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雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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夏の終わりの高城山
久しぶりに勝浦三山のひとつ、高城山に登った。

昨日の夏休み最後の日曜日に、(夏休みなんていうのはそもそも子供たちの話です。吾輩は商売が暇で年中夏休みみたいなものです!) 久しぶりに高城山に行ってまいりました。午前03時10分に淡路島南部の雑想庵を出発、標高1300mちょうどにある森の駅 「ファガスの森」 に05時45分に到着。2時間35分もかかってしまいました。深夜も営業しているコンビニでコーヒーを飲んで一服したり、道の駅で大潔斎するも難産で出てこないとか、時間ロスする要因は沢山。それにしても、山の朝は早いです。ただし、ファガスの森の営業は午前10時からです。剣山頂上ヒュッテの午前06時からと比べると随分と遅いです。管理人の地下足袋王子様の車が奥にあるからお泊りの様子です。吾輩が高城山に登って降りてくるときに、王子様の車を南高城の登山口で見ました。どうやら南高城から雲早山の雲海の写真を撮っていた模様ですが、王子様のブログを拝見したらその雲海写真をアップされています。
ファガスの森に05時45分

剣山スーパー林道の標高1500m地点です。朝早く雑想庵を出発したのにご来光に間に合いませんでした。夏至から2か月がたち日の出が遅くなっていますが、日の出は5時31分ぐらいか? ご来光は拝めませんでしたが、かわりに雲海が見られます。
剣山スーパー林道1500m地点

高城山の南側の登山口です。標高は1535mくらいです。たぶん、ここが四国東部で車で来られる一番高所であります。落合峠の1520mやスーパー林道終点近くの山の家の1525mよりも、わずかに高いです。登山といっても実際に歩いて登る標高差は100mあるかなしかです。四国東部で標高1500mを越える山で一番簡単に登れる山です。
高城山登山口

樹林を抜けて見通しの利く尾根にでましたら、西に剣山が見えています。
遠くに剣山が見える

国土交通省が設置しているレーダー雨量観測所です。高城山の山頂にあります。補修点検・資材運搬用の立派なモノレールがあり、通行路も併設されています。ここは来るたびに登山者がこのモノレール通路を歩いているのを目撃しますけど、国土交通省に怒られると思います。歩かないように。でも、最近の公務員の方々はあまり怒らなくなりましたね! 警察官でさえ威張らなくなったし、最近の警察官の気持ち悪いぐらい親切で優しくなったこと!
国土交通省のレーダー雨量観測所

で、国土交通省に怒られないようにササ原の中を登ります。むかし、30年まえに初めてこの山に来たときには、このササ原 (スズタケ) は背丈を越えて2~2.5mありましてヤブ漕ぎに難渋したものです。今は膝ぶしぐらいしかありませんので歩きやすいです。
ササ原の中を登ります

山頂が迫ってまいりました。少し風があると、このレーダー雨量観測所の建物からすさまじい風切り音が発生しています。異様な風切り音はスーパー林道のかなり下からでも聞こえます。風力発電の風車以上の風切り音のように思いますけど、鳥類など生態系に悪影響を及ぼしているんじゃない? すくなくともシカなど大型哺乳類は高城山山頂付近には寄り付かないようです。
山頂まであと少し

山頂には範囲はせまいですけど、石灰岩が見られます。よって、大昔はここは太平洋の海底だった証拠です。海山の頂上にあったサンゴ礁がフィリピンプレートに乗って運ばれ、西日本の岩盤に付加し、あるいは少し沈み込んで西日本岩盤の下に底付けし、億年の時間オーダーののちに隆起してここに運ばれたと思われます。
山頂の石灰岩

高城山の三角点であります。標高1628.0m。山岳会が建てた標識には1627.9mというのは修正前の数字です。国土地理院の地形図は何年かごとに修正されて標高数字は固定的じゃありません。三角点は必ずしも山頂ピークに設置されないわけで、高城山のピークの標高点は1632m
三角点は標高1628.0m


大陸育ちの乾燥冷涼気団が西日本まで南下、少し秋の気配だ!

ちょっぴりと気温が下がりました。瀬戸内地方沿岸部でもほとんどの地点で熱帯夜から解放されました。8月27日21時の 高層天気図 を見ると、500hPa高層図でバイカル湖の少し南東に中心で-32.7度という寒冷渦が東南進しています。これは地表で降水があれば雪になる冬の気温です。(地表付近の冷え具合とか湿度にもよりますけど) シベリア奥地の上空の気温低下は急激です。高層図はお盆ころと比べると一変してしまいました。これからは一雨ごとに気温が下がっていきます。もはや夏は終わったと見るべきでしょう。
持参の温度計で06時29分に14度だ
高城山は徳島市よりも10度低い

対流圏の中層~高層に浮かぶ雲も、まぎれもなく秋の雲に変わっています! 俚諺に言うとおり、「天高く、馬肥ゆる秋」 という感じの雲です。我輩流に申せば 「天高く、くさびら生ふる秋」 です。くさびらはキノコの古名。
秋の雲


2017年8月27日、高城山で見られた雲海写真ギャラリー。

高城山の三角点付近の見通しが利くところから剣山が見えています。目を凝らすと、あるいは視力が低い場合は遠眼鏡 (とおめがね) を用いると、剣山頂上ヒュッテも見えます。
剣山の方向
剣山の方向
剣山を少し拡大
剣山頂上ヒュッテが見えます

剣山地の脊梁尾根を境にして北側 (旧 木屋平村側) は雲海に覆われています。南側 (旧 木沢村側) には雲海がありません。
剣山地の脊梁尾根から南側には雲海はなし

南方向、室戸岬は見えません。
室戸岬は見えません

東もしくは東南東方向、高丸山や西三子山の山頂が雲海の表面で見え隠れしています。よって、雲海の表面高度は1400m前後であります。
高丸山方向
雲海の雲頂高度は1400m前後

左側のピークは雲早山 (1496m)、右側のピークは高丸山。
雲早山と高丸山


高城山の北側には雲海が広がっています。
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高城山の北側直下に見える西砥石権現 (にしといしごんげん、1457m) を拡大。
西砥石権現

晴れて、かつ空気が清澄ならば淡路島が指呼の間に睥睨できるハズですが、今日は雲海の下に沈んでいます。淡路島から高城山は頻繁にくっきりと見えるのに、高城山に来たら淡路島が見えないのは何故だろうか?
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雲海の上に矢筈山 (1849m) が浮かぶ。
雲海の上に矢筈山が浮かぶ


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