FC2ブログ
雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
201811<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201901
ロコモティブシンドローム (運動器症候群) にならないように、歩こう!
本日は2018年2月4日 (日曜日) であります。

ヒトという種は 「知恵のあるサル」 だと言われ、知恵があることは悪いことではないにしろ、ある面ではマイナス面もあるわけです。知恵があることは確かに功罪があるのは間違いないところです。質量とエネルギーの等価性を発見して、原子力の利用法をあみだしたのは知恵のなすところですが、それは悪知恵だったのではないか? 過酷事故を起こしたフクイチ原発はまだなんにも収束できず、終息 (これがほんまの解決だ!) は何百年、いや何万年先ではないか? フクイチは依然として放射性物質を吐き続けているわけです。にもかかわらず、原子力村の悪知恵は底なしの沼みたいなもので、国民をだまして再稼働どころか海外に原発を売ろうとたくらんでいるわけです。こんなことになるぐらいならば、ヒトは知恵がないほうが良かったかも? 

身近なところでは、ヒトは知恵をだしてクルマというものを発明して、便利ではありますがこれも功罪両面のものです。いまや庶民の下駄代わりであります。ちょっと近くに行くのでもヒトは歩かなくなりました。とくに、田舎じゃ玄関から玄関までクルマに乗るので、ほんまに歩かなくなりましてよね! これほど歩かなくなれば、年寄りになってロコモ症候群になるのは当たり前といえば当たり前です。『動物哲学』 を著したラマルクは用不用説をとなえて、動物がその生活の中でよく使う器官は、次第に発達する。逆に、はじめから存在する器官であっても、その生活の中で使われなければ、次第に衰え、機能を失う。と主張しました。それは全くその通りでありましょう。で、ラマルクは獲得形質は遺伝すると考えたのですが、現代科学じゃそれは完全に否定されていますね。いくら実験しても獲得形質の遺伝は観察されていないということになっています。でも、それはせいぜい数世代の観察によるわけで、もし1万世代の長きにわたって観察するとどうなるのか? そんな超長期の実験は不可能ですが、生物の種は万年のオーダーの時間のなかでは確実に変化 (進化) しています。ということで超長期の時間の中では獲得形質は遺伝すると考えたほうが、進化という現象がうまく説明できるのも確かです。などと申すとその分野の方から叱られそうですが、つまり、このまま田舎の人がクルマばかり乗っていると足が退化 (退化も進化の範疇です) し、しまいには足が消えて幽霊みたいになるのではないか?(註) ただし、早くても数万年先か? 都会の人は意外に歩いているから、ヒトは足のある都会人と幽霊みたいに足のない田舎人へと、種の分化が起こるかも?

ということで、足が消えて幽霊みたいにならないように、本日の午後に、しっかりと歩いてまいりました。諭鶴羽山地で最も西にある標高500m峰に登ってまいりましたが、この500m峰 (リンクの地理院地図の+マークのところ) には名前がなく、三角点も標高点もありません。正確な標高は不明ですが、たぶん501mか502mでありましょう。付近の山中の道は、50年近くまえに開発された林道跡ですが、開設されて10年と経たないうちに廃道となりました。ウワサでは当時南淡町がブルドーザーを購入したのだが、そのブルを無理に稼働したくて必要もないのに山中に道ばかりこしらえたとか? 尾根筋ではまだ林道は残っていますが、浸食の激しい谷筋では林道の痕跡すらない箇所もあります。冬場ならば行けますけど、夏場はブッシュに阻まれて通行困難だと思われます。


(註) クジラの例がありますね! 海に住むクジラの御先祖様は、5000万年ほど昔に陸上にいた現在のカバに似た四つ足の動物とされ、水生生活に適応する過程で足が消えてしまいましたね!
前ヒレという前足の痕跡 (相同器官) は残っていますけど、後ろ足は完全に消えていますよね。田舎人がクルマばかりに乗っていると足が消えるというのは、なにも突飛な主張じゃありません!



足が消えて幽霊みたいにならないように、12.2キロをしっかりと歩いた。

2018年2月4日 諭鶴羽山地 廃林道プロムナード


2018年2月4日、廃林道逍遥の写真ギャラリー

大日川ダムの奥の山へまいります。標高400~500mの尾根近くにある廃林道をしっかり歩きましょう!
大日川ダムの奥の山

谷筋では浸食が激しいためか、林道の痕跡はほとんど残っていないです。石が多くて、走ると転んで危険。で、トレイルランではなく、普通に登山であります。15時15分に出発、18時45分に帰還。3時間半歩いていますが、休憩時間等を差し引くと3時間ちょうど。
林道の痕跡はほとんどない
林道の痕跡はほとんどない

分水界まで登ってまいりました。ここで標高355mぐらいです。
分水界まで登って来ました

紀伊水道の宝島、沼島 (ぬしま) が指呼の間に見えます。沼島は奇岩怪岩がそそりたつ見事な岩石海岸が観察できるだけでなく、意外にも砂浜もあります。地質的には三波川変成帯に属して結晶片岩類が見られ、これは陽光が当たると岩石のなかに無数の星があるかのように輝く美しい岩石です。昨年5月に、日本地質百選にもなっている鞘状褶曲を見学にまいりましたが、まるでハワイに来たかのような素敵なロケーションでありました。やはり、紀伊水道の宝島です。 (ただしそこで暮らす住民にとって宝島かどうかは知りませんけど) 手前味噌ですがそのときの観察会 → 鞘形褶曲は1年に1回の賑わい?
沼島が見える

分水界で来た道を振り返ります。つまり、北方向を見ています。右に行けば諭鶴羽山まで、左に行けば南あわじ市灘払川へと降りて行けます。ただし、夏場はブッシュが茂ってヤブ漕ぎになるかも?
分水界で来た道を振り返る

諭鶴羽山方向。
諭鶴羽山まで行ける

灘払川方向。
灘払川へ降りる道

本日の自然観察です。食植動物による被食圧が強ければ、植物の生育が大きな影響を受けます。枝や葉が別物みたいに変形させられます。
本日の自然観察

積雪はせいぜい4センチか5センチ程度です。
積雪は少ない

諭鶴羽山地に生息する小さな動物と、大きな動物の足跡であります。
小さな動物と大きな動物の足跡

500m峰の山頂はなだらかです。観察点は樹木の幹の太さです。あまり太くありません。つまり樹齢が若いわけです。つい、数十年前まではこんな山頂まで伐採されていたことが窺えます。一帯では、昭和40年ごろまで炭焼きが盛んでした。いまでも山中のいたるところに炭焼き窯の跡が残っています。しかし燃料革命 (戦後の昭和20年代に起こった薪炭からガス等への燃料の転換のこと) で炭がしだいに経済価値を失っていき、炭焼き時代が終わってほぼ50年たちます。ということもあるのですが、もう一つの歴史、諭鶴羽山地の標高400m以上には昔大規模なネザサ (細かく申せばケネザサ) の大群落がありました。ネザサは2mぐらいの小型の密生するササです。諭鶴羽山の別名は笹山です。地名にネザサの大群落の山だったことが残っています。で、ひょっとすると、この500m峰の山頂はネザサだったかも? ネザサが一斉開花して枯れたのも50年前です。ネザサが枯れた跡に木が生えたのかも?
500m峰の山頂

17時07分に、標高480mで氷点下2.1度です。同じころ麓のアメダス南淡で17時に1.7度でした。つまり、3.8度低いということになります。
氷点下2度

北の方向です。
北の方向

重厚な、あるいは鈍重な山容の諭鶴羽山!
重厚な山容の諭鶴羽山


木々の間から小豆島が見えています。旧西淡町の西路山の 「ばばたれ風車群」 も見えますね。あの会社どうなったんでしょうかね? 東証2部に上場していた日本風力開発も、同社の塚脇正幸社長と米大手投資ファンドのベインキャピタルの折半出資会社によるTOB(株式公開買い付け)で、3年前に上場廃止となり市場から姿を消しましたよね。結局、経営的にはどうだったんやろか? 普通に考えて、補助金に頼らなきゃやっていけないビジネスがいつまでも存続できるとは思えませんよね!
小豆島が見える

わが阿波藩 (?) の藩都の徳島市の背後の眉山が見えています。
徳島市が見えます

日没です。日が暮れると、兵庫県本土側の但馬などではクマが恐いですが、ありがたいことには淡路島にはクマはいません。強力なライトを持っていれば何も怖くありません。子供のころから何十年も歩き回っている山域で、林道や地形は熟知しています。
日没だ


カッキーさんから頂いたコメント

論鶴羽ダムの奥から
こんにちは!
やっぱり行ってましたねぇ! 僕も論鶴羽ダムの奥から論鶴羽山に行ってました。
初めての道で少し不安が有ったのですが、
沼島が見える天空の花園 (笑) に出ました。
雪にも出会えたし最高の日曜日でした。


【山のキノコの返信】

カッキーさん、コメントありがとう!

>やっぱり行ってましたねぇ
もちろん! 仕事や用事がない限り、行かないという選択肢はありません!
今年は厳冬なので、四国の山まで行かなくても、淡路島内で雪が見られますね!

>天空の花園
どこでしょう? 木々の枝に咲く雪の花?
今年も、5月6日(日曜)、もしくは5月13日(日曜日)に恒例 (?) のお花見にまいります。
場所は、諭鶴羽山と柏原山の間の尾根ですが、かなり柏原山寄りです。
深山の麗花とか、花木の女王とたたえられるシャクナゲ (天然のホンシャクナゲ) を見にまいります。
開花のピークは、春の寒暖で1週間程度前後するので、天候の推移をみながら決定します。
去年の5月7日に行ったシャクナゲのお花見会 は15名もの参加者で賑わいました。
もしよろしかったら、ぜひ、お越しください!


↓ これが諭鶴羽山地に自生する天然のホンシャクナゲです。
IMG_0229_convert_20170512225522.jpg

スポンサーサイト
コメント
コメント
論鶴羽ダムの奥から
こんにちは!
やっぱり行ってましたねぇ 僕も論鶴羽ダムの奥から論鶴羽山に行ってました
初めての道で少し不安が有ったのですが
沼島が見える天空の花園(笑)に出ました
雪にも出会えたし最高の日曜日でした
2018/02/05(月) 11:24:28 | URL | カッキー #- [ 編集 ]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
copyright © 2018 Powered By FC2ブログ allrights reserved.