雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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地表付近の濃密なかすみが雲海のよう
南あわじ毎週登山第2回目、2016年10月18日(火曜日)


↓ 南あわじ毎週登山第2回目ということになりました。前回 (10月12日) 同様に、諭鶴羽ダムを出発点として諭鶴羽山裏参道を登ります。15時57分出発。出発点の標高はおよそ180mです。
諭鶴羽山の登山口

↓ 16時05分、神倉 (かんのくら) に着いた。ここで標高はおよそ270m。
神倉(かんのくら)

↓ 登る道すがら晩飯のおかずが見つかりました。ヒラタケですが、どちらかと言えばウスヒラタケであります。カクレミノという樹種の風倒木に出ていました。晩秋 (初冬) に発生するヒラタケは傘が大きく肉厚でボリューム感たっぷりですが、気温が高い時期に出るヒラタケはウスヒラタケと称されるもので、傘が小さく肉薄で華奢な感じです。このウスヒラタケは濃いダシの味噌汁の実によく合います。
晩飯のおかず
晩飯のおかず

↓ 16時20分です。標高370mの分岐点に来ました。天理教の道というのは戦後いつだったか忘れましたが、天理教の信者が切り開いた登山道です。しかし現在では登山道は崩れブッシュが覆いかぶさり通行困難です。国土地理院地形図ではこの天理教の道がまだ生きていますが、行かないように。廃道になっています。ここは環境省のこしらえた近畿自然歩道をまいります。実測され正確な国土地理院地形図において、一番不正確な点は 「道路」 であります。新しい道が出来るとともに廃道にもなります。で、修正が追いつかないのだろうと思います。また、道路情報が捉えきれない面もあるのかもしれません。
登山道途中の分岐点

↓ 標高470mぐらいの地点です。城壁の上を歩くような不思議な地形になっています。登山道の両側が崖とまではいかないものの数mの高さの急斜面です。急斜面の続きはゆるくなっています。自然にこんな地形が出来るんだろうか?? てな感じであります。さりとて人工地形とも思われないし、不思議です。
城壁の上を歩く感じ

この山域は、日本紅斑熱リケッチア汚染地帯です。
↓ いわゆるイノシシの沼田場 (ぬたば) であります。わかりやすく申せばイノシシのお風呂であります。英語ではズバり Mud bath (マッド・バス) と申します。このマッド・バスでイノシシ君が転げまわって、体に付着したダニやら寄生虫を除去するのでありましょうが、そういう光景を何回も見ています。

この淡路島南部の山岳地帯はイノシシやシカの棲息密度は兵庫県有数で、ということは全国でも有数で、ハンターらの話を聞いたら特にシカは物凄いダニが寄生しているそうです。で、この地域はダニが媒介する 日本紅斑熱 の病原体汚染地域です。リンクの国立感染症研究所の解説資料で、日本紅斑熱の発生地域で兵庫県 (淡路島) などと明記されています。入山後数日して赤い発疹が出て、しかし発疹がかゆくないというときは日本紅班熱の感染の疑いが濃厚のようです。早期に感染をつきとめたら特効薬はあるみたいです。たしか、県立淡路病院での死亡例は2人でしたか?

イノシシのお風呂?
ヌタ場の周辺にはとくにダニが多いかも? 近づかないほうが無難かも? それから、ダニは草や木の葉の裏にひそんでいて、動物が通るのを待ち伏せているとも言われています。不用意な藪こぎ等は避けたほうがいいかも? でもまあ、そんなに神経質にならなくてもいいかもしれません。この山域は吾輩のホームグラウンドで子供のときから駆けづり回っておりますが、まだ生きております! でもまあ、ダニにやられて腫れ上がって医者に走ったことは5回ほどありますけど‥。
日本紅斑熱感染症の発生分布
リンク先から図を1枚借用します。発生数の多い県は兵庫県・高知県・島根県ですが、兵庫県というのは実は淡路島です。ということは、小さな淡路島が日本一の日本紅斑熱の汚染地帯ということなのでしょうかね? 気をつけましょう!


↓ ウリハダカエデの紅葉が前回よりも進んでいます。逆光でみるとかなり紅葉らしくなってきました。
ウリハダカエデの紅葉
ウリハダカエデの紅葉

↓ 16時46分、山頂に到着です。標高は608m。所要時間は49分ですが、ヒラタケを見つけて5分か6分ロスしています。実質は43分か44分というところです。
山頂に到着!


2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望。濃密なカスミがまるで雲海みたい。
↓ 東の方向です。「友ヶ島」 というのは淡路島と紀伊半島の間にある島ですが、「沖ノ島」 と 「地ノ島」 という2個ある島の総称であります。たぶん、付属の小島の神島・虎島も含むのだろうと思います。つまり、友ヶ島というのは単独の島ではなく、友ヶ島諸島と言うべきなのです。
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
↓ 北の方向です。淡路島北部の山が望見されます。写真では分かりませんけど、目をこらすと、神戸市の背山の六甲山がかすかに見えています。
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
↓ 西の方向です。鳴門大橋方面。
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
↓ 北西の方向です。小豆島方面。地表付近のカスミが濃密で、まるで雲海みたいにみえます。低山の里山なのに、高い山みたいな雰囲気が醸し出されています。剣山から見る矢筈山みたいに見えます。
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
↓ 「ばばたれ」 というのは我が淡路島や大阪など関西地方の方言であります。他地方の方には意味がわからないかもしれません。ようするに、「クソったれ」 ということであります。相手を、あるいは話題の対象物を罵倒する表現であります。ところで、新潟県の有権者の原発否定の素敵な判断に感謝したいと思いますが、脱原発にはエコエネルギーが不可欠と洗脳されている人が多いのは残念です。「原子力」 が 「ばばたれ」 であることはもはや誰の目にも疑いようがありませんが、じつは、自然エネルギーもよく見れば 「ばばたれ」 であることを見抜いてほしいものです。
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望


暗くなってきました。
17時30分です。急激に暗くなってきました。麓の平野部にホタルのように明かりが点灯しはじめました。知らない山だったらこんな遅い時間まで居るのは危険ですが、ここは自分の家の庭みたいなところであります。強力なライト持参で、ぼちぼち下山します。
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望




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