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雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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935hPaで本土アタックだと煽ってみたけど、ふたを開ければ975hPaじゃねえか!
煽りゃいいってもんじゃない!

台風18号 (T1718) が東シナ海南部にあり、まだ転向点に達しないころには、中心気圧は935hPaと開析されていました。ただし、この935という数字は台風の衛星画像を、過去に集積した台風雲パターンと照らし合わして判定するドボラック法での推定です。よね! あくまでも推定であって実測値じゃありませんよね。935hPaが本当に当たっているかどうかはさておいて、けっこう名のある気象予報士どもが、台風統計史上の歴代記録4位に並ぶ中心気圧の低さで、このまま勢力を保持したまま九州にアタック、とても強い台風だ! エライこっちゃやで! というニュアンスで “大変な大変″を演出していました。これは毎年毎度のことですが、危機を煽りゃいいてもんじゃありません。なぜ、気象予報士どもは不必要の煽り解説をするのだろうか?

↓ 東シナ海南部に台風があったころには935hPaとされました。このまま勢力を保ったまま九州に上陸する予想でした。気象庁サイトから図を借用。

台風番号 T1718は、東シナ海上にあったときには935hPa

まず、煽りの前提がおかしいわけです。たいてい、台風がはるか洋上にあるときには中心気圧が低いわけです。900hPaに満たないなんて過去にザラにあります。観測史上の最低気圧は870hPa (T7920) ですよね! しかもこれは推定ではなく実測値です。煽る常套手段は、洋上にある台風の勢力が、全く減衰せずに勢力を維持したまま日本本土にアタックするということにして、大変だあぁ! と煽るわけです。転向点を越えて北上してきたら台風の勢力は減衰するのが当たり前なのに、勢力減衰を全く考慮しないわけです。おそらく意図的に勢力減衰の可能性を無視しているのでありましょう。ま、気象庁の予想ではT1718は勢力が減衰しないままに本土 (九州) をアタックするとしていたから、気象予報士どもはそれに基づいて煽ったということでしょう。もしかしたら気象庁の予想は、温暖化で台風は巨大になる、あるいは巨大になって欲しいという政治的な意向に忖度したのかも?

いやしくも気象予報士ならば、転向点を越えて北上する台風の勢力減衰など分かり切っていることなのに、無視するのは何かの意図とか、そう言わさせられる圧力があるのでしょう。まず、天気予報等に気象予報士を登壇させるテレビ局などの意向が背景にありそう? まず、報道とかニュースとか予報では、積極的に危機を視聴者に伝えなければいけないという歪んだ使命感があるように感じます。これが煽り解説の背景ではないか? それから、国民に政治的なことに目を向けさせないためのフェイク・煙幕として利用しているのではないか? 新聞・テレビのニュースを事件や事故や災害の記事で埋め尽くして、政治的な問題点を隠したり矮小化するネライはありそうな感じ?


↓ 出典は、気象庁サイト 中心気圧が低い台風
台風の上陸時の中心気圧が低い順位

このリストも変なところがありますね。実測値と推定値が混在しています。実測値ならば940というキリのいい数字が並ぶハズがございません。数字が5hPa刻みなのもヘンでありまして、推定値である馬脚を現しています。これは推定値リストなので真の順位は全く不明です。 よね! しかも、このリストでは、意図的に室戸台風と枕崎台風を除外しているようにみえます。けれども、これは意図的に除外したのではなさそうです。台風の統計データベースを作成した担当者が、台風の統計開始年をいつからにしようかと検討したさいに、じゃあ、自分の生まれた年からにしようと決めたとか‥。ということはその担当者は1951年生まれですね! おお、なんというエエ加減なことか!!



結局、T1718の日本本土上陸時の中心気圧は975hPaじゃねえか!

上掲のリストには遠く及びませんよね!


台風の勢力が減衰せずに935hPaのまま日本本土をアタックするかのごとく危機を煽っていましたが、実際の上陸時には975hPaでした。中心気圧が40hPaも上昇してしまったわけです。 17日11時頃に、旧 枕崎測候所のすこし東あたりに上陸した模様です。上陸時の中心気圧は975hPaという開析でしたが、枕崎測候所の観測データから確かにそれぐらいだったでしょう。この推定値は大いに納得できます。12時ごろに鹿児島地方気象台を通過したと思われます。 ここで、2つ考えられます。1つは東シナ海を北東進するうちに台風の中心気圧が急速に上昇したことです。もう1つは東シナ海南部に台風があったころの935hPaが当たっていなかった可能性もあるかも? 935hPaというのはあくまでも推定です。実測じゃありません。実際には950とか960だった可能性も?

各地の観測データを調べたら、旧 枕崎測候所で11時10分に978.6hPa、鹿児島地方気象台で11時40分に979.3hPa、を観測。
台風進路上付近の観測所では、宮崎県都城で12時30分に978.4hPa、宮崎で13時00分に976.0hPa、油津で13時10分に977.6hPaを観測。
高知県では、宿毛で17時10分に974.7hPa、清水で17時10分に973.1hPa、高知で18時40分に974.6hPa、
徳島県徳島で19時50分に977.4hPa、兵庫県洲本で21時10分に979.3hPa、神戸で22時00分に982.6hPaを観測。
西日本を縦断する間ほとんど勢力が衰えなかったばかりか、鹿児島県よりも高知県に来てからの方がわずかに気圧が下がっています。


台風番号 T1718は、9月17日11時ごろ枕崎市の少し東に上陸


雑想庵の屋根瓦が1枚割れたわ! 大被害じゃあぁ!

今回の台風は小さいから大したことはない、というふうな主張をしているのではありません。さっき、20時ぐらいだったか、わが雑想庵が猛烈な東風に見舞われてガチャーンという賑やかな音がしました。その後台風の目に入ったのか、風がピタリと止んだのが30分ほどありまして、懐中電灯で照らして雑想庵の周囲を点検しましたところ、屋根の瓦が1枚割れて落ちた模様です。大被害じゃあぁ! 雑想庵の屋根が高いので自分ではよう直さんので業者を呼ぶと1枚の修理でも数万円とられそうです。大被害です。小さくても、腐っても台風は台風です。台風はイヤですわねえ。まだ、935じゃなくて975で良かったということです。T1718はわが淡路島の西岸にそって通過したようです。旧 洲本測候所で (現 洲本特別地域気象観測所)で21時10分に979.3hPaを観測していますね。九州に上陸したあと台風の勢力がほとんど減衰していないようです。そういう意味では、室戸岬西方に上陸後勢力がほとんど衰えなかった第二室戸台風に似ています。 第二室戸では洲本で934.4hPaでしたけど、当時吾輩は幼稚園児でしたけどハッキリ記憶にありますが、物凄かったです。第二室戸に比べりゃこんなの大したことはないわけです。やっぱり、温暖化で台風は巨大化していませんね。


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