雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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今春は、やはり、かなり寒いようだ!
本日は、2017年4月3日 (月曜日) であります。

気象観測データは、今春かなり寒いことを裏付けています。

わが淡路島地方では、洲本測候所が無人の特別地域気象観測所に格下げされて、というよりも日本全国のほとんどの測候所が気象庁のリストラの一環で無人となり、ヒトの目で観察・観測する生物季節現象が観測されなくなって久しいです。ということで、淡路島地方でのサクラの開花日がいつなのか観測されることはもはやありません。で、旧 洲本測候所が無人になったのち何年かは、洲本市民の気象ファン有志が時期になると洲本測候所のソメイヨシノ標本木を観察にいっていたようです。しかし、民間人の手でのソメイヨシノ開花観測は何年も続かなかったようですわ! そんなことが続くもんか! はからずも気象観測が民間人でできるハズがないということを証明しました。気象観測自体は営利行為ではなくカネにはなりません。で、相当な、大変な動機付けがなければ民間人で気象観測などできません。たとえば、淡路島でのソメイヨシノ開花が日本一早いところで、日本中の人々から淡路のサクラ開花はまだか、と大注目でもされているとしたら、じゃあ我々島民で観測してやろうという動機になるでしょう。つまり、カネにもならず、だれからも注目されないことは続かないということであります。ここは、やはり、国家事業として気象観測が行われなければならず、つまり、気象庁の最大の任務は 「観測をする」 ということでありましょう。よね? いたづらに、異説や反証が山のようにある地球温暖化を煽ったりすることが気象庁の任務ではないハズです。それにしても、もはや、だれもほとんど地球温暖化を言わなくなりましたね。そろそろ、この騒ぎは何だったのか検証が要るんじゃねえのか? うやむやにして終わりなんでしょうかね? それじゃ、安倍デンデン閣下が森友学園問題をうやむやにして終わらせようと躍起になっているのと同じです。まだまだ、加計学園の巨大な疑惑があるのに不問に付そうとするのか? あらゆる問題は徹底検証が要るハズです。

前置きはさておき、気象庁サイトから2枚の図を借用します。わが南淡路ではソメイヨシノがまだ咲いていませんが、「まだサクラが咲かんのう」 とみな異口同音に話題にしています。農家の人はタマネギなど農作物が寒さで生育が遅れていることを懸念しております。下図では、過去1か月間の、特に関東以西の太平洋側での低温が顕著です。3月~4月にかけて大雑把に申せば日平均気温の平年値が月あたり5度、1週間ごとに1度づつ気温が上昇していきます。つまり、大雑把に申して気温が平年値よりも1度低いとサクラ開花が1週間遅れるということです。平年値よりも1度高い暖かい年と比べると寒い年は2週間もサクラ開花が遅れることを意味します。(実際はそんなに単純じゃないけど)

気温 30日間平均 平年差

気温 30日間平均 平年差

2枚目の図では、西日本では冬は寒いときは寒く、暖かいときは暖かくと寒暖の差が大きかったのですが、3月になってからは物凄く寒いわけではないにしても、そこそこ寒い日が続いているということです。これがサクラ開花やタマネギの生育遅れなど様々な生物季節現象に影響を及ぼしているものと思われます。 

地域平均気温平年差の5日移動平均時系列

地域平均気温平年差の5日移動平均時系列


2日連続で4月の霜が降りた! 島内では珍しい現象です。

周囲が海に囲まれて冷えずらい (海水は比熱が大きいので) 淡路島で4月に霜が降りることはめったにないのですが、4月2日と3日と連続で霜が降りました。これは異例のことで今春の寒さを表しています。2日にはアメダス南淡で最低気温がなんと-0.1度でした。アメダス南淡で4月に氷点下を観測したのは初めて。本日3日は最低気温は2.4度でした。 以下3枚の霜の写真は4月3日06時15分頃、南あわじ市神代浦壁にて。

↓ ノアザミのロゼット葉に霜がおりています。
2017年4月3日南あわじ市神代浦壁

↓ クヌギの落ち葉に霜です。
2017年4月3日南あわじ市神代浦壁

↓ チガヤ (イネ科) の枯葉にも霜です。ただし、あまり大きな霜ではありません。
2017年4月3日南あわじ市神代浦壁


冷え込んだ朝に見られる蒸気霧! これも2日連続の異例のこと。

4月3日朝06時40分頃。2日朝にも見られた蒸気霧であります。南あわじ市諭鶴羽ダム池にて。
諭鶴羽ダム池で蒸気霧が見られた
諭鶴羽ダム池で蒸気霧が見られた

↓ 水面ギリギリから見たらこうなります。
諭鶴羽ダム池で蒸気霧が見られた

ダムサイトの気温は1度です。ダム池の水温は9度です。その温度差は8度です。この温度差で池面(いけも)に蒸気霧が発生するんですが、2日連続で見られました。もし、温度差が20度に達するほど冷え込んだら、池全体に雲海みたいな霧が出るハズですが淡路島の環境では無理です。温度差が10度程度で限界。
ダムサイトの気温
ダム池の水温

↓ 諭鶴羽ダムサイトのサクラ並木です。なんと本日、4月3日になってもサクラが咲きません。木によってはつぼみ堅しです。例年ならば、4月に入ると満開が普通で暖冬・暖春の年にはかなり散っています。これを見ただけでも今年の春先がいかに寒かったか分かります。
4月3日になってもサクラが咲かず

↓ フジの房みたいに垂れ下がるナンバンキブシです。沿海地に自生する早春の花です。いつもならば2月に咲いているのに、今年は今頃咲いています。島内にはキブシもたくさん見られますが、たぶん、決定的な違いはなく沢山の標本を変異の程度順に並べたら両者は連続していて、つながっているのでは? (確認したわけではなく直観的にそう思います) キブシのうち花序が長く花もやや大きく沿岸に自生するものをキブシの変種としてナンバンキブシ(ハチジョウキブシ)と呼んでいるだけではないか? 雌株と雄株があって、写真の物は花をルーペで観察したら雌株 (実がなる) であります。
例年2月に咲くハチジョウキブシが今頃に咲いている
こういう花



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