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雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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西日本まで冷涼空気が南下してきた
一挙に涼しくなりましたね! でも、暑いのもまたよろしい。

本日は2017年9月2日 (土曜日) であります。

颱風15号 (T1715) がシベリア奥地の上空寒気を西日本まで引っ張りこんでくれたようです。昨日の9月1日21時の高層天気図を見ると、500hPa気温が島根県松江で-10.9度と、西日本の高層観測所で今秋初の-10度割れです。高層だけでなく下層も日本海を這うようにして冷涼空気が西日本まで落ちてきました。あれほど連日連夜、熱帯夜が続いてウンザリした瀬戸内地方沿岸部でも、9月1日の最低気温が20度前後まで落ちました。西日本の内陸部では最低気温が15度を下回った地点が18地点も出ました。これを以って今年の夏は完全に終了したと言えましょう。でも、少し残念な気もするわけでありまして、いくら暑いといっても焼け死ぬほど熱いわけではありませんし、2か月も暑さが続くと体がすっかり馴化してしまいます。もはや熱暑馴化した身体にとっては少々の暑さなどたいしたこともなく、一年中夏だったらいいのに、とさえ思ってしまいます。

かつては温暖化はいいことだという認識だった!

考察するに、ヒトが生存し、生活していくのには暑いほうがいいのではないか? と思われるふしがあります。地球上にいま数十億人いるヒトの生息密度というのを考えてみますと、人口密度が高いのは明らかに熱帯や亜熱帯地方です。北極圏や寒帯地方の人口密度は低いです。熱帯や亜熱帯でも砂漠はダメなので、ヒトが生きていくには水が絶対に不可欠で、降雨が多く水さえ得られれば熱帯地方が人口密度が高いのは紛れもない事実です。その最大要因は気温が高いために植物の生育が盛んであるためではないか? たとえば、コメにしてもサツマイモでも水さえ確保できれば二期作どころか三期作でさえ可能です。ただ熱帯では雨季と乾季があるためにそう簡単にはいきませんでしょうが、農業用水に恵まれたところでは二期作をやっているようです。ちなみに、日本本土ほどの高緯度ではコメやサツマイモの二期作は限られた場所ではギリギリ可能ですが、大部分のエリアでは低い気温が二期作制限要因となっています。年中夏だったならば防寒のための衣服や燃料もいらないわけです。そのように考えると、地球温暖化は憂うべき危機ではなく、歓迎すべきことは明らかです。政治的な二酸化炭素地球温暖化説が仕掛けられて温暖化は恐怖であるとされてしまいましたが、かつては気候学者たちは、現在よりも気温が2~3度高かった縄文海進のころの温暖期を気候最適期と呼んでいたではないか! 温暖なことはいいことだという認識だったハズです。1988年でしたか? NASAの気象学者のジェームズ・ハンセンがアメリカ議会で温暖化恐怖のプレゼンをやったところ、気候学者も気象学者も一斉にてのひらを返して豹変しました。日本では根本順吉。氷河期が来るぞ! と氷河期恐怖を煽りまくっていたのに、前説を総括も自己批判もないまま、舌の根も乾かないうちに突如として温暖化恐怖に宗旨替えです。

なお、温暖化恐怖教では温暖化で灼熱地獄になるかのごとく喧伝されますが、とんでもない間違いです。温暖化で気温が上昇していくのは、寒い季節と、高緯度の寒い地方です。熱帯や亜熱帯それから温帯の夏がドンドン暑くなるのではありません。これは悪名高きIPCCも認めていることであります。つまり温暖化で起こるのは寒い時期と寒いエリアの気温底上げです。これは地球温暖化が進んでも、暖まった熱帯の熱が大気の大循環や海流によって高緯度にドンドンと運ばれるためです。低緯度と高緯度との気温差を平準化する見事な仕組みが地球には備えられていますよね! 



↓ 西日本で、2017年9月1日に最低気温が15度を下回った地点。

気温の低い順の順位リストです。西日本で最低気温が15度に満たない地点が18箇所も出ました。これから急激に気温が下がってくるので嫌ですわね! 北日本じゃ既に10度未満のところが沢山出現した模様で、10度を割りゃストーブが要りますね。暖房費や防寒衣装費がかさんで寒いのはお財布に厳しいわけです。寒いと家の中に閉じこもりがちになって、運動不足になり健康にも良くないわけです。寒いと体表の毛細血管が収縮して血圧があがり倒れる人が増えます。やがて冬になり屋根に雪が積もると、雪下ろしのさいに屋根から落ちて死ぬ人が多くなりますね。畑が雪でうまり青物が不足してビタミン不足で健康を崩します。寒いのはとても危険なのです。
西日本で2017年9月1日の最低気温が15度を下回った地点
アメダス南淡は2004年1月30日に場所を移転しました。福良湾沿岸から、阿万の田園地帯の中へと移転、距離も3キロほど離れ、周囲の環境も全く異なり、観測データの連続性は失われました。で、平均値というのは1981年~2010年の30年間の平均ですが、アメダス南淡は統計期間不足のために計算できません。アメダス福良時代からのデータを使ったならば、データに大きな断層があるので意味がありません。あえて、阿万で観測した2004年~2017年の9月1日の最低気温データ14個の相加平均を計算すると、22.4度となりました。


9月1日に四国で一番最低気温が低かったアメダス京上 (上掲リスト第5位)

すこし古い話ですが、今年の3月末ごろに四国一のみならず西日本有数のフクジュソウの名所の寒峰に、フクジュソウのお花見にいったさいにアメダス京上を見学に寄りました。アメダス京上は四国島内で気温が低いところの筆頭格です。県都徳島市の徳島地方気象台よりも常に5~7度程度、ときには10度も気温が低くなっています。冬は結構降雪があって厳しいところのようですが、逆に夏は涼しくて楽なようです。旧 東祖谷山村役場 (現 三好市役場支所) の近く、京上駐在所のすぐ裏山にアメダス京上があります。
三好市東祖谷京上の街並

アメダス京上に隣接してすぐ西側にサクラの樹があります。今はまだいいにしても、10年後20年後にはこのサクラの樹が大木になったら、アメダス京上の露場に日陰とする影響が出てくるハズです。とくに午後の西日を遮るようになったら、午後の気温に影響し始めることは十分に考えられます。このサクラの樹はアメダスの敷地外なので民有地にあると思われます。 (アメダス京上も民有地を借りているだけかも?) 徳島地方気象台は地権者に話をつけて、観測データに影響しはじめる前にこのサクラを伐っておくほうがいいのではないか?
アメダス京上

何々という法律で罰せられるぞというのが公務員どもの常套句です。公務員たちの唯一の 「よすが」 は法律しかありません。国民を統制し支配する根拠は法律しかないわけで、自分らに都合がいいように中央の高級公務員が法律をこしらえて〝国民のものどもよ、言うことを聞かないならば、法律で罰せられるぞ″ということなんですわ! これは言うことをきかすのに良い方法とはいえません。写真の事例では、気象観測の意義や必要性をもう少し丁寧に言葉を尽くして説明すれば、だれでも、じゃあこの施設を大切にしなければと思います。だいいち、こんな施設を破壊したりイタズラする意義などありません。で、法律で罰せられるぞという文言は不必要でしょう。いわば、これは小さな脅迫です。温暖化で大変なことになるぞという脅迫と根っこが同じなんですわ。
アメダス京上
アメダス京上

アメダス京上は四要素 (降水量、風向・風速、気温、日照時間) の観測所ですが、通風温度計の真下が芝生ではなくコンクリートです。コンクリートは夏に直射日光で触れないほど熱くなりますけど、このことが夏の晴天日中の最高気温に影響しないか? また、ここの地形は山の斜面であります。よく冷え込むときにも、放射冷却による冷気がたまりにくい地形なので、低温が発生しにくいものと思われます。
アメダス京上は四要素 (降水量、風向・風速、気温、日照時間) の観測所
アメダス京上は四要素 (降水量、風向・風速、気温、日照時間) の観測所

ここは四国山地を深く浸食開析した祖谷川の川床から標高差で60mほど上ですけど、まあ谷底の範疇にあります。東には名峰の三嶺 (1894m) があり、西には寒峰 (標高1605m) から降りてくる尾根があります。つまり朝日も夕日も遮られますから、当然日照時間は見通しのいい平野部よりも短くなると思われます。平野部のアメダスでも東側や南側や西側に樹木があって年々生長すると、しだいに日照時間が短くなると思われますけど? つまり、気象を観測するのではなく、その観測所の周囲の環境変化をモニタリングしているのかも?
アメダス京上は四要素 (降水量、風向・風速、気温、日照時間) の観測所


旧 東祖谷山村は剣山地の最奥部にあり、気温は東北地方中部ぐらいに相当する

↓ 塔丸 (標高1713m) です。小島峠 (おしまとうげ) から祖谷川に降りて行く途中から、塔丸の北ないし西側を見上げました。3月末でもまだまだ雪に埋もれています。
塔丸(標高1713m)

↓ 三嶺の西に続く稜線です。西熊山 (標高1816m) ~ 天狗塚 (標高1812m) あたりです。やはり3月下旬ではお山はまだ冬です。
西熊山~天狗塚



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