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雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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来年もシャクナゲのお花見に行きましょう!
来年2017年のシャクナゲ観察会(お花見)は、5月5日(雨天の場合は5月7日)

●大規模だったエルニーニョ (ペルー沖の海水温が上昇) が今年の夏までに終息して、今はラニーニャ (ペルー沖の海水温が平年値よりも低下) のフェーズに入っています。ラニーニャ現象が発生しているときの西日本の冬は、統計的に寒い冬であるというのが知られています。必ずそうなるというわけではないのですが、観測統計データでは平年値よりも気温が低いパーセンテージが大きいわけです。で、ここは常識的に西日本では冬から春先は寒い日が多いと予想するのが順当でありましょう。

● 一昨日の 12月12日にわが南あわじ市のアメダス南淡で氷点下0.4度を記録、今季はじめての氷点下です。氷点下を記録したからといって、何か “氷点下まつり” をするわけじゃないのですが、島の中では内陸部にあたるわが雑思庵の周囲の田畑でも顕著な降霜がありましたね! そろそろ収穫ができそうなキャベツが真っ白でしたわ! キャベツやホウレンソウは霜にあうと甘みが出て美味くなりますね! 今後は、比熱の大きい大量の海水にとりかこまれて冷えづらい淡路島にも寒い冬がやってきて、春先の低温が影響してシャクナゲの開花・満開は遅れがちではないか? と予想しています。 長年、淡路島に自生する里山の (低地の) ホンシャクナゲの開花を観察していますが、以前は満開のピークが4月終りごろだったのに、ここ10年ほどは完全に5月にづれ込んでいて、5月15日ぐらいだった年もあります。ほんまに温暖化しているのか? と疑える “反証” がいろいろとあるわけです。で、地球温暖化のハナシなんて政治がらみの利権じゃねえのかと吾輩は見ています。折しも、二酸化炭素地球温暖化妄説・温暖化危機妄説をうたがう強力な援軍が現れています! 空に架かる太陽です。



出典はこちらです 直近13年の太陽黒点数の推移ですが、黒点数が多いと太陽活動が活発、黒点数が少ないと太陽活動が低調とされ、11年とか12年の周期で (周期は延び縮みする) 太陽黒点の増減を繰り返しています。現在は太陽活動周期のサイクル24が終ろうとしているところです。いまひそやかに言われているのがサイクル25が無いのではないか? マウンダー極小期の再来があるんじゃないか? ということです。
太陽活動周期サイクル24はまもなく終りだ

いよいよ、スベンスマルク説の正しさを検証するときが来ましたわね!

どうなるのか分かりませんけど、まもなく温暖化利権者どもは年貢の納め時だ!


●日本では近世初めごろですが、マウンダー極小期には70年間ほど太陽黒点が現れない期間があって、その時に起こったのが小氷期であります。古くて新しい説、スベンスマルク説では、太陽活動が低調になると、地球の対流圏にまで宇宙線が進入してきて、宇宙線に含まれる荷電粒子が大気分子をイオン化して、それが関係して雲の凝結核となる粒子ができるのではないか? という仮説です。ようするに、これは霧箱効果ですわね! 雲の凝結核が増えて雲が多くなると気温がさがるということですが、日本では毎年の気温の変化はおおむね綺麗なサインカーブを描いて変化しますが、雲が多い梅雨時期はぺこんとグラフがいびつに凹んでいます。雲が多いと太陽放射が雲の上面で跳ね返され地上に太陽の熱が届きません。(気温が下がるというよりも) 気温を上げないということです。と同時に、上空を雲の布団で覆われたら、地表から宇宙空間へ熱を逃がす赤外放射も阻まれ、冷えないわけです。気温を下げない効果もあるハズ。では、どちらの効果が大きいのか、結局のところ地表が受け取る熱と逃がす熱との収支はどうなるのか? よう分かりませんけど、実際の気象観測データを見ると雲が多いと気温が下がるのは間違いなさそうです。


高城山のシャクナゲは、来年2017年も花は少なめか?
野生の花はときたま (10年に1回程度の頻度で) 物凄く見事に咲くことがあります。雲早山~高城山にかけて沢山シャクナゲがありますが、一昨年が樹冠を埋め尽くすほどの見事な開花でした。開花し結実するには相当なエネルギーが要るみたいで、だいぶん樹勢を消耗したのでしょうかね? 来年2017年も花はまだまだ少なめのような感じです。
高城山のシャクナゲ
高城山のシャクナゲ
高城山のシャクナゲ、2017年の蕾がやや少ない


淡路系統のシャクナゲは平地の暑い夏にもびくともしない!
シャクナゲの日本自生種は、どんな種類でもみな標高のある山に自生し、つねに霧 (雲) がかかるような空中湿度の高いところに自生しています。で、平地の暑くて乾燥する夏を嫌います。シャクナゲファンが丹精こめて栽培した銘木 (将来銘木になったかもしれない樹) が秋口に次々に枯れてしまいました! ところが、淡路島系統のシャクナゲはもともと低標高に自生しています。標高200m余りからあります。その一番標高が低い所のものから種子を採取、実生から気長に育てたものが下の写真です。タネから育てたので平地の環境に完全に順化しています。雑想庵は国道のアスファルトの照り返しの熱風が庭に吹いてきます。夏は庭木に温度計を吊り下げると35度~38度ぐらいになります。多治見や江川崎や熊谷ほどではないにしても暑いです。シャクナゲが一番嫌う西日も容赦なく照りつけます。原種のシャクナゲには厳しい環境ですが、写真の実生淡路系統のシャクナゲは逞しくびくともしません。わが淡路島のシャクナゲ (ホンシャクナゲ) は、平地の暑い夏に強いという特性から、園芸的な価値がすこぶる高いのではないか?

淡路島系統のシャクナゲ
淡路島系統のシャクナゲ




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