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雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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ポカポカ陽気にだまされるな
本日は2018年1月17日 (水曜日) であります。

出典は気象庁ホームページ
異常天候早期警戒情報


気象庁から異常天候早期警戒情報が発表されております。寒波も一段落ついて、つかの間のポカポカ陽気ですが絶対に騙されてはいけません。これで春になるのではありませんし、暖冬になるわけでもありません。シベリアの奥地の上空で500hPa高度の気温で-50度が観測されています。冬将軍は陣地立て直しをはかり、-42度以下の巨大な寒気塊が急発達しております。いずれこの寒気塊が低緯度に向かって流れ落ちてくるはずです。まだまだ冬将軍は健在で戦力を蓄えておりまして、虎視眈々と日本列島を攻略してくるものと思われます。つかの間のポカポカに油断しないことです。ポカポカに浮かれて軽装で雪山に入山したならば、遭難して徳島県警に叱られるリスクがあります。ということですが、ポカポカに誘われて久しぶりにお山の状況を見に行ってまいりました。

昨日16日の午後1時すぎに南あわじ市の雑想庵を出発したのですが、剣山はちと遠い。で、近場の高越山 (標高1133m) であります。というよりも、登山者の報告ではこの間の寒気の吹き出しによる降雪は剣山では僅かだった模様です。たしかに、気象庁と国土交通省川の防災情報を併せてチェックすると、徳島県内の降水量分布から推測すると、降雪が多かったのは徳島・香川県境の竜王山 (1060m) や、阿波富士と讃えられる高越山 (1133m) あたりで、つまり吉野川の中流域の両岸の山々でした。剣山周辺では降水はほとんどありませんでした。高越山の登山口でちょっと見た感じでは、路面の状態は極めてよろしくありません。安易な入山は控えたほうがよろしい。もし入山するならば、絶対に徳島県警のお世話にならないよう、スノーアタックに行くような完全雪山装備が要りそうでしたわ。
 (なお、状況は日替わりで変化するものと思われます)


1月16日、お山はかなり厳しい状況だった。

厳しい状況のときは、安易に入山しないほうがよさそう!


吉野川の北岸から眺めた秀麗な 高越山 です。標高は1133mの標高点がありますけど、付近の一番高いピークは1143mです。富士山型に見えるから別名が阿波富士と讃えられます。今日は春霞がいちじるしいです。これはたんなる春霞であります。黄砂じゃありません。ぼちぼち黄砂の観測されるシーズンがやってまいりましたが、まだ黄砂じゃありません。
秀麗な高越山

かなり麓から道路際に雪が残っています。ていうか、吉野川の岸にも雪がけっこう残っていました。
道路脇に雪

ふいご温泉 の入り口です。場所はここ また、ここは徒歩による高越山登山口です。我輩はふいご温泉の前は年に何回も通っていますけど、ふいご温泉には後にも先にも1回だけしか入湯したことがありません。徒歩で高越山に登った登山者は帰りに温泉に入る人が多いようですが、こんなことを申すと営業妨害だと叱られますけど、谷底にあって眺望はなく鬱陶しい感じで、湯もなんだか泥水みたいな印象でしたわ。
ふいご温泉入り口

今日は気温が上がったので雪は急速に溶けたと思われますが、まだこんなにあるとは予想外です。この間の吹雪いたときには20センチ以上積もったのではないか? というのは近くのアメダス穴吹で氷点下の気温条件下で降水量が20ミリを少し超えていますから。
けっこう積雪があったのでは?

通行車によって圧雪され、日中に気温が上がったときに圧雪の表面が溶け、夜間の冷え込みで凍結したという感じです。ちょっとヤバイ路面です。圧雪だけならば大して問題ないんですが、この先は延々と急こう配が続きます。道路幅は極めて狭く、対向できないところもかなりあります。しかも急カーブの連続です。ヘアピンカーブもあります。さらにガードレールのない部分も多いです。こりゃあ、4輪チェーン巻じゃないと危なそうな感じ。チェーンをまいても、主駆動2輪だけじゃ滑りそうです。麓のこんな標高の低いところから厳しい状態なので、行かないほうが無難です。ここは積雪があれば、四国東部の有名なスノーアタック軍団、阿波泥暴さんらのテリトリーの一つです。一般車はみだりに入山しないほうがいいかも? ということで 高越寺の夏祭看板のところ で引き返しました。標高ではまだ330m地点。君子危うきに近寄らずであります。ま、しがない庶民で君子じゃないけど。そもそも今日はその積もりで来ていないし、時刻も遅いですし。小さな島の中でくすぶっていたら気分が滅入るので、ドライブがてらちょっと様子見にまいりました。
かなり凍結していたような感じ
ここで引き返した

高越山の西側に回ってきました。画面の中にある大きな建物は美馬市の市役所庁舎であります。場所はここ このあたりから眺める高越山はかなり迫力があります。ここから見る高越山は富士山型の山容じゃないので、山らしい山に見えます。ところで、田舎じゃわが南あわじ市もそうですが、役場の庁舎が一番立派な建物です。これが田舎の疲弊の実態を象徴しています。わが南あわじ市もそうですが、山間部の田舎じゃ高齢化と過疎化がドンドン進み、老人がよたよたと歩いています。
大きな建物は美馬市の庁舎
大きな建物は美馬市の庁舎
大きな建物は美馬市の庁舎

美馬市市役所の駐車場から眺めた高越山。南あわじ市の市役所庁舎前から眺めた諭鶴羽山と比べると、やはり高度感があります。諭鶴羽山のほぼ2倍の標高なので、山頂付近の山肌の浸食が激しく、高い山だという感じがします。
美馬市市役所の駐車場から眺める


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コメント
コメント
アグリ公園に新設された観測所で夏にどこまで気温が上がるのか? 大いに期待していますね!
>放射冷却の冷気って流れるんですね。

冷えた空気は重くなりますから、下へ流れ落ちていきますわ。
果樹栽培などで、冷えた空気の流れ落ちる通路を 「霜道・しもみち」 と呼びますわ。
盆地みたいな地形ならば、斜面を流れ落ちた冷気が盆地の底にたまって、「冷気湖・れいきこ」 を形成します。
山の斜面で冷えた空気は盆地の底とか平野部に向かって流れ落ちていくから、
山の中腹のほうが逆に気温が高くなります。いわゆる 「山腹温暖帯・さんぷくおんだんたい」 です。

>物部地区に入ると霜が減ってた気がします

田舎町にいたるまでヒートアイランド現象が起こっているのは、多数報告されていますわ。
洲本市街地に近づくと、ヒートアイランドの熱汚染による昇温もありそうですね。
物部は海岸からの距離も近くなるので、海陸風の影響とか、わずかでも標高が下がることも関係しているかも?
もちろん、高台で形成された冷気流が小山の手前でせき止められることもあるでしょうね。

>夏場の気温も気になる所ですね。

旧 洲本測候所の1919年からの百年におよぶ気象観測で、最高気温の記録は36.7度です。
アメダス南淡では阿万に移転してから、たった14年の観測で37.3度となっています。
アグリ公園での新観測所では、三熊山の100年の最高記録36.7度を越えるのは時間の問題だとみています。
特に、新観測所の環境は高温を示顕する条件がいいですね!
南側にアスファルト張りの広大な駐車場があります。
アスファルトで熱せられた熱風が観測所の温度計を煽ることが期待 (?) できますね。
日当たりがすこぶるいいのも高温が出る良い条件です。
朝早くから長時間太陽に照らされて、気温がウナギ登りにグングンあがります。
南に500m前後の山地があるのもいい条件ですわ。
夏季には柏原~諭鶴羽山地の南側はガスがかかります。
つまり、山越えの風の場合には、わずかな昇温であってもフェーン現象が期待できます!
それから、淡路島内ではかなりの内陸部であるのもいい条件です。
海陸風の影響で高温の出にくい沿海地よりも、内陸の方が気温が上がりやすいです。
さらに、新観測所の北側と西側にカイズカイブキの木が壁になって植えられています。
これが通風を邪魔して、気象学者の近藤純正先生がいう 「陽だまり効果」 を発生させそうですわ!

旧 洲本測候所が廃止になったのは、観測統計が切断された意味で残念ですが、
新観測所で夏にどこまで気温が上がるか? 注目です。

近藤純正先生の、「放射冷却と盆地冷却」 が良い参考になると思います。
http://www.asahi-net.or.jp/~rk7j-kndu/kisho/kisho02.html



2018/01/19(金) 21:47:37 | URL | 山のキノコ #js83eNAU [ 編集 ]
再度お邪魔します
こんにちは。
私は大野在住です。自宅と鮎屋ダムを線でつないだら、ちょうど真ん中あたりに城戸アグリ公園が在るんです。
山の上での計測よりは、断然平野部での計測が参考になりますね。
というか、せめて市街地ですよね。
まぁ、山の上に置いちゃったからにはしゃーないと思っていましたが(笑)

放射冷却の冷気って流れるんですね。それも初耳です。
洲本平野って、大まかに言うと洲本市街地から鮎屋の手前までを言いますけど、
宇原・大野と物部・加茂(桑間)の境で小高い山があって、そこで一つの区切りになってる気がします。
宇原・物部の境は洲本市陸上競技場があるあのあたりの小山です。
高校時代は大野から洲本市街のほうへ通ってましたが、大野や宇原は霜で田んぼが白くても、物部地区に入ると霜が減ってた気がします(あくまで見た目ですけど)。
それを考えると高台から流れて来た冷気は小山の手前に位置する宇原あたりで留まって、
物部から海に近いほうはあまり冷気が溜まらない……としたら確かに合点が行く気がします。

夏場の気温も気になる所ですね。
山の上と平野部で違いが出るのか。
体感的にはこりゃ35℃超えてるだろ~ってのはよくありますがねぇ。
田舎でもアスファルトが多くなって、照り返しも暑いので。
そういえば最近夕立が少なくなってる気がしませんか?
年によるんでしょうか。数年前までは必ず数回は雷が間近に来てビビるってのがあったような気がするのですが(笑)
2018/01/19(金) 11:53:21 | URL | おれんじ #aBcjXT8k [ 編集 ]
ま、これで生活実感から受ける寒暖の印象と符合しますけど‥‥
おれんじ 様

おはようございます。
アグリ公園の近くにお住まいなんですね!
あの辺りは先山が実際よりも高く見え、眺望の非常にいいところですね。
過密でなく、過疎でもなく、ちょっと高原みたいな雰囲気のいいところです。

いままでの三熊山の上で観測したデータでは、晴天・無風、下層寒気が強いという条件下で、
強い放射冷却が起こるときには、旧洲本測候所で観測された最低気温には ??? てな感じでしたね。
淡路島民の大部分が住む平野部や、やや高台(洪積台地)では霜が降り氷が張り凄く寒いのに、
洲本測候所の最低気温は+圏のことが多かったです。
冬日(日最低気温が0度以下の日)の日数がアメダス南淡や郡家じゃ多いのに、
洲本測候所じゃ冬日の日数がすくないのも異様でした。

逆に日中は洲本測候所は気温が上がらず、アメダス南淡よりも低くなることが多かったです。
夏の最高気温は洲本測候所が近畿圏では異様に低いことが多く、
洲本の気温を見ると、淡路島は島だから周辺よりも少し涼しいのかな? 
なんて錯覚しそうなほどでした。

そういう面からは、アグリ公園に観測所を移転したということの利点は、
観測された気温が、淡路島民の生活実感から受ける気温(体感気温)に合ったものとなることでしょうか?

18日の午後に、旧観測地(三熊山)と新観測所(アグリ公園)を見にいきました。
絶句です。周辺環境が違いすぎますね。
これでは実態は 「旧観測所の廃止」 ・ 「新観測所の設置」 です。
観測統計データの継続性は完全に切断されたと考えるべきです。
たぶん、問い合わせても気象台は統計の継続性はあると言い張るハズです。

じつは、とくにアメダスなんかは半数近くが観測所移転の履歴を持っていますね。
気象官署(気象台・旧測候所)でも観測場所の移転がたまにあるようです。
そうした中で、移転のたびに統計データの連続性が失われたことを認めると、
いろいろな手続きが煩雑で大変なんだろうと思います。
2018/01/19(金) 09:32:41 | URL | 山のキノコ #- [ 編集 ]
自宅から近いので…
こんばんは。
私も気付いたのは、つい先週の冷え込みでどんな気温になってんのかと確認した時ですから。
個人的な話をさせてもらうと、アグリ公園は自宅から目と鼻の先にあるのでより参考になって有り難いですが。
(欲を言えば「洲本大野」も観測してほしいな……と思っていたもので。)
しかしおっしゃる通り緩やかな傾斜のある土地ですので、近いとはいえども標高は30mほども違いますが。

冬場の朝方の冷え込みも、数値に出ると実感が湧きますね。
いくら車のフロントガラスにガッチガチに氷張ってても洲本は何時台でもプラスじゃ全くピンと来ません。
前からずーっと「郡家や阿万とそう大差はないはずなんだけどなー」と思っていて、
ある日このブログを読んだ際に小高い山の上は放射冷却が影響しないということを知ったもので。
だから、その時点から山の上ではプラスでもコッチではマイナスだろうとは分かっていましたが(笑)

この移転によって同じ「洲本」とはいえ、実質別物になってしまいましたね。
確かにこれでは「連続性」はないです。
そもそも私には測候所を移転する理由など全く知る由もありませんが……。

取り留めない話ばかりで申し訳ないです。
2018/01/19(金) 01:35:45 | URL | おれんじ #WH4aljEU [ 編集 ]
昨年11月30日に移転してたようですね!
昨年の11月30日に移転したようですね。
地図上の表示位置が内陸部に変わったのは最近だと思うのですが、どうなんでしょうか?
11月30日に移転したのには、不覚にも気が付きませんでした。

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=63&block_no=47776&year=2017&month=11&day=&view=p1

11月29日と30日の間に注意喚起の赤線があったのは見てましたが、まさか移転したとは思いませんでした!

http://www.jma-net.go.jp/kobe-c/annai/items/20171130sumoto/20171122.pdf

神戸海洋気象台は移転のお知らせをリリースしていますけど、
ホームページで発表するだけじゃ、なかなか気づきませんでした。

移転先は三熊山から6キロほども離れているし、環境が大きく異なりますね。
もはや、全く別の地点の観測所になったと解釈すべきで、
統計データの連続性は完全に破壊されました。
城戸アグリ公園のあのあたりは、平野部というよりも眺望のよく利く高台というか、
高原みたいな雰囲気があるところですよね。
一帯は土地全体が緩やかな傾斜があるところなので、
放射冷却の冷気が下方に流れて行くのでは?
冷気湖ができるほどじゃないので、アメダス南淡のほうが放射冷却の効果が高そう?

ただし、寒気が移流して来た時には、海岸から遠いことと、
標高が65mと高いのでアメダス南淡よりも気温が下がりそうです。よね?
2018/01/18(木) 01:46:01 | URL | 山のキノコ #js83eNAU [ 編集 ]
観測統計の連続性が失われましたね!
おれんじ 様

情報ありがとうございます。
じつは私も気付いていました。

気象庁は頻繁に観測所の移転をやるのには本当に困ったものです。
なんせ、2014年には東京観測所まで移転しちゃいましたよね。
千代田区大手町の気象庁本庁舎の構内から、900m離れた北の丸公園へと移転しています。
で、周辺環境が緑地が多い等異なるので、気温とか冬日の出方が変わっちゃいました。
旧洲本測候所だって昔移転しているみたいだし、これで3か所目の場所ですかね。
アメダス南淡も、福良から阿万へと移転してますね。

観測所を移転してしまうと、周辺環境が異なるので気温が変わってしまいますね。
三熊山の上だと晴天無風の夜には平野部ほどには放射冷却による低温が起こりにくいです。
それを内陸平野部に移転しちゃうと、観測統計の連続性が破壊されてしまいましたね!

気象庁がやたらと観測所の移転をする背景には、そこが気象庁の所有地じゃないことが多いらしいのですが、
民間等の土地を借りている事情があるようです。
やむを得ないといえ、気象庁は「観測」をおろそかにしているようです。
気象庁の最大の任務はたぶん「観測」じゃないかと私は思います。
気象観測はカネにならないので、民間じゃ絶対に出来ないからです。

「観測」をおろそかにして、連続性が失われた「統計」をもとに気候変動なんて論じても意味がありませんよね。
その観測所の周囲の環境が、100年間に田んぼの中から市街地の中に変貌した地点はけっこうあります。
温暖化を論じる基礎になる観測データ自体に、観測所の周辺環境の変化に伴う気温変動という大きなノイズが含まれていますね。
同じ地点でも長年の間に周辺環境が変わるのに、移転するとは間違っています。
そういう意味では温暖化議論のアホらしさ!
2018/01/18(木) 00:41:40 | URL | 山のキノコ #js83eNAU [ 編集 ]
洲本の測候所
いつも読ませてもらってます。
洲本の観測所が洲本市木戸の城戸アグリ公園内に変わったみたいですよ。
とあるアメダス見てたら洲本の表示がいつもより内陸になってたのでおかしいと思ったら。
ここ数日見てて思いましたが、やはり郡家と南淡(阿万)の冬の朝の冷え込みは凄いですね。
洲本平野のほうが、少し温かいようです。
2018/01/17(水) 23:38:12 | URL | おれんじ #WH4aljEU [ 編集 ]
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