雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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淡路島の洲本が全国ランキング10傑に喰い込む! (その1)
「1時間降水量の日最大値」 で、なんと我が淡路島の洲本が全国第4位に!

●今回の台風16号でけっこう降りました。それにしても、降らんときには2か月近くも全然降らんので旱魃寸前になるのに、降るとなると洪水寸前です。いっぺんに200ミリ降るのを、30ミリに一週間毎に7回に分けて分散して降ってくれればありがたいわけですが、なんとも天は底意地の悪い降り方をするものです。以下に、気象庁のホームページから4枚の図表を借用します。

↓ 台風16号は20日昼ごろ淡路島の南100キロを東進しました。発表される台風の気圧解析値はあくまでも推定値なのであります。気象台や旧測候所の真上を台風の中心が通過したさいに、真の値が観測されますよね! 今回は宮崎県油津と高知県室戸岬の真上を台風が通過しました。で、観測データをチェックしました。 宮崎県油津で、20日02時40分に959.9hPa を観測。 高知県室戸岬で、20日11時00分に、970.8hPa を観測しています。(なお、1分ごとの値では僅かに下がるでしょうが一般には公開されていません) では、台風16号が鹿児島県大隅半島先端の佐多岬に上陸したさいに、台風の中心気圧はいかほどだったか? 真の値は不明です。最寄りの気象官署の旧枕崎測候所で19日23時40分に967.6hPaを観測していますが、台風はその数十キロ南を通っています。台風の上陸地点に気圧の観測所が存在していない以上、上陸時の台風の真の中心気圧は不明ですよね! ドボラック法での上陸直前の中心気圧推定は945hPaとなっていましたが、当っていただろうか? べつに当っていないと主張しているのではなく、推定値と実測値は別物ではないのか? 台風のランキング等で推定値と実測値とが混在してランキングされていますが、注意が要ると思います。
台風は20日13時ごろ紀伊水道入り口を東進

↓ 今回の台風は台風+秋雨前線効果とでもいいましょうか? 台風の北側で大雨となりました。降水強度50ミリ/hの猛烈な雨のエリアに淡路島南部も入ってしまいました。台風16号は西日本南岸に沿って東進する間に、急速に温帯低気圧の性質を強めていったことから思うに、秋雨前線の北側に秋の冷涼乾燥北東気流が吹きこんでいました。その冷涼空気の上に、太平洋高気圧の縁辺をめぐる南西暖湿気流が滑り上がって、あるいは温度の異なる気流が衝突・収束して、積乱雲を猛烈に発達させたというイメージでしょうかね? レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻):近畿地方 から画像を取得。
台風の北側で降水が多かった

↓ 12時までの1時間に、洲本で71.5ミリの降水です。 出典は→ 気象庁サイト アメダス:近畿地方
12時までの1時間に、洲本で71.5ミリの降水

↓ 「1時間降水量の日最大値」 の全国ランキングです。上掲のアメダス降水分布図で、洲本が71.5ミリで、全国ランキングでは95.0ミリとなっていて数字が違うではないか! と思う人もおりましょうが、1時間降水量を1時間ごとの毎正時にデータをとるか、任意の1分ごとにそれ以前の1時間のデータをとるかの違いです。今日・昨日の全国観測値ランキング
なんと全国ランキング上位にわが淡路島が登場

●ただし、降水強度が一時的に全国ランキングに登場するほどの激しい雨であったというだけで、やはりそこは瀬戸内地方は少雨地帯です。総降水量では少なかったです。国土交通省 川の防災情報 の観測データによると、淡路島南部における19日17時~20日16時の間の24時間雨量は、概ね150~200ミリという程度でした。総降水量では全国ランキングに遠く及びません。淡路島南部の各地の降水量は次の通り。 【洲本市】 都志130ミリ、洲本207ミリ、洲本特別地域気象観測所197、由良町96、相川172、【南あわじ市】 沼島175、諭鶴羽山183、土生168、分水堰198、大日ダム164、牛内ダム217、諭鶴羽ダム162、成相ダム175、北富士ダム214、榎列198、掃守162、福良134、アメダス南淡170ミリ。


わが南あわじ市でも、河川の後背湿地で冠水被害が観察されました。
南あわじ市でも河川の後背湿地で冠水被害あり



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