雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
201709<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201711
台風はお祭りかも? エンターテインメントかも?
マスゴミにとっては、台風はお祭りだよね!

台風はお祭りかも? エンターテインメントかも? などと申すと誤解を招くかもしれません。 「甚大な被害が出るかもしれないし、小さな台風でもかならず死亡者が出ている、おまはんは、なんてことを言うのだ!」 と叱られるかもしれません。けれども、台風がお祭りだというのはある意味では全くその通りであります。実は、世の中には、台風が来るのを楽しみにしている連中がおりますね。いちばん台風をお祭り騒ぎにしたいのはマスゴミどもです。やつらは、世の中が平穏無事で、風波が立たないのは具合が悪いわけです。世の中が混乱し、大きな事件が起こり、大きな災害が起こるほどに、仕事のネタがあるわけです。で、台風が来るとなるとテレビは朝から晩までワイワイと上を下への大騒ぎです。大きな事件や災害があるほどに、テレビは視聴者が増えるし新聞は売れるわけです。これは紛れもない事実であります。政治的に色がついている事件ならば、それを取り上げるマスゴミの姿勢や立場いかんによっては視聴者・読者から反発を受けかねません。しかし、台風のいいところは政治的な色がないということです。ただの自然現象だから、政治的には無難な題材ですわね! で、台風がくると報道するテレビのレポーターは、わざと暴風雨の中に立って飛ばされそうな演技をしながら実況中継するのが普通です。これは考えたらおかしな話で、なにも暴風雨の中に立たなくてもいいわけです。建物の中から外の様子を撮影すればいいハズですが、ようするに、大袈裟な演出を狙っているわけです。無理をしてでも絵になる映像を撮って、 「大変な大変」 を印象操作しているわけです。台風時のテレビに登場する気象予報士どももマスゴミと同類で、大きな気象災害があったときには 「我々の出番だ」 とばかりに解説の声に力が入っています。表情も生き生きしているように見えます。


庶民にとっても台風は、エンターテインメントなのかも?

マスゴミにとって台風はお祭りなのですが、われわれ一般大衆にとっても台風はお祭り、エンターテインメントだという面があります。井戸端会議でも皆が皆にわか気象評論家になって、聞きかじりの知識を並べてあーだ、こーだとにぎやかな議論です。ネットを検索していたら、たぶん沖縄県在住の方と思われますが、 「タコの卵」 様が 台風はお祭りだ!? 沖縄県民の台風あるある! で台風が接近すると気分が高揚して、お祭り気分だというふうなことを書いていらっしゃいます。沖縄の人が本土に移住すると、本土に来る台風は小さいので面白くないとか。そりゃあそうです。北緯26度の沖縄本島や洋上の島嶼では台風は最盛期の勢力で接近してきますね。ところが、転向点を越えて北緯30度台に北上してきたら、海水温も下がりだしエネルギー補給が減って、台風は衰退期ですよね! ま、たまに最盛期の状態を保持して本土をアッタックする台風もないことはないのですが、例えば室戸台風 (室戸測候所で911.6hPa)、枕崎台風(枕崎測候所で916.1hPa) それから第二室戸台風や伊勢湾台風です。もう50年も80年も大昔です。吾輩は第二室戸台風は経験しました。まだ小学校に上がっていませんでしたが、ハッキリ記憶にあります。暴風で屋根の瓦が吹き飛ばされ、黒い瓦が黒いカラスの群れみたいに宙を舞い飛び、大木が暴風でゆっくりと倒れ、パニック映画のワンシーンのような光景を覚えています。それにしても、最近、ここ30年とか40年は室戸台風級の大きな台風が全く来ていないですよね! 温暖化で台風が巨大化するというハナシは再検討の必要性が大いにありそう‥。 過去300年間で本土をアタックした最強の台風はシーボルト台風だと言われています。(日本気象学会の 『天気』 にシーボルト台風を論じた論文がたしか2本あったっけ?) 温暖化で台風が巨大化するなんて言うても、まだ小氷期の名残があった江戸時代後期の気温が低いころに、、日本本土最強の台風が来ているわけです。

国内観測史上の最大の大波は室戸市で観測されています。 (ただし津波の遡上高は除く) 26.15mの小山のような数字が観測されています。(2004年台風23号来襲時においてナウファス観測史上最高波を室津(高知県室戸市)で観測) 室戸岬 (室戸市) は台風の大波を観賞する最高のスポットでありましょう。で、室戸岬にいきたいところですが、遠いし、台風時に四国に渡ったら帰りに大鳴門橋で通行止めを喰らう可能性があります。ま、通行止めになったらなったで、大毛島で宿泊してもいいのですが、荒天時に予約なしに行ったらボッタくられますね! (むかしボッタくられました!) やはり台風時には島外に出ないほうがよさそうです。


2017年8月7日、台風5号の波浪観察!

関西ではよく知られた有名な黒岩水仙郷にやってまいりました。兵庫県下ではここが第一の大波観察ポイントであります。なぜならば、兵庫県下では太平洋に面しているのは淡路島南部海岸のみであるわけで、風向や波浪進行方向によっては外洋の大波が届く海岸です。本格的な波浪観察には室戸岬方面に行かなければなりませんが、ここでもそこそこの大波の見物が出来ます。ただし、満潮時とか、強い台風のときには大波が道路まで打ちあがり、非常に危険なところです。本日も吾輩が大波観察を終えたころ海岸道路はバリケードで封鎖されました。お祭りには花火とか山車とかの見ものがあるわけですが、台風祭りの見ものの一つが大波であります。

↓ 兵庫県南あわじ市 灘黒岩の波止場に大波が打ち寄せています。釣り師にけっこう人気の波止場ですが、かつて、この波止場で台風接近時に釣りをしていた人が波にさらわれて死亡しています。台風が遠く離れていても、「うねり」 が届いていたら絶対に波止場に行かないように。1000の波が打ち寄せれば有義波高の2倍の大波が必ず来ます。これにやられるんですわ!
波止場に押し寄せる大波
波止場に押し寄せる大波

↓ 黒岩水仙郷であります。猿山まで車で6分です。
黒岩水仙郷
さる山まで車で6分のところ
2017年8月7日 黒岩水仙郷にて
2017年8月7日 黒岩水仙郷にて
2017年8月7日 黒岩水仙郷にて

↓ こうなったら海 (水圏) と 空 (気圏) が混然一体となって、両者の境目が全くわかりません。海がまるで沸騰する地獄の釜になったような光景ですが、これは台風の暴風のさ中じゃないと見ることができない光景です。
2017年8月7日 黒岩水仙郷にて
2017年8月7日 黒岩水仙郷にて

↓ 13時45分です。まだ通行車がありますが、まもなく海岸道路は越波のため通行止めになった模様。満潮時や、強い台風の場合には絶対に海岸道路へは行かないように。吾輩はここの出身なのでどこまでが安全か、どこからが危険か見極めて来ております。
13時45分ですが、まだ通行車があります。


台風が弱弱しく、コースもダメ。大波見物としてはいまいちだった。

今回の台風T1705は本日07日10時ごろ室戸岬の先端付近を通過しましたが、旧室戸測候所で10時に971.9hPaを観測しました。中心気圧が高すぎます。本土での観測史上最強の室戸台風 (1934年) の911.6hPaに遠く及びません。弱弱しい台風だったので風も弱く波浪も小さく、ぜんぜん迫力がありませんでした。お祭りの見ものとしては物足りませんね。台風のコースもよくありませんでした。午後2時台に紀伊水道の入り口を横切ったのですが、つまり淡路島南部海岸より30キロ南を通りました。これでは風向が北東もしくは東で、風の吹送距離が短く波浪が成長しません。淡路島南部海岸で波浪が特に大きくなるのは、台風が播磨灘側を北東進するコースです。 以下に、気象庁サイトから沿岸波浪実況図(AWJP)カラー版(pdfファイル) を借用します。これは台風5号の中心が室戸岬手前にあった09時の図ですが、台風が弱弱しいので中心部でも推計波高が僅か7メートル (これは有義波高) でしかありません。

2017年8月7日 午前9時 沿岸波浪実況図



スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.