雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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山菜の採り頃となりましたね!
本日は2017年4月7日 (金曜日) であります。

一挙に春らしくなってまいりました。春先の低温がひびいて、色々な生物季節現象が例年よりも1週間も2週間も遅れたという印象がしておりますが、急に気温が上昇、遅れに遅れたサクラがあっという間に開花・満開です。身の回りの里ザクラ (桜の園芸品種を総称して言う言葉) を観察していると、通常は開花から満開までは5日~7日程度かかるものですが、今年はなんと2日とか3日で一挙に満開です。ビックリの速さです! これは気温の激変を表していますね。 このサクラが満開になるころが山菜の採り頃であります。特にワラビやタラノメはそう。ぼちぼちと山菜を採りの行こうか? というとき、身の回りの山桜や里ザクラが満開になったのを指標にすればいいわけです。ただし、実際的にはもうちょっと早めのほうがいいかも? というのは世の中に山菜ファンの諸兄妹は大勢いらして、みんな鵜の目鷹の目で山菜をネラっています。で、早めに採りにいかないと、諸兄妹の採った跡ばかり‥。



かつて、ここが淡路島南部で一番のワラビ山でした!

以下4枚の写真で、地元の人ならばどこか分かると思いますが、山火事跡ですわ! 稀にみる巨大な山火事で山林が消失、そのあとにワラビが侵入、ワラビの大群生地となりました。しかしながら、遷移の進行はいかんともしがたく、灌木が生え茂ってまいりました。5年か10年後には陽樹が一面に茂る二次林へと推移するでしょう。で、今はまだ残っている多年草類のワラビやススキなどは消えていく運命にあります。そういつまでもワラビ山のままでいるわけではありません。自然(植生)は移り変わっていくのが当たり前というか、自然の摂理であるわけで、これは山菜ファンとしては残念なわけですがしかたがありません。で、また大きな山火事があったらいいのにね、などと申すと不謹慎かな?

↓ ワラビ山の山頂付近です。灌木が茂っていますが、ススキがまだまだ残っています。このススキの間にワラビがあります。
ワラビ山

↓ 麓を見下ろすと神戸淡路鳴門自動車道が見えます。麓の公園の駐車場は標高90mほど。ワラビ山の山頂は278mです。200m弱登ってまいりましたが、登山道の両側にワラビがずうーっとあります。
麓を見ると淡路縦貫道が

↓ 南西方向です。カスミがなかったならば、四国山地東部の剣山や高城山がよく見えるのですが今日はダメです。
今日は剣山は見えない

↓ こちらは南東方向。淡路島南部の山地ですが、毎年見に行くシャクナゲ山が見えています。
今年のシャクナゲお花見は5月7日 (日曜日) です。旧 三原町役場跡に9時集合です。ま、島外の方がわざわざ見に来るほどの群生地ではありませんが、淡路島のシャクナゲはホンシャクナゲでありまして、自生地の標高が極めて低いというのが特徴です。私が山中を歩き回って調べたかぎりでは、自生場所は何か所かあり一番低い所では標高200mあるかなしのところに自生します。自生標高が低いので有名な志摩半島のシャクナゲと同レベルです。自生場所が低いだけに平地の環境に適応性があり、この淡路系統のシャクナゲ原種のままで夏の暑さによく耐えます。ということで、園芸的な価値が高いと思われます。

シャクナゲ山が見えています


本日の収穫 2017年4月6日 淡路島南部のワラビ山にて

いつもは山ほど採っておりましたが、もっか減量中であります。たらふく喰うわけにはまいりません。で、収穫はすこしだけ。
ワラビの収穫
タラノメの収穫


タラの芽もハリギリの芽も、どちらも食べられます! 天婦羅にしたら美味いすよ!

このワラビ山には、山菜のタラノキだけでなく、同じウコギ科のハリギリも見られます。慣れたら一目みて見分けられますが、ハリギリの芽は細く、タラの芽はふっくらしています。ハリギリは諭鶴羽ダムから諭鶴羽山への登山道でも見られます。登山道入り口からすぐ、尾根筋までの急登部分、スギ植林が終わるところあたりです。ハリギリの落葉は冬を越しても残っています。地面の落葉を観察すればハリギリだと確定できますわ。 ところで、ウコギ科には上等な山菜が目白押しですが、ウドは淡路にも普通に自生しますが、コシアブラとタカノツメは淡路島には自生していません。(見つかる可能性はまずないと思われます)
タラノキの芽

ハリギリは、剣山や高城山では幹周3~4mの巨樹になります
ハリギリの芽
ハリギリの落ち葉は冬を越しても残ります。で、落ち葉を観察してハリギリだと同定します。手のひらぐらいの大きな葉です。巨大なカエデの葉という感じ。
ハリギリの落葉




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