雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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百花咲く春になるも、お山はまだ冬
本日は2017年3月10日 (金曜日) であります。

●昨日に、また性懲りもなく、剣山 (徳島県・標高1955m) へ雪見に行ってまいりました。ほとんどビョーキかも? 病膏肓に入る段階、重症であります。というふうな陳腐な故事成語は若い人には通用しないかもしれません。意味をお知りになりたい方は →病膏肓に入る(やまいこうこうにいる) 瀬戸内平地ではすでに百花が乱れ咲きはじめ、春色濃厚となってまいりましたが、標高千mより上ではまだまだ厳しい冬の状態であります。登山口の見ノ越まで行ってまいりましたが、剣山はまだ冬山の状態で、冬山装備・冬山登攀技術を持たない一般の者には、まだ、とても登れる状態じゃありません。

なお、近々、大きな行事をするのですが、ある意味では行事屋というかイベント業ともいえる吾輩の業種でありますが、そもそもイベントというものは一般論として申せば、準備が万端ととのったならば、その行事は終わったも同然です。準備完了で全行程の8割は終わったということであります。当日のイベントそのものは2割の比重でしかありません! ま、いわば実際のイベントそのものは付け足しみたいなもんです。当日は居眠りをこいていてもいいわけです。そもそも、物事ちゅうもんは準備が大変なわけですが、準備が出来上がったので一服に雪見にいったということであります。 なんか、言い訳をしているみたいですが、帰ってきたら 「おまはん、フラフラとどこ行っとたんや!」 と叱られたので‥。 吾輩に用があるのならば、もっと早目に言うて下さいよ! 物事ちゅうもんはギリギリの直前に言うのはあきまへんわ!



剣山雪見写真ギャラリー 2017年3月9日
つるぎ町一宇漆野瀬 の電光標識までやって来ました。ここで標高は約525mです。時刻は5時56分となりました。朝早く03時16分に南淡路を出発、2時間40分もかかってしまいました。これはコンビニに寄って夜明けのコーヒーを服したり、大潔斎(?)をして体重を少し減らそうとするも難産で時間がかかり、貞光から山間部に入ると橋の上など凍結もみられ慎重に走向したためであります。 3月31日までチェーン規制がかかっています。南国四国といえどもここから先は疑似北日本・疑似日本海側と考えることです。夏タイヤで行ったら間違いなく立ち往生します。毎回立ち往生しているのを見ますが、立ち往生ですまないケースも出てきます。(谷に転げ落ちるとか) 申すまでもなく、滑り止めなしで積雪路を走向したら道交法違反となります。
05時56分 旧 一宇村漆野瀬

旧一宇村桑平あたりは標高が700m前後で800m近くまで人家があります。積雪は多くはないにしても冬中雪があるし、周囲の山には雲がかかっていることが多いです。やや日本海側の気候に似たところがありますが、剣山一帯には植物をみてもオオユリワサビなど日本海要素と言われる植物がすくなからず見られます。尾根筋の風下側では樹木の根元が根曲がり (積雪の影響 )となっているのも観察できます。
標高の高いところの村は半日本海側性の気候

第3ヘアピンカーブあたりでは雪面がパリパリに凍結しています。
第3ヘアピンカーブ

第7ヘアピンカーブまで来るとふかふかの新雪です。凍結はありません。日中もずーっと氷点下で雪面の表面が日中に溶けなかったのでありましょう。
第7ヘアピンカーブ

06時49分に剣山スキー場にきましたが、早くも先客がきています。雪面にトレース跡がゲレンデの上のほうに続いています。おそらく滑りにきたのではないか? 施設が閉鎖されているので滑るには山頂まで歩いて登るしかありません。施設閉鎖後は無料のスキー場ですが、しんどいわなあ! で、来る人はすくないです。先客の車のタイヤの埋まりぐあいからわかるように、積雪は少ないです。20~25cm前後、吹き溜まりで40~50cmぐらいです。 つるぎ町のホームページの記述は、次の通りですが、文面から平日はダメなようですが見張りはいません。ま、これは行政独特の責任逃れの書き方では? ま、勝手にどうぞ、ただし自己責任でということなのでしょう。事故怪我をしても行政は責任ありませんよ! それにしてもいまだにこのスキー場の再開を望む声を聞きますが、一つの理由として雪質がいいからでは? 西日本最高所のスキー場なのでサラサラの乾雪です。近畿北部のべた雪スキー場より雪がいいという評判を何回も聞いています。

「平成27年12月12日(土)~平成29年2月26日 (日) の積雪がある土日祝日の日中 ※無料開放。
平成28年12月28日~平成29年1月4日閉鎖 ※自然雪のみで圧雪はしません。
ロッジ・リフト・人工雪機稼働していません。
ゲレンデへのスノーモービル、バギー、バイク、車両等の乗り入れはできません。
施設は無人です。」 

剣山スキー場

夫婦池 であります。積雪のため池の縁がどこなのか全くわかりません。で、絶対に池の方には行かないことです。この辺りは冬はおそらく日中でも氷点下で、朝は氷点下10度前後で、池は厚い氷が張っているハズです。しかしながら詳細な状況がわかりません。君子危うきに近寄らずと言ますが、下々の我々平民は税金を納めるだけの奴隷ですが、我々奴隷も危うきに近寄らないほうがいいようです。

このあいだ2月28日だったと思いますが、岩手県奥州市のため池で、ワカサギ釣りをしていた老人が4人氷が割れて池に水没し死亡する事故がありました! 全国ニュースになりました。ここではワカサギは釣れませんが、興味本位に池に入った登山者が死亡のニュースが絶対にないとはいえません。ただし、死亡者1人では徳島県内のニュース、全国ニュースになるには4人以上の死亡者? 人数による基準があるみたい? ただし、絶対的な基準でなく政治的に左右される? 政治的に隠したい事象がある場合には、ローカルニュースに過ぎないつまらないことを、全国ニュースにしてワイワイと大騒ぎする (政治がそうさせる) 傾向があるよね! ま、そもそも新聞の紙面の幅は一定ですし、テレビの時間枠も固定的です。大きなニュースが出た日には小さなニュースはみなカットされます。これというニュースがない日には、つまらない、どうでもいいようなニュースが大きく取り上げられます! これっておかしくはねえか?

夫婦池

剣山の山頂は雲の中
剣山は標高が低いので山頂付近まで樹木があり、それも常緑の針葉樹が多くあまり雪山というふうに見えません。ま、それは積雪が少ないという理由もありますが、森林限界を突き抜ける高度があればなあと思います。山がちょっと低すぎます。台湾は九州島とほぼ同じ面積なのに4000m近い山がたくさんです。ならば、四国島にも3000mぐらいの山があっても不思議ではないんですが、残念であります。
剣山
剣山

こちらは塔丸(とうのまる)ですが、この山の南斜面でもクマの目撃情報があるようです。
塔丸

高知県の最高峰の三嶺 (さんれい・徳島側みうね) は雲に隠れて見えません。写真の中央の谷にそって険道439号 (通称よさく) を降りていったところに、有名な祖谷のかずら橋があります。
三嶺には雲がかかる

剣山登山口の見ノ越の様子
 標高は1400m であります。07時21分に到着。前回来たときと比べると雪はかなり減っています。
剣山登山口の見ノ越
剣山登山口の見ノ越
剣山登山口の見ノ越
剣山登山口の見ノ越
剣山登山口の見ノ越
剣山登山口の見ノ越

見ノ越トンネルです。7時40分ごろにワゴン車が2台きてバリケードを除けてトンネルの向こうに行こうとします。ここは冬季には通行止めのハズで不思議に思ったので聞いてみました。

「すんまへん、木屋平へ降りて行けるんですか?」
「わてらは仕事やけん」

なるほど、そういえばトンネルをでてしばらく行ったところで秋に崩壊場所の復旧工事やっていましたね。しかしまあ、こんな寒い積雪期も工事やってたんですかね。そういえば、先月来た時も通行跡がたくさんありましてわね。こんな厳寒地でも工事やるのは大変でご苦労様です。4月1日から通行止め解除になったら、感謝の気持ちで通らさせていただきます。ところで、北海道とか信州高冷地とか新潟など豪雪地でも冬に野外で工事やるんでしょうかね? 大変ですね。

見ノ越トンネル

08時に見ノ越で氷点下6度ぐらい
横着をして、車のドアミラーに温度計を吊り下げて測りました。結局、雪中を車で走り回ってスタック寸前でしたが、車から降りることはありませんでした。で、なんとも横着な測り方であります。いくらなんでも油を焚いて熱源でもある車体に密着して気温を測るのは問題です。何べんも申すとおり、気温の測定というのは簡単なようで非常に難しいものです。まず気象庁検定合格の温度計を用いる必要があります。高価で貧乏な下々の奴隷には買えません。測定場所・環境も大事で、この点は気象庁でさえアメダス観測所は問題が多いです。露場が狭すぎ、建物や道路や駐車場に隣接する観測所が多すぎる、樹木が覆いかぶさっているなど、問題だらけです。ということで、この氷点下6度というのは精確性はまったくなく、あくまでも目安です。問題はあっても大まかな目安にはなります。
気温は氷点下6度ぐらい

2017年3月9日08時のアメダス気温分布図です。図中に剣山見ノ越を記入してみました。標高1400mという高度があるから図のエリアではダントツに低いことがよくわかります。
2017年3月9日08時のアメダス気温分布

目安であっても高層図とピタリと一致する
次に、1時間のずれがありますが、850hPa面の高層天気図をチェック。高層天気図では地上天気図とはことなり、気圧の高低は850hPaとなる高度で表します。つまり、等圧線ではなく等高度線です。剣山あたりでは1400~1410mぐらいです。つまり見ノ越の標高がほぼ850hPa高度だということです。そして-6度線が瀬戸内海を横断しています。ようするに、目安でしかない氷点下6度という数字ですが、高層天気図とほぼ一致していて、立派に目安になっているということであります。
2017年3月9日09時の850hPa高層天気図
【訂正】 上図において、赤字で1460mとした等高度線は1440mの誤り、1420mとしたそれは1380mの誤りであります。等高度線は60m刻みであります。



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