雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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剣山で、西日本では考えられないような遅い霜!
2017年5月19日に、剣山へ晩霜を見に行ってきた。

本日は2017年5月20日 (土曜日) であります。

昨日の5月19日に、徳島県の剣山 (標高1955m) に、晩霜が高い確率で見られるであろうと高層天気図による上空の気温分布や風の強さなどから判断、急きょ見にいってまいりました。おかげで西日本では考えられないような遅い霜が見られて感激であります。ついでに、四国山地で今冬最後の残雪にお別れの挨拶であります。残念ながら四国山地は標高が低いから、雪はこれでおしまいです。北アルプス程度にあともう千m高ければ7月まで残雪がありましょうが、そうなれば登るのが大変です。老人会に入会しなさいと勧誘された老人の吾輩ではよう登らんようになります。というふうに考えたら、1955mの標高でちょうどいいのかもしれません。


02時47分、徳島県つるぎ町一宇漆野瀬まで来ました。最初のチェーン着脱場であります。淡路島南部の雑想庵を出発したのは0時25分であります。鳴門大橋 → 高松自動車道 上板で一般道に降りる (徳島自動車道は工事のため夜間通行止め) → 撫養街道 → 伊予街道 → 国道 (酷道) 438号を交通量のほとんどない深夜帯に突っ走ってきましたが、やはり遠いといえば遠いです。
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剣山の登山口見ノ越 (標高はちょうど1400m) に03時30分に到着。登山の支度をして03時54分に登り始める。登山リフト山上駅の西島駅 (標高1710m、リフト会社が1750と言うのは少しサバを読んでいる) 04時28分に通過。夜が白んできたのでご来光に間に合わないかも? えらいこっちゃあ! ここからは駆け足! 毎日の諭鶴羽ダム5周 (ちょうど10キロ) 駆け足が威力を発揮して、04時47分に山頂の平家の馬場に到着。
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登拝という言葉もあるように、まず日輪に合掌! ニ礼二拍手一礼でもよい。

04時48分、剣山の山頂であります。まだ太陽は出ていません。間に合いました。登山口から平家の馬場までの所要時間は53分です。以前ならば途中でへたばってしまうので、完全に2時間はかかっていましたが、1年続けた執念と根性の体力づくり (クスリ漬けをたくらむ悪徳医者と縁を切るための運動療法) の効果はたしかに大きいです。所要時間53分といっても西島駅までは登山道は真っ暗で足元が十分に見えず、転ばぬようゆっくりと登ったからまだ余裕はあります。45分で十分に登れるのではないか? 若いころならばともかく既に60代なんで、そのタイムならば健康優良児の範疇でありましょう。
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平家の馬場の東側の木道テラスです。頂上ヒュッテで泊まっていた団体客がご来光をまっています。あとで訊いたら某農業大学の学生らです。 ちなみに、余談を申すと、わが南あわじ市にできた吉備国際大学地域創成農学部は、われわれ市民の疑問や反対を押し切って十数億円もの市の税金が流し込まれていますよね! これはかなり知られてまいりましたが安倍デンデン閣下の加計問題に関係しています。安倍デンデン (云々を読めない安倍首相を揶揄するネット上でのニックネーム) は自分の朋友の所にだけ国のお金が流れるよう配慮したり、特区まで不正にこしらえているわけで、もしマスゴミどもがまともならば、あっという間に内閣が吹っ飛ぶハナシです。愛媛県今治市と同様のことがわが南あわじ市でもあるわけで、なんとも情けないことです。それにしてもA級戦犯の孫の安倍デンデンも異常ですが、この国のマスゴミどもも異常です。狂っています。 (なお写真と余談は全く関係ありません)
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04時54分です。ご来光であります。
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写真では分かりづらいのですが、太陽は紀伊水道の水平線から出るのではありません。紀伊水道は狭い海域なので向こう岸 (和歌山県側) がよく見えます。今の時期は日の出の位置がかなり北に振っていますので、紀伊半島の山々から太陽が出るのでもありません。季節によりご来光が出る位置は南北に大きく振れますわ。本日のご来光は、大阪府と奈良県の県境にある葛城山 (標高959m) の北尾根あたりから出ましたわ! 写真でご来光の真下にある四国側の山は高城山の北側の前衛峰の西砥石権現 (標高1457m) です。
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剣山山頂で顕著な降霜を観察、これが西日本で一番遅い霜か?

なんといっても2000mにあと一歩と迫る高所です。ここが西日本では最寒の地であります。気象官署およびアメダス観測所の気象観測統計では、剣山測候所 (2001年3月末で廃止) が-23.5度の西日本最寒記録を保持しています。さすがに7月や8月の降霜はありませんが、6月でも霜が降りるところです。今頃 (5月中下旬) の霜など当たり前です。じつは、御来光よりもこれが見たくて深夜に鳴門大橋や伊予街道を突っ走ってやってきました。ご覧の通り、木道 (もくどう) の上は霜で真っ白です。泥棒になったつもりで、抜き足・差し足・忍び足で歩かないと滑って転びます。
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平家の馬場のミヤマクマザサの上にも霜が降りています。ササの葉の上にできた霜の結晶を観察しましたら、比較的に高温時 (霜が降りる温度帯での上限に近い所という意味) にできる霜です。ようするに淡い霜であります。太陽が当たったらじきに溶けてしまいましたわ。
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2017年5月19日、これが剣山地で最後の最後まで残る雪であります。

じつは、これを見るのも目的の一つでありまして、ご来光は二の次であります。そこが一般登山者や写真家と異なるところで、いちおう気象ファンたるゆえんであります。暗いうちから登るという行為は同じであっても、その狙いは人それぞれです。これがどこにあったのか吾輩だけが知る秘密です。もちろん剣山の山頂付近ではありますが、だれも気付かない場所です。冬季の降雪が平年並みならば5月20日前後まで残っています。これが四国山地 (東部) で最後の最後まで残る雪です。
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早朝の剣山山頂と、四国山地の山々!

早朝の山は、空気が凛として冴えていて、とてもすがすがしいものです。とくに放射冷却で冷える朝は、ホコリが地表付近に押さえつけられるので見通しが利きますね。西のほうには薄っすらと石鎚山が望見できます。これが日中になったら、地表付近のホコリが立ち昇ってきます。世の中の活動が始まって煤煙などを出して、それも立ち昇ってきます。で、じきにモヤモヤとしてきますね。やはり、移動性高気圧で覆われ放射冷却で冷える日には、早朝に登山するのが理にかなっていますね。写真ではカスミが多いように見えるかもしれませんが、御来光を通して東を観察したら、紀伊半島の山々の稜線がハッキリと確認できました。近畿地方の最高峰の八経ヶ岳 (標高1915m) も見えましたわ! 中国地方の最高峰 鳥取県の伯耆大山 (標高1729m) はダメでした。どちらも直線距離170キロ余りで同じなんだけど。
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