雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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新年あけまして、おめでとう!
年賀状


●年が替わり2017年となりました。結局、迎春準備に追いまわされて年賀状を出せませんでした。だれが、こんな奇妙な風習を考案し、全国・全世代に遍くはやらせたのかとその犯人をうらめしく思いながらも、年賀状を出さないのはちょっとマズイかな? と思ったのですが、代替案としてブログに年賀状を掲げてお茶を濁すこととしました。(ま、誰も見ていないでしょうけど‥) 世話になった人が見ようが見まいがそれはどうでもよく、これで年賀状を出さねばならぬという責苦を塞ぎ、年賀状を出さなければどうなるのかな? という強迫観念から自由の身となりました。やれやれです。

●それにしても年賀状にはウソ偽りがあるわけです。大袈裟に申せば欺瞞です。ようするに、年内に 「明けましておめでとう」 なんてしたためるのは、おかしくねえか? 明けていないのに、明けましたと書くのはインチキです。誤魔化しです。本来は元旦の日に書くべきではないか? 社会が高齢化が進んでいるので、元旦に年賀状の差出人が死んでいるということも結構あるのではなか? 葬式が終り初七日の法要も済んで、この世にもういない幽霊から年賀状が届いたってな話もあるのではないか? 吾輩の上掲の写真だって12月31日の日の出です。元旦の写真じゃありません。写真入りの年賀状をこしらえる人も多いでしょうけど、それはみな過去の写真です。元旦の日の写真じゃありません。ま、そんなこと承知の上でおこなわれている風習なんでしょうね!




正月が明けたら、コクモンジの大調査をします!
(当エントリーの写真はすべて2016年12月31日に撮影)

コクモンジ (これは南淡路の地方名、標準和名はシマサルナシ) は年始ぐらいが樹の上で完熟して美味いものです。しかし、1月15日を過ぎると鳥が全部食べてしまいます。収穫適期はちょっとの間です。普通は早くから実を採集して 「追熟」 するのですが、これではほんまの味ではありません。このあいだO君 (おおくん) からもらったコクモンジは大粒のブドウみたいで格別に美味かったのですが、淡路島南部の谷にコクモンジはたくさん自生しています。で、捜せばもっと美味い実のなる樹があるかも? ということで徹底調査をしたいと思います。で、更に美味い実のなる樹がみつかったならば、挿し木あるいは接ぎ木でその樹の系統保存と、栽培化を試みます。

↓ これは洲本市畑田組の自生地のものです。高いところになっているので高枝挟でもとどきません。で、この個体の実の味は確認できませんでした。コクモンジの特徴の一つは果実の豊産性です。着果数が非常に多く、鈴なりになります。
これは洲本市畑田組の自生地のもの

↓ これは南あわじ市灘倉川の自生地です。コクモンジの見事な大群落がありますが、何故か、ここは果実がつかない雄株ばかりです。この自生地だけでも個体数はかなりあるようですが、いくらさがしても実がつく雌株が見つかりません。繁殖するための雌株がないのに大群落となっているのは不思議であります。なお、ここは低標高なのに深い谷となっています。
これは南あわじ市灘倉川の自生地
低標高ながら深い谷


太い蔓は亀甲状にひび割れる、この蔓を手掛かりに捜します。
コクモンジは樹木ではなく豪壮な蔓植物です。しかし蔓は木質化します。大きくなると根元はヒトの腕ぐらいの太さになりますが、亀甲状のひび割れが生じます。この様子は独特で、他の蔓植物と簡単に見分けられます。フジ、サカキカズラ、クズ、ボタンズル、ムベ、などなど木質化する蔓植物は沢山ありますが、それぞれに蔓は特徴があるのでよく観察しておくことです。というのは、自然林に近い二次林なので鬱蒼と茂っています。林床を歩いて根元の蔓を見て捜すからです。見つかったならば、樹上を見上げ樹に登って確認します。
太い蔓
太い蔓


天然のエノキタケがあったが、採集適期を逃した。
ホスト (宿主) はニレ科のエノキ (榎木) であります。エノキの樹に発生したエノキタケなので、正真正銘のエノキタケと言えましょう。エノキタケもヒラタケと同様に気温が低い時期に出るキノコですが、淡路島は瀬戸内式気候の支配下で冬は乾燥がいちじるしいので、エノキタケの発生は少ないです。エノキタケは天然品と栽培品が大きく異なるキノコでして、天然品を見てエノキタケだと気付く人は筋がね入りのキノコファンであります。以前15年ほど前に、吾輩が管理している民間係の公益法人の敷地内で、エノキやムクノキの切り株にエノキタケが大発生したことがあります。ちょうど、その法人の役員が集まっていたときだったので、みなに説明しました。

「これは天然のエノキタケよ! 味噌汁の実にしたら美味いよ!」
「おまはん、そんなもん喰ったら名前がかわるぞ!」 (中毒死して戒名に変わる意味)

とみなおじけづいて手を出しません。で、吾輩が独り占めして戴きました。それ以後は、吾輩は淡路島でエノキタケの大発生というのは見ていません。秋 ~ 冬にかけて毎年エノキタケを確認してはいますが、みな単発の少しだけしか出てきません。やはり、乾燥気候が影響しているのだと思われます。

これは天然のエノキタケ


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