雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
201710<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>201712
雲早山 (標高1496m) の直登尾根は、やはり見事なシャクナゲ群落だ!
徳島県一のシャクナゲ群落

つるぎ町の 津志嶽(ツッシー、1494m) はシャクナゲ巨木を多数混じえる日本一のシャクナゲ群落ですが、徳島県一のそれは雲早山(くもそうやま)の直登尾根であるというのは登山者衆目の一致する見方でありましょう。むかしは雲早山によく登りましたが、近年は加齢と体重のせいでよう登らんようになって久しかったんですが、1年かけて体重を90キロ台から70キロ台まで引き下げ、毎日駆け足を積み上げたため体がだいぶん軽くなりました。で、久しぶりに雲早山に登ってまいりました。雲早山の直登尾根は名だたるシャクナゲ尾根で、あてこすりを申すのではありませんが無料! のシャクナゲ園であります。雲の上の目をみはる花園です。そういえば、今年はまだ四国のシャクナゲの花見に行っていませんので、天気が悪いのは承知の上で行ってまいりましたが、やはりここが徳島県一のシャクナゲ大群落です。地下足袋王子様には悪いけど、高城山のシャクナゲがみすぼらしく見えてしまいます。 本日 (2017年5月25日) は天候不良ですが、シャクナゲの花はもう終盤と思われ日を延ばすわけにはいきません。午前中の仕事をサッサと片付けて12時30分に淡路島南部の雑想庵を出発。今回、今後の計画のために経過時間と走行距離を正確に記録してみました。

2017年5月25日 雲早山シャクナゲ観察行程
一切寄り道をしなければ、昼間の時間帯であっても雑想庵から2時間ほどで雲早山の登山口まで行けることが判明。いままで、あっちに寄り、こっちに寄っていたのでどの程度の時間で行けるものか? ハッキリしませんでした。


道の駅 「温泉の里 神山」 であります。前に来た時、ここで食べた天婦羅うどんが美味かったけど、今日は素通りです。来るのが遅かったから急いでおります。時間があれば、ここで生産者の署名の入った食材を買えば放射能汚染という観点からは安心です。この国は政府もマスゴミも原子力村も完全に狂っています。国連でさえ日本の軍国主義復活を懸念しはじめたような感じですよね! 国連なんちゅうのは戦勝国連合じゃねえのか? という見方もあり全くその通りですが、国連の常任理事国が世界を牛耳っているわけで、日本はまだ事実上の敵国条項対象国であることを忘れてはいけないのでは? このまま安倍デンデンの憲法蹂躙・極右暴走を許せば日本は世界から孤立するのではないか? 安倍デンデン政権は軍国主義復活のためには、絶対に核武装も視野に入れているハズで、これが原発をやめない大きな理由の一つです。(理由は他にもありましょうが) で、政府は食品の放射能汚染の存在を認めるわけにはいかないわけです。ということで、四国と九州は聖域で、ここで安心安全な食材を調達します。
道の駅「温泉の里 神山」

徳島県 神山町 役場です。消費者庁がこの神山町に移転するというハナシが数年前からあって、昨年3月に神山の神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックスという施設で、消費者庁長官と職員が5人来て4日間試験業務をやりましたよね。7月に第二次試験業務が行われ、結果、事実上ポシャッてしまいましたね。残念でした! って感じです。完全に断念したというわけでなく、今後3年かけて検討するというのは見せかけのジェスチャーかも? 色々な立場の人々の色々な思惑があったようですが、私も関心を持って経緯を見ていましたが徳島県人じゃない余所者が、あーだ、こーだ、と余計なことを言わないほうがよさそうです。
神山町役場

雲早(くもそう)トンネルです。地形図から読み取ると標高980m ぐらいです。このトンネルの真上の尾根にもシャクナゲが沢山あります。登っていく散策路もあります。これからまいります雲早山の直登尾根が体力的に無理な方は、ここがシャクナゲお花見場所にいいでしょう。
雲早トンネル

脅かしじゃありません。出ました! 「木頭甚吉森 (じんきちもり、1423m) 周辺で、熊の出没情報がありました。登山される方はご注意ください。」 とのことです。 → 那賀町 熊出没情報 2017年5月24日 ちなみに甚吉森の 「森」 は 「山」 の意味であります。四国には 「~森」 という山名が沢山あります。わが淡路島も元は徳島藩であり伊勢の森という山があります。吾輩も1回きりですが、高城山で20年ほど前にクマを見ています。ただ、四国のクマは研究者たちの調査結果を見ても比較的に体格は小さいです。本州の、特に東北など北にいくほどツキノワグマは大きく、紀伊半島や四国のクマは種としては同種であっても、体格がハッキリと小さいです。ベルクマンの法則 の実例になっています。 で、それほど恐れることなないでしょう。今回のクマ出没情報は旧木沢村じゃなくて木頭村側です。かなり南の方。一般的にいってクマは相手が大きいと襲いかからない傾向があるみたいです。強そうな相手には立ち向かわないのはヒトも動物も同じか? つまり相撲取りみたいな大男・大女だとクマに出会ったときに有利だということです。フワフワした衣装を何枚も重ね着して着ダルマ、頭にはクジャクか美空ひばりみたいな大きな羽飾りで、威風堂々とした恰好でクマを威圧するのも手か??
クマ出没

オンツツジです。花がなければミツバツツジ類と見間違うのは必定、枝先に葉が3枚です。枝先の葉で朱色のヤマツツジと見分けます。オンツツジは国の天然記念物の船窪オンツツジ公園だけじゃないです。剣山スーパー林道沿いにもたくさんあります。ただし、船窪みたいな大木はありません。かつて、奥山の奥まで伐採されているから、大木が残っていないのでしょうかね? なぜ船窪は大木が1200本もほとんど純林状態で存在するのか? 不思議です。むかし人為的に選択的に残した? とつい考えてしまいます。
オンツツジ

ここが雲早山の登山口であります。標高は1110mか1120mぐらい。「山頂の祠 (ほこら) が、あなたの登頂を迎えてくれます」 と説明看板に書いてあります。
ここが雲早山の登山口
説明看板

国土地理院地図 から借用しました。今回登ったルート上にはシャクナゲはありません。シャクナゲがあるのは降ったルートで、標高1100~1400mの間にあります。尾根にあって、尾根を中心に幅100mか200mぐらいの帯状にあります。谷のほうにはありません。つまり、シャクナゲは水はけがよく乾燥するところを好むと思われます。
雲早山登山ルート


雲早山にようこそ!

祠には口がありませんから、そんなことは言いません。けれども、登山者の安全を見守ってくれているのでしょうか? 今日は視界はゼロ、残念ながら何も見えません。標高差約400mを40分で登りました。途中で雨まで降りだして最悪です。風が全くないのでカッパではなく傘をさしての登山です。道がぬかるんで滑るという想定のもの、スパイク長靴というものを履いてきました。これはなかなかの優れモノでして、少々の雪道でも軽アイゼンに匹敵する滑り止め効果があります。ツルツルのアイスバーンの上でもスイスイ歩けます。
雲早山の山頂祠
雲早山の標高は1496m

山頂付近にはツルギミツバツツジと思われる赤紫のツツジが沢山あります。ミツバツツジ類は地方ごと山ごとに細かく分類され、一目見て違いがなかなか分からない面があります。で花の構造などよく調べないといけないのですが、時間的にも天候的にもシャクナゲを優先します。これからシャクナゲ尾根を下ります。この尾根はさすがに登るのはしんどいので下りながらシャクナゲの花の観察です。
ツルギミツバツツジと思われる

尾根を下り始めてしばらくはカタクリが沢山あります。しかしながら1枚の葉のものばかりです。つまり若い株ばかり。開花する成熟株は葉が2枚ですが、花期は1か月かそれ以上過ぎていますが、花が咲く成熟株が全く見当たりません。なぜでしょうかね? ヒトが盗った? シカが喰った?
カタクリ
カタクリ


雲早山直登尾根のシャクナゲ写真ギャラリー

撮ってきた写真を陳列します。写真で疑似お花見をしましょう! 残念ながら散り始めの木が多く、お花見適期は数日過ぎているようです。どの木も見事な開花ぶりです。樹冠を埋め尽くす見事な花です。枝先という枝先にはほとんど花が着いています。この尾根は10年ほど来ていなかったので例年と比べてどうなのか、確たることは言えませんけどたぶん花の表年と思われます。表のなかの表ではないか?

雲早山のシャクナゲ
雲早山のシャクナゲ
雲早山のシャクナゲ
雲早山のシャクナゲ
雲早山のシャクナゲ
雲早山のシャクナゲ

多少は花の構造の観察もします。
ツクシシャクナゲ(ホンシャクナゲ)の花

葉の裏面に赤褐色の毛がびっしりとあるのが基本種のツクシシャクナゲとされ、赤褐色の毛がほとんどないものが変種のホンシャクナゲとされます。雲早山でも高城山でも両種とも見られます。典型的なものでは両種の違いがハッキリ識別できますが、一帯ではどちらとも言えないという中間のものの方が多いように思います。
葉の裏面に赤褐色の毛がびっしりとあるのがツクシシャクナゲ
葉の裏面に赤褐色の毛がびっしりとあるのがツクシシャクナゲ

まだ蕾の木も少しあるから、次の日曜日28日でもお花見はなんとか可能か?
雲早山のシャクナゲ


雲早山の濃色シャクナゲと白いシャクナゲ!

肉眼ではもっと赤いです。なかなか見事な赤花シャクナゲです。しかし肉眼で見た通りの色を写真では上手く出せませんね。シャッターをカシャと押すだけしか能がありませんので、ここはセミプロ写真家のご指導を仰ぎたいところ。
P5250779_convert_20170526064443.jpg
P5250791_convert_20170526064542.jpg
P5250775_convert_20170526064637.jpg
P5250786_convert_20170526064723.jpg

全くの白花品ではなく、花色が非常に薄いものが開花後、褪色したものと思われます。
雲早山のシャクナゲ
雲早山のシャクナゲ


ここのシャクナゲ群落は後継樹がたくさん。

雲早山の直登尾根では実生や若木が沢山見られます。ここのシャクナゲ群落は将来も続いていくものと思われます。この点が淡路島のシャクナゲ自生地と異なる点であります。
シャクナゲの実生
シャクナゲの若木


こりゃあ、明日の朝には剣山等で見事な雲海が見られるかも?

日が暮れてまいりました。ぼちぼち帰ります。シャクナゲの観察・お花見を堪能したのち、剣山スーパー林道を上勝町の方向へ行ったあたりで雲が途切れてきました。晴れていたらこの方向に淡路島が見えます。
淡路島は見えず

焼山寺山 (標高938m) です。焼山寺 (しょうさんじ) は神山町にある高野山真言宗のお寺ですが、四国88ヶ所第12番札所で、山頂直下の標高700mのところにあります。焼山寺の裏山が見えています。
焼山寺山


スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.