雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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岩石海岸の自然観察 (その2)
素敵な磯で、浮石を返すとタニシのようなものが沢山!

写真は2017年6月27日に撮影。

いつもシャクナゲ山に来てくれるお姉さん方をここへ連れてきたら、たぶん、大喜びでしょう! 晩のおかずがどっさりです。海タニシが沢山おりますね。大きくて平べったい石をひっくり返すと10個ぐらい海タニシがいますね! 大きな石は陸に打ちあがっている角材をうまく使って、テコの原理で動かしますね! さらに大きな石はチェーン・ブロックを使うとか? そこまではしませんけど。ここは隠れ穴場みたいな豊穣の磯です。ただし、ここへは歩きにくい砂浜海岸を長い距離を歩き、さらに滑りやすい岩場を相当歩きます。往復何キロあるかわからないほど遠いです。屈強の者でなければ来れないでしょう。じつは吾輩も加齢と体重のせいで久しく来ていませんでした。しかしながら、悪徳算術医者のクスリ漬けカモにされそうになって危機感から一念発奮、体重を15キロ下げ、毎日10キロのクォーターマラソン (? ハーフマラソンの半分) を1年間続けたおかげで、また難なく来ることができるようになりました。で、お土産は? お土産の写真は非公開です。
淡路島最南端の岩石海岸
淡路島最南端の岩石海岸
淡路島最南端の岩石海岸


道具に頼らなくても、ある程度は測れる!

↓ 地層面 (層理面) にたいして垂直に割る露頭を目測すれば、いちいちクリノメーターで測らなくてもこの一帯の地層の傾斜は40度程度であることが分かります。ルートマップ上に調査データを記入して地質図でもこしらえようというのであればキチンと測定しなければいけませんでしょうが、われわれ一般の自然観察はボーイスカウト精神で、道具なしでも自分の身体や目測で行きます。例えば、短距離を測るとき自分の歩幅が70センチならば143歩で100mです。これで測ります! で、アウトドアズマンたるものはご自分の歩幅が何センチであるかを知り、かつ一定の歩幅で歩く訓練が必要です。誤差5パーセント以内ならば合格とされます。ほかにも自分の両腕を広げたときの長さとか、手の指の長さなど知っておくと、巻き尺なんてなくても (忘れても) かなりのところまで測れます。正確な数字を示さなきゃいけない場合はダメですが、オーダーでこれぐらいと言う場合にはこれで行けます。概して、現代人は道具に頼りすぎていないか? 道具を売って金儲けをする道具屋の商魂に踊らされていないか? 地層の走向と傾斜は専用の道具なしでも大雑把には測れます。

いつも思うんだけど、釣り師は高価な道具を揃えすぎです。釣りなんて竹竿を火であぶって油抜きしたものに、糸と針と重りだけつけりゃ釣れますね! 道具よりも魚の生態を熟知するほうが大事です。縄文時代じゃシカの角を削って釣り針をこしらえていました。縄文遺跡から魚の骨が出てくるから、そんな粗末な道具でも釣れたハズです。

傾斜は40°くらい

この写真ではわかりませんが、付近一帯の地層の走向は海岸線の方向とほぼ一致しています。申すまでもなく走向とは層理面と水平面の交線の方向のことでありますが、このあたりでは、ほぼ西南西から東北東の方向です。 (走向N70°E、傾斜S40°) 程度かなというところですが、北側が高く、南側が低くなっています。つまり、約1億年前~6500万年前の後期白亜紀に、和泉内海と呼ばれた海盆で堆積した地層が、その後の地殻変動で40度ほど傾いて、地層の下部の部分が持ち上がり地表にあらわれているいるということです。よって、南あわじ市(沼島を除く)では南から北に向かって次第に地層の堆積年代が古くなっていることを意味します。灘海岸ではアンモナイトの化石がたくさん出ていますが、後期白亜紀のなかでは一番新しいところなのでアンモナイトも絶滅寸前の奇形みたいなものになっていますよね!

淡路島最南端の岩石海岸


海岸の岩場で登山訓練?

荒々しい男性的な岩石海岸です。写真は小さくしてあるので迫力がありませんが、実物はかなり迫力があります。岩の高い所は海面から5m以上あって屋根の上に登るみたいな感じです。こういうところを歩きまわると、登山の訓練になるかも? 岩場ということでは高山の岩石累々の登山道と酷似しています。たとえば沼島の裏側は断崖絶壁ですが、釣り師たちは絶壁にロープを垂らしてロッククライミングさながらの昇降をやっていますよね! 釣り師と写真家どもはある意味では凄いところがあって、登山家もタジタジということです。海岸岩場は登山訓練、体力涵養の道場かも? ただし、浮き石も多いから転倒しないように! ヘルメット着用がいいかも? はるかに見える島影は沼島 (ぬしま) であります。
荒々しい岩石海岸
荒々しい岩石海岸


別荘を建てるのによさそうな素敵な大岩!

少し沖に素敵な岩があります。高さは7~8mぐらいでしょうか。10mあるかも? ここに別荘を建てるといいかも? 強烈な台風では岩全体が波濤を被るでしょうから、鉄柱を打ち込んで土台をしっかりと造る必要がありますね。周囲の水深は浅そうですが魚影が濃い感じです。付近はショア・プラットホーム (以前には波食台と呼ばれたもの) がかなり沖まで続いているため岩礁地帯となっています。で、漁師さんの船は近づけません。また水深がなく、ここへ来るにはかなり歩かなきゃいけないので、磯釣り師も敬遠してあまり来ません。ということで釣り荒れていないわけです。干潮時に膝まで水に入って浮石を返すと、カサゴ等が結構おりますね! ショア・プラットホーム上には深い波食溝があって磯魚が泳いでおります。ということでこの大岩に別荘を建てればリタイアした暁には釣三昧とか? ただし建築費は高いでしょう。マリコン (海洋土木) 実績のある建築会社に依頼する必要がありそうなので。ていう以前に建築許可が下りない?
少し沖の素敵な岩

なんという名の岩か不明です。いちおう、吾輩はこのエリアの出身ですけど、この岩の名は知りません。東西20キロに及ぶ岩石海岸で、洲本市側の3集落を含めると17集落が点在していて他所の集落のことまでいちいち知りませんわ。ですが海岸に点在する岩はみな名がつけられているハズです。名を調べるにはその集落の古老に聞いてもいいのですが、それよりもいいのは江戸時代後期に編纂された淡路島の地誌 『味地草・みちくさ』 をひもとくことです。小字 (こあざ) の中の微小な地名 (畝号とか) にいたるまで克明に記録しています。 『兵庫県地名大辞典』 の淡路島に関する地名は、基本的文献がこの味地草であります。
少し沖の素敵な岩



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