登りはしっかりとした運動になっていることが窺えます。

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実際に距離12キロ、累計標高1038mを歩いてみた感想

中高年でも達者な登山者が歩いているルートです。長丁場ですし、登山道に足元の悪い部分もかなりあるので、制限時間を3時間と設定しましたが、すこし超過しました。途中でへたばらないかという危惧もないことはなかったので、ゆっくり目のペースで歩きましたが、これならば2時間半は十分に可能だという印象です。2時間はキツイかなと思います。ていうか、あまり急いだら転倒・怪我のリスクが大きいです。時間短縮には写真を撮るのにサッサと撮る、もたもたとしてはダメ、山中で人と出会っても 「こんにちわ!」 以外は絶対に何も言わない必要がありそうです。おしゃべりを始めるとたちまち5分や10分が過ぎ去ります。それと、大のほうは出発前にしっかりと放出しておくことです。余分なロスはみなカットしなくちゃ。今回もゆっくりでしたが、余分なロスをカットすれば3時間以内だったハズです。実際に歩いてみて、べつに大した距離でもないし、それほどの累計標高でもないようです。時間的余裕のある日のちょうどいい運動コースです。

なお、運動強度ですが、一般的な登山のそれは6.5メッツですが、発汗や息切れ等から実感する強度はもう少し強いかなという印象です。ダム周遊道路2000mを16~17分で軽く走る程度。たぶん、7.5メッツぐらい。で、今回消費した運動エネルギーは推定で、3時間×(7.5-1)メッツ×76キログラム=1482キロカロリーであります。もちろん誤差はありましょうけど、千キロカロリーは軽く超えているのは間違いないところです。で、メタボな方が減量するにはとても良い運動コースであります! 島内在住で減量を志向するメタボな方にお奨めします。



↓ 国土地理院の地形図は実測図でありとても良い地図ですが、ただ一点問題は、道です。新しい道ができ古い道が廃道になります。で、修正が追いつきません。とくに、山中の道には要注意です。とっくの昔に廃道になっている林道や登山道がいつまでも表示されています。
2018年2月22日 累計標高1038m登山ルート


カッキーさんから頂いたコメント

こんにちは、ヨタヨタ組から脱退すべく標高1038mの登山を試みようと思います。
写真の論鶴羽神社ちょい下から下りる下山道ですね? 灘との往復は同じ道ですか?


山のキノコの返信

コメントありがとうございます。

神社から海岸まで同じ道を往復しました。他のルートもないことはないのですが、
車道歩きとなります。立派な車道ではなく、かろうじて軽トラが通れる程度ですが。
登山道らしい道は、地図で赤線で示したルートだけです。なお、地形図にある登山道は廃道が多いです。
昔は、山中に縦横無尽に登山道がありました。山仕事をする人や、神社に参る人は歩いて登りました。
いまは、シキミ採りする人もいなくなり、山中に縦横無尽にあった登山道は消えてしまいました。

今回のルートは、山の南斜面をジグザグに縫いながらも、まっすぐに下降して、すこし勾配がきついです。
登山道には、石が多かったり、落葉や落枝が堆積していたり、イノシシが掘り返していたり、
大雨で洗掘されたようなところもあり、状態はけっして良いとはいえません。
雨上がりは、勾配がきついがゆえに、滑るかもしれません。雨後は避けたほうがいいかも?
晴天であっても、走って駆け降りると、転倒・怪我のリスクが大きいと思います。が、ゆっくり行けば大丈夫。
標高が低いわりには、本格的な山を登り降りしているような気分が味わえますわ!
屈強の体力・持久力をやしなうには、とてもいいお奨めコースですわ!

ひとつ、難点は、うっそうと茂る照葉樹林です。樹木のトンネルを行く状態です。眺望はゼロです。
昔は、私が子供の頃は、炭焼きで樹が定期的に伐採されましたから、眺望が利きました。
炭だけでなく、伐採した薪 (たきぎ・まき) も立派な商品でして、船で大阪に出荷されました。
灘村 (現 南あわじ市灘地区) では薪炭が貴重な現金収入源でした。
いまでも、山中いたるところに昔の炭焼き窯の跡が残っています。

古き良き時代からすでに50年たちました。山の樹がドンドン育って樹が伸びています。
登山道から何も見えなくなりましたわ! ま、全国どこの山 (里山・低山) でもそうでしょうが。



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コメント
コメント
同じ道です
>灘との往復は同じ道ですか?

全く同じ道です。
灘黒岩の海岸から神社までルートは他にもありますけど、
ルートを変えると、車道歩きとなってしまいます。
登山道らしいものは赤で示したルートしかないんですわ。
2018/02/24(土) 20:14:50 | URL | 山のキノコ #gAYdV4IE [ 編集 ]
こんにちは、ヨタヨタ組から脱退すべく標高1038mの登山を試みようと思います。写真の論鶴羽神社ちょい下から下りる下山道ですね?灘との往復は同じ道ですか?
2018/02/24(土) 16:12:30 | URL | カッキー #- [ 編集 ]
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