雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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いくら神々しく見えても、手を合わせてはいけない
チンダル現象に願いをかけても、それは叶 (かな) わない!

●夜空に一瞬あらわれる流れ星に、その流れ星が消えないうちに願い事を3度となえたら、願い事が叶うなどと言われています。しょうもない話題と受け止めるならばともかくも、真顔で信じる人がいるのは困ったものです。流れ星に願をかければ願いがかなうという話の源流というか起源は何なのかよく知りませんが、中央アジアあたりの迷信が伝わった?? 流れ星には、地上のケシ粒みたいなヒトの願いをシカと聞く耳はありませんし、その願いを実現させてくれる能力はありません。流れ星はその起源は、そもそも定期的にやって来る彗星が残していった塵であったり、火星と木星との間の小惑星帯からもたらされた岩石の細かな破片であったりで、そんな塵アクタの微小なカケラには願いを実現させてくれる効力などあろうハズがありません。そんなことは申すまでもないことであります。論理的に説明がつく現象に対して、神秘性を見出したり、超常現象だと信ずる人が多いのは、たぶんこの国の教育の失敗ではないか? 

つまり、現象や物事の本質をじっくりと学ばさせるのではなく、実利実用のために役立たせるということに、教育の狙いがあるためではない? 水に 「ありがとう」 を言えば凍ったとき美しい結晶ができる、などという阿呆なことを校長先生までが真顔で信じ、学校の教育現場で教材として扱われたという信じがたいハナシが以前ありましたが、このハナシを仕掛けた業者のイカサマがばれ、日本物理学会が公式見解を発表して完全否定しましたわね! 少し古い話では何の根拠もない虚妄説のノストラダムスの大予言なるものが多くの人々に信じられたり、ネットでは 「地震兵器」 だの 「気象兵器」 ということが真顔で議論されるのを見るにつけ、吾輩は教育関係者でもないし理系でもありませんが、この国の教育 (特に理科教育) の失敗だと思います。

●さて、チンダル現象にむかって手を合わせて願いをかけても叶いません! そんなの、当たり前のハナシです。それから チンダル現象が何か良いことが起こる前兆 (吉兆) だなどということも絶対にありません! そんなの自明のハナシです。そんな馬鹿げた迷信を信じるのは阿呆というものです。そんな、説明も証明もするまでもなく自明なことなのに、信ずる人が意外に多いのは困ったものです。特に女性、とりわけ色々な占いにハマる若い女性には、この手の阿呆な迷信を信じる人が非常に多いようです。ただ、女性に迷信を信ずる人が多いのは理由がありそうな感じはします。男性は自分の運勢は自分で切り開かなければならないから、自助努力しかなく、そのハナシでカネが儲かるのか? 利権になるのか? というふうな観点から物事を考えがちです。いっぽう女性は嫁に行くことが多いから運勢は結婚する相手男性に依存します。つまり運勢は自分で切り開くというよりも出会った相手しだいという面が強いです。で、白馬に乗った王子様が現れないかな? なんて考えるから占いや迷信にはまる、という面がありそう‥。 男性で占いに凝るのは、よく観察すれば占いを信じているのではなく占いで金儲け (女性からカネをだまし取る) をしているだけ??


高越山で見られた見事なチンダル現象!

チンダル現象とは何ぞや?】 コロイド粒子により光線が散乱され、光の通路が輝いて見える現象。普通の分子もわずかに散乱するが、コロイド粒子に比べてずっと弱い。この現象は、1868年、イギリスのチンダル (1820~1893年) が発見し、彼は空が青色を示すことをこの現象から説明した。 → 啓林館の理科教科書の解説 から引用。 この現象を理解するのに平易な記事 → チンダル現象を用いた中学1年「光の進路」の演示実験

以下写真は全て2016年12月16日午後、徳島県高越山 (標高1133m) にて。

↓ 高越山の左手にチンダル現象が発生しています。吉野川沿いから、阿波富士と称され阿波修験道のメッカの秀麗な高越山を見上げた。
高越山の左手にチンダル現象

↓ 高越山登山車道の標高830m地点から高越山を望見しました。写真で一番右のピークに名刹の高越寺があります。ちょうど2年前の2014年12月はじめに徳島県西部で一昼夜で最大130センチ (井川スキー場) に達する大雪がありました。その時の高越山の積雪は推定で30―40センチのレベルであったろうと思われますが、高越山の住職さんの車がツツジ公園の少し先でスタック、携帯で救助依頼するも救助隊が現場に行くこともできず、40代の住職と80代の寺男が雪中を歩いて寺に向かおうとしたところ、1キロほど先の駐車場で斃れ不帰の客となりました。南国四国のたかだか1000mちょっとの山といえ、冬期はここは日本海側や雪山と同じだと認識すべき教訓を遺しました。
高越山登山車道の標高830m地点

↓ 淡路島方向 (東北東) を見ると吉野川上にチンダル現象が確認できますが、やや不明瞭です。
淡路島方向を見ると吉野川上にチンダル現象

↓ 夕日で生じた見事なチンダル現象です。西南西方向の、つるぎ町一宇の上空あたりに、べたーと覆う層積雲の切れ間 (スリット) ができていて、差し込む夕日で見事なチンダル現象が発生しています。まるで、キリスト教の宗教画で描かれる聖母マリアの後光みたいに見えます。たしかに神々しく見えるかもしれませんが、いくら手を合わせても願いは叶いません。なので、絶対に手を合わせてはいけないのです。ただのチンダル現象です。
夕日で生じたチンダル現象
高越山で見られた見事なチンダル現象
高越山で見られた見事なチンダル現象
高越山で見られた見事なチンダル現象




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