11月10日、剣山に冬の風物詩 “霧氷” を観察に行った。(その4)
写真ギャラリー 剣山山頂の “平家の馬場” の様子
↓ 青い屋根の建物は雲海荘で、現在は頂上ヒュッテの別館であります。むこうの山は矢筈山で標高1849m、吉野川の平野部にづっと近いのに僅か100m低いだけでついに開発されることはありませんでした。画面右の巨岩は宝蔵石ですが、地質的には層状チャートと呼ばれる岩石で、厚さ数センチ程度の板状の層が無数に積み重なっています。やや透明ガラス質のチャートと黒っぽい粘土層が交互に積み重なっています。

↓ 旧東祖谷山村の谷間のはるか向こうに、石鎚連山が見えています。

↓ 左の黒い建物は昨年7月竣工でしたか? あわエコトイレです。エコという言葉には欺瞞があって、世の中なんでもかんでもエコというのがはやりですけれども、エコロジーのエコだと言っているふりをして、じつはエコノミーのエコだという本音が見え隠れしています。エコで成長 (経済成長) 出来るんだ、なんて言うのを聞かされると、腹の中では金儲けを考えているだけなんです! よって、エコというのは、とても嫌らしい言葉なんであります。たぶん、ヒュッテの管理人さんがこのトイレの管理も請け負っているようです。 右の白っぽい建物は剣山測候所の跡です。かつてここで観測された極値は、最低気温記録は-23.5度、積雪記録は292センチ。

↓ あわエコトイレ付近から剣山の山頂方向 (真のピーク) を見ました。東から西方向です。ただし、標高差で20mほど高いだけです。


↓ 逆に、山頂ピーク付近からあわエコトイレ方向を見ました。ご覧の通り、山頂はなだらかな隆起準平原となっています。雪が積もったら、スキー板を担いできてスキーをするのによさそうな感じです。 なお、この平坦地は隆起準平原ではなく、周氷河地形だなどという説もありますがそれは違いましょう。剣山地は中心部の高度が高く周辺にいくほど低く、典型的な曲隆山地の性質を示しています。中心部にも周辺部にもあちこちに山頂部が平坦な山があるので、隆起準平原の名残と考えるほうが妥当です。

重畳(ちょうじょう)する四国アルプスの山々
↓遠景の山は矢筈山~落合峠~寒峰に続く峰々です。近景の雲がかかっている馬の背中のような山は塔丸 (とうのまる・1713m) であります。

↓ 南方向です。室戸岬の方向ですが、手前の山が邪魔するので室戸岬そのものは見えません。この方向は景色が見映えが良くないので、登山者も写真家もだれも写真に撮りません。

↓ 太平洋が見えています。

↓ 東方向。画面中央の高城山の上あたりに紀伊半島の山々が見えるときには見えるんですけれども、今日はぜんぜんダメなようです。

↓ 山頂の注連縄を通して西を眺めました。こうして見ると四国は山国であります。四国はよく “大きな離島” だと言われます。規模が大きい (わが淡路島の約30倍) だけで島は島です。ですが、剣山の山頂から四囲ぐるりと見渡すとやっぱり山国です。山だらけです! 空気が清澄ならば周囲の海、瀬戸内海も紀伊水道も土佐湾も見えるんですけれども、カスミで見えないことが多いから山しか見えません。

↓ 画面中央やや右の尖った山は三嶺です。高知県の最高峰ですが、高知県と徳島県の県境です。写真では分かりづらいのですが、画面左方向に、肉眼では太平洋 (土佐湾) が見えています。今日は足摺岬は見えません。(これはめったに見えない)

↓ はるかに石鎚山が見えています。

付録写真
↓ 今秋は気温が平年よりもかなり高く、紅葉の発色がさえませんでした。今年の紅葉はいいところがないままに終ってしまいました。もうブナやミズナラの原生林は冬枯れた状態になっています。

↓ まだまだキノコは出ます。ナメコやエノキタケなどは秋遅くに出てきます。で、捜しましたがありません。かわりにクリタケが出てきました。クリタケはコクのある良いダシが出るキノコで、すでに栽培化されているキノコです。ミズメの立ち枯れに出ていました。

↓ 並んでいる車は右から順に、愛媛、徳島、福岡、香川、香川、松本、神戸、愛媛、札幌、高知、京都、であります。写真に写っていないのですが更に左に7台あり、徳島、大阪、香川、香川、愛媛、香川、香川であります。地元徳島よりも香川が多いのは何でやろか?? それにしても、札幌、松本、福岡など随分と遠いところからようこそお越し下さいました。さすがに剣山は日本百名山のひとつですわね!

↓ 帰りに、標高1420m地点にウリハダカエデの紅葉がありました。つい先日に淡路島でウリハダカエデの紅葉を観察しましたが、標高差が非常に大きいのにウリハダカエデに関しては紅葉時期にそう違いがないのでしょうかね? 不思議な感じがします。

写真ギャラリー 剣山山頂の “平家の馬場” の様子
↓ 青い屋根の建物は雲海荘で、現在は頂上ヒュッテの別館であります。むこうの山は矢筈山で標高1849m、吉野川の平野部にづっと近いのに僅か100m低いだけでついに開発されることはありませんでした。画面右の巨岩は宝蔵石ですが、地質的には層状チャートと呼ばれる岩石で、厚さ数センチ程度の板状の層が無数に積み重なっています。やや透明ガラス質のチャートと黒っぽい粘土層が交互に積み重なっています。

↓ 旧東祖谷山村の谷間のはるか向こうに、石鎚連山が見えています。

↓ 左の黒い建物は昨年7月竣工でしたか? あわエコトイレです。エコという言葉には欺瞞があって、世の中なんでもかんでもエコというのがはやりですけれども、エコロジーのエコだと言っているふりをして、じつはエコノミーのエコだという本音が見え隠れしています。エコで成長 (経済成長) 出来るんだ、なんて言うのを聞かされると、腹の中では金儲けを考えているだけなんです! よって、エコというのは、とても嫌らしい言葉なんであります。たぶん、ヒュッテの管理人さんがこのトイレの管理も請け負っているようです。 右の白っぽい建物は剣山測候所の跡です。かつてここで観測された極値は、最低気温記録は-23.5度、積雪記録は292センチ。

↓ あわエコトイレ付近から剣山の山頂方向 (真のピーク) を見ました。東から西方向です。ただし、標高差で20mほど高いだけです。


↓ 逆に、山頂ピーク付近からあわエコトイレ方向を見ました。ご覧の通り、山頂はなだらかな隆起準平原となっています。雪が積もったら、スキー板を担いできてスキーをするのによさそうな感じです。 なお、この平坦地は隆起準平原ではなく、周氷河地形だなどという説もありますがそれは違いましょう。剣山地は中心部の高度が高く周辺にいくほど低く、典型的な曲隆山地の性質を示しています。中心部にも周辺部にもあちこちに山頂部が平坦な山があるので、隆起準平原の名残と考えるほうが妥当です。

重畳(ちょうじょう)する四国アルプスの山々
↓遠景の山は矢筈山~落合峠~寒峰に続く峰々です。近景の雲がかかっている馬の背中のような山は塔丸 (とうのまる・1713m) であります。

↓ 南方向です。室戸岬の方向ですが、手前の山が邪魔するので室戸岬そのものは見えません。この方向は景色が見映えが良くないので、登山者も写真家もだれも写真に撮りません。

↓ 太平洋が見えています。

↓ 東方向。画面中央の高城山の上あたりに紀伊半島の山々が見えるときには見えるんですけれども、今日はぜんぜんダメなようです。

↓ 山頂の注連縄を通して西を眺めました。こうして見ると四国は山国であります。四国はよく “大きな離島” だと言われます。規模が大きい (わが淡路島の約30倍) だけで島は島です。ですが、剣山の山頂から四囲ぐるりと見渡すとやっぱり山国です。山だらけです! 空気が清澄ならば周囲の海、瀬戸内海も紀伊水道も土佐湾も見えるんですけれども、カスミで見えないことが多いから山しか見えません。

↓ 画面中央やや右の尖った山は三嶺です。高知県の最高峰ですが、高知県と徳島県の県境です。写真では分かりづらいのですが、画面左方向に、肉眼では太平洋 (土佐湾) が見えています。今日は足摺岬は見えません。(これはめったに見えない)

↓ はるかに石鎚山が見えています。

付録写真
↓ 今秋は気温が平年よりもかなり高く、紅葉の発色がさえませんでした。今年の紅葉はいいところがないままに終ってしまいました。もうブナやミズナラの原生林は冬枯れた状態になっています。

↓ まだまだキノコは出ます。ナメコやエノキタケなどは秋遅くに出てきます。で、捜しましたがありません。かわりにクリタケが出てきました。クリタケはコクのある良いダシが出るキノコで、すでに栽培化されているキノコです。ミズメの立ち枯れに出ていました。

↓ 並んでいる車は右から順に、愛媛、徳島、福岡、香川、香川、松本、神戸、愛媛、札幌、高知、京都、であります。写真に写っていないのですが更に左に7台あり、徳島、大阪、香川、香川、愛媛、香川、香川であります。地元徳島よりも香川が多いのは何でやろか?? それにしても、札幌、松本、福岡など随分と遠いところからようこそお越し下さいました。さすがに剣山は日本百名山のひとつですわね!

↓ 帰りに、標高1420m地点にウリハダカエデの紅葉がありました。つい先日に淡路島でウリハダカエデの紅葉を観察しましたが、標高差が非常に大きいのにウリハダカエデに関しては紅葉時期にそう違いがないのでしょうかね? 不思議な感じがします。

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